ハリソン君の素晴らしいBLOG

素晴らしい日本人=波里尊(はりそん)君が、新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

『野獣を消せ』

2017-05-18 00:00:36 | 素晴らしい日本映画









1969年公開の日活映画です。監督=長谷部安春、脚本=永原秀一&中西隆三。

そして本作の見所は何と言っても、渡 哲也 vs 藤 竜也という二大アクションスターの激突。刑事ドラマフェチには堪らないカードです。

「プロハンター」の渡さんがアラスカから帰国したら、最愛の妹が廻姦された上に殺されてたから驚いた!

で、町で藤さん率いるチンピラグループに襲われてる家出娘を助けたら、そのチンピラどもこそが妹を殺した犯人だったからまた驚いた!

そして復讐の鬼と化した渡さんが、猟銃でチンピラどもを一人残らずハントして行くというストーリー。

本来なら私好みのプロットなんだけど、この時代におけるプログラムピクチャーの特徴なのか、登場人物が一人残らずアホばっかりなもんで、どうにも感情移入しづらいです。

四六時中つるんで遊び呆けるチンピラどもは言うに及ばず、ヒロインの家出娘も軽薄なワガママ女にしか見えず、そんな女に振り回される主人公までアホに見えて来ちゃいます。

無軌道とかアウトローとか言えば聞こえは良いけど、私から見ればどいつもこいつも甘ったれのクソガキでしかなく、全く魅力を感じません。

やられ役のチンピラどもはそれで良いとしても、主人公までアホに見えちゃったら、せっかくの復讐劇にカタルシスが伴わない。

アンチヒーローと、ただのアホを取り違えてるようにしか私には見えません。そういうのが当時は格好良く見えたのかなぁ……?

そんなワケで、私としてはイマイチ乗れない内容だったけど、若き日の哲也vs竜也の対決はやっぱり、一見の価値があると思います。(武田鉄矢vs藤原竜也ではありませんw)

ヒロインの家出娘を演じたのは、藤本三重子さん。本業は歌手みたいだけど、果敢にヌードと濡れ場を演じておられます。

主人公とベッドインする場面もあり、渡さんのレアなラブシーンが見られる!のかと思いきや、セックスを始めた途端に渡さんが透明人間化し、ヒロインの独り芝居になっちゃったから驚いたw 逃げたな渡さん!w

しかし、正直いまいち華が感じられない藤本さんより、藤竜也さんのビッチなスケを演じる集 三枝子(つどい みえこ)さんの方が遥かにセクシーで魅力的です。もっと脱いで欲しかった!(黒髪が藤本さんで、茶髪が集さん)

ほか、川地民夫、尾藤イサオ、山野俊也、ジョー山中etc…といったキャスト陣。

悪口が先行しちゃいましたが、米軍横田基地の町=福生の荒廃した雰囲気、マカロニウエスタンさながらのハードな銃撃戦、脚がちぎれ、腸が飛び散る残酷描写など、B級アクション映画としての見所は多いです。

私は悪役にいっさい肩入れしないタチですが、本作に限っては本能剥き出しの野獣=藤さんの方が、終始カッコつけすぎの渡さんより格好良く感じました。

倉本 聰さんの昼ドラ『やすらぎの郷』でもご活躍中の藤竜也さん。やっぱ渋いです。
 
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