ハリソン君の素晴らしいBLOG

素晴らしい日本人=波里尊(はりそん)君が、新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

『太陽にほえろ!』名場面集42

2017-05-19 00:06:19 | 素晴らしい刑事ドラマ









第46話『黒幕は誰だ』より。

いきなり時代が遡っちゃいますが、『太陽にほえろ!』初期、藤 竜也さんのゲスト回です。ボス=石原裕次郎さんとのテレビにおける初共演作でもあります。

街に出回る麻薬を根絶させるべく、ボスは過去に何度も逮捕した事のある裏社会の男=三浦(藤さん)と取引し、弟の密売容疑を見逃す替わりに手を組み、麻薬組織の黒幕を引きずり出そうと持ちかけます。

大量の麻薬を買い占める組織の黒幕は、三浦にとっても煙たい存在。利害関係が一致した二人は、日活無国籍アクションの世界へと還って行きます。

三浦のスケ=洋子(奈美悦子)をマンションの自室に連れ込み、窓際に立たせてセクシーな姿をわざと見せつけるボスの奇行に、捜査一係の部下たちは戸惑います。

もしかしてボスの目的は、捜査とは別の所にあるのか? 三浦の美しい恋人を見て、身体の一部がHOT! HOT!!になっちゃったのか?

洋子は、三浦が組織に消される前に彼を逮捕して欲しいと懇願しますが、ボスは拒否します。

「俺はだんだん本気になって来た。三浦と組んでこの世界でのし上がるのも、悪くないと思ってな」

「……あなたがそんな人だとは思わなかった」

「もし三浦が死んだら後は俺が引き継ぐ。良かったらアンタもね」

部屋に盗聴機を仕掛けたマカロニ(萩原健一)たちは卒倒しますw やっぱりボスの目的は、ただのチョメチョメ!?

勿論そんなワケがなく、ボスは味方をも欺く巧みな作戦で見事、黒幕を引きずり出すことに成功します。が、激しい銃撃戦の末に洋子が、そして彼女を守ろうとした三浦も弾丸を浴び、命を落とします。

死の間際、三浦は自ら両手を差し出し、ボスに手錠を掛けさせ、こう言いました。

「俺はいつも、アンタに捕まったな……煙草くれないのか? いつもくれたぜ……手錠掛けてからさ」

で、ボスが煙草をくわえさせ、マッチで火を点ける寸前に三浦が息絶える。石原裕次郎と藤竜也だからこそ絵になる、切なくもハードボイルドな世界。

生き残った組織の手下に2発の弾丸を浴びせ、気がつけばボス以外のゲスト全員が死体となって道に転がる、『太陽にほえろ!』史上でも屈指であろう壮絶なラストシーン。

脚本はもちろん、熱烈な裕次郎ファンを公言する残酷大将=鎌田敏夫さん。藤さんがゲストであることを前提に、日活アクションの世界を意図的に『太陽』で再現されたんだそうです。
 
ジャンル:
モブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 『野獣を消せ』 | トップ | 『太陽にほえろ!』名場面集43 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。