活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【6月28日】

2017-06-28 | 新書

越境の古代史を読んでいると、日本のことだけではなく朝鮮史も連動する形です。飛鳥、奈良時代の朝鮮は高句麗、新羅、百済の三国鼎立の時代です。新羅がいったん半島を治めたかになりましたが、高麗が半島を統一します。そして李氏朝鮮を経て近代になるのですが、高麗の歴史というのが意外と盲点になっているそうです。そう思った人がいて自分で高麗史を研究した新書が、本当に悲惨な朝鮮史というもので、タイトルは刺激的ですが、現代の韓国の日本的には受け入れられない言動も高麗史まで遡ると理解できるというのです。日本が李氏朝鮮の鎖国政策をこじ開けたころ、朝鮮は王朝と両班と庶民の3段階の階級があって、両班による庶民の搾取、身分差は当時挑戦を訪れたヨーロッパ人の記録にも残っています(有名なのがイザベラバードのもの)。越境の古代史につづいて、新羅以降の朝鮮を知るということと、李氏朝鮮のそういう社会文化ももとをただせば高麗であるという著者の主張を読んでいます。

「越境の古代史」田中史生 角川ソフィア文庫

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