ハリソン君の素晴らしいBLOG

素晴らしい日本人=波里尊(はりそん)君が、新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

『たけしのこれがホントのニッポン芸能史』

2017-06-21 14:18:03 | 素晴らしいエンタメ全般





先日、NHKのBSプレミアムで放映された番組です。

ビートたけしさん、所ジョージさんが司会を務め、戦後日本を彩ったお笑い、芸能の歴史を紐解き、毎回1つのジャンルを掘り下げ、それにまつわる様々なエピソードを紹介しつつ検証するという、2015年から不定期に放映されてる90分番組。

「漫才」「落語」「ものまね」等のお笑いジャンルから始まり「紅白歌合戦」や「時代劇」等を経て、今回の第10弾でいよいよ「刑事ドラマ」を採り上げてくれたワケです。

刑事ドラマ研究はこのブログの最重要テーマでもありますから、これは永久保存版になるかと期待してたのですが……

ぜんぜん大したこと無かったですねw 土台90分で語りきれるような浅い歴史じゃないし、刑事ドラマ自体が様々なジャンルに枝分かれする宇宙みたいなもんで………

たけしさんが主演した『刑事ヨロシク』は例外として、基本的に誰もが知ってるメジャー番組しか採り上げないもんで、私みたいなマニアからすれば常識以前のネタばかり。

メインゲストが小林稔侍さんだったこともあり、掘り下げる番組がやたら東映系に偏ってたのも不満です。稔侍さんのコメントがまた、個人的な話ばっかでつまんない事この上ないw 小林稔侍を掘り下げる番組じゃないんだから。

たけしさんは漫才でよく『太陽にほえろ!』をネタにされてましたから、意外と好きなのかな?と思ってたのに、愛着は全く無さそうでした。思えば、たけしさんも所さんも私よりずっと上の世代ですから、『キイハンター』あたり迄しかちゃんと観ておられないんですね。

それは仕方ないとしても、だったら刑事ドラマ黄金時代にどっぷりハマった人を呼べばいいのに、残りのゲストは平成生まれの岡田結実ちゃんと、元刑事のジャーナリストを名乗るオジサンだけですからね。

このオジサン、ドラマで描かれる刑事と現実の刑事との違いを指摘する書籍で金儲けしてる人で、今回も「現実はこうだ」みたいな講釈をドヤ顔で垂れておられたけど、私に言わせれば現実の刑事の実情なんか知ったこっちゃない。

リアルであろうが無かろうが、そんなのどーでもいいんですよ! 大事なのは、ドラマとして面白いか面白くないか、それだけなんです。

リアルになればなるほど刑事ドラマがつまらなくなってる、その事実を指摘してこそジャーナリストなんじゃないですか? 現実との違いをあげつらうだけなら「2ちゃんねる」で勝手にやってくれと言いたいです。

要するに、刑事ドラマに思い入れを持つ人が誰も出てないワケです。それじゃこういう番組は面白くならないですよ。

例えば柳沢慎吾さんみたいにディープなファンが1人でもいてくれたら、番組から伝わる熱量が全然違ってた筈です。観る側が刑事ドラマファンであろうが無かろうが、研究対象への「愛」が伝われば心は動きますから。

なのに、刑事ドラマをろくに知らない女の子と、斜めに見てバカにしてるオジサン達しか出てこないんだからw、そりゃ面白い番組には到底なりません。

採り上げる番組が東映系に偏ったのは、これが「石原裕次郎没後30年記念特集」の一環であり、そのメイン番組であるドキュメンタリー『裕次郎は死なない』でたっぷり『太陽にほえろ!(東宝)』や『西部警察(石原プロ)』が紹介されてるから、バランスをとっての事かも知れません。

(もちろん東映『キイハンター』でスターになられた野際陽子さんの訃報は全くの偶然。『やすらぎの郷』に現在進行形で出ておられるだけに驚きました。合掌)

それでも、TVドラマの音楽シーンを劇的に変えたパイオニアとして『太陽にほえろ!』を採り上げ、井上堯之さんにインタビューを敢行してくれた事には感謝します。作曲者の大野克夫さんは文字媒体で幾度も『太陽』を語っておられるけど、バンドマスターだった井上さんのコメントはなかなか聞けないですから。

そんなこんなで、不満点は多々あるんだけど、刑事ドラマの歴史検証をこうして番組にしてくれたのは、やっぱ嬉しいことです。今度は是非とも、本物のマニアを集めて「愛」のある番組を創って下さい!
 
 
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