ハリソン君の素晴らしいBLOG

素晴らしい日本人=波里尊(はりそん)君が、新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

『ラ・ラ・ランド』

2017-05-05 15:25:18 | 素晴らしい外国映画






久々にハシゴして観た映画のもう1本は、デイミアン・チャゼル監督、ライアン・ゴズリング&エマ・ストーン主演による『ラ・ラ・ランド』、ミュージカル映画です。

既にご覧になったgonbeさんがブログで「これは絶対に映画館で観るべし!」と強く推されており、それが無ければ観なかっただろうとは思いますが、ミュージカル映画に抵抗があったワケでもありません。

子供の頃にテレビで観た『サウンド・オブ・ミュージック』は大いに楽しんだ記憶があるし、近作だと『シカゴ』は映画館で観て「これは劇場で観ればこそ素晴らしい!」って、やっぱり思ったもんです。

ミュージカル映画は何しろ、究極のアクション映画ですからね。普通ならただ突っ立って会話するだけのシーンでも、カンフー映画並みの運動量で表現するのがミュージカルです。

『相棒』だって『緊急取調室』だって、歌って踊ればアクションドラマですw 水谷豊さんもそろそろ、ただ突っ立って台詞を言うだけの芝居に飽き飽きされてるだろうし、天海祐希さんに至っては元タカラジェンヌですからね。取り調べ中も踊りたくてウズウズされてる筈ですw 謎解きドラマはもう、全部ミュージカルにしちゃえばいい。You、しちゃいなよ!

そしたら『貴族探偵』だって何だって、みんな面白がって観ますよマジで。それくらい思い切った事しないと、テレビドラマは遠からず滅びます。

いきなり歌って踊りだす不自然さに「ありえねー」って、引いちゃう気持ちも解らなくはないけど、あれは登場人物の心象風景を形にしてるワケであって、言わば妄想シーンです。ミュージカルが好きな観客は、そこんとこの切り替えが自然に出来る人。ある意味、映画なんてしょせん作り物であることを前提に楽しんでるワケです。

当然ながら、創り手側の業界に身を置いた経験のある私には、ミュージカル映画に対する抵抗感はありません。だから今回も大いに楽しめました。

特に、冒頭の高速道路における一大パノラマには感動しました。まさにアクションスペクタクル映画のクライマックスに匹敵するスケールとド迫力で、一気に非日常の世界へと引きずり込まれます。

夢を追う人たちが集う街=ハリウッドで、そろそろ夢を追うことに疲れてきた男と女が出逢い、互いを励まし、愛し合い、それぞれの夢のために別れていく。

数年後に偶然再会し、二人が別れずに添い遂げるパターンの人生を妄想するシーンに、私は泣きました。『ラ・ラ・ランド(夢心地)』ってタイトルを象徴する場面ですよね。

監督さんは「あれはただの夢じゃない」ってコメントされてるけど、どういう意味なんでしょう? ちょっとした選択の違いでどう変わるか分からない、人生のファジーさを表現されたんでしょうか。

少なくとも、二人が出逢わなければ、それぞれの夢は叶わなかった筈で、出逢いと別れには必ず何かしらの意味がある。自分自身の人生と、夢、様々な人との出逢い、別れについて、思いを馳せずにはいられません。

これは単なるラブストーリーじゃないし、イケイケのサクセスストーリーとも違う。あえて言うなら人生讃歌で、苦しいことも切ないことも含めて、生きるってやっぱり素晴らしい!と思わせてくれる映画です。

だから、登場人物が歌って踊るのは、ちっとも不自然じゃない。水谷豊さんや天海祐希さんが取り調べ中にいきなり歌いだしたら、確かに「なんでそこで歌うねん!」ってなるけどw、『ラ・ラ・ランド』は歌うべくして歌い、踊るべくして踊る。

いやぁ~ミュージカルって、本当にいいもんですね!って、思わせてくれること請け合いです。
 
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2 コメント

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 (gonbe5515)
2017-05-05 21:05:58
ご覧になりましたか、映画館で!
まだやってるとこがあるんですね!

もう一度見たい・・私はまだいまだにそう思っています。

レンタルBDが出ても、借りないような気がするんです。この映画に限らず、映画というものはおしなべて映画館で見るものですよね。>時間とお金の都合さえつけば
>gonbeさん (ハリソン君)
2017-05-06 09:34:09
映画館で上映されることを前提に映像や音響が設計されてますから、映画は映画館で観るのが当たり前……ではあるんだけど、入場料は高いし、田舎に住んでるとなかなか……

今回は、公開初日の『ラストコップ劇場版』という選択肢もあったワケですが「テレビ放映の時に観ればいいや」と思ってしまいましたw そういう映画が増えて来てるのも事実なんですよねぇ……

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