神奈川密着!!地域密着型ブログ・ほしぞらの観える街

神奈川のニュースから社会問題、教育、スポーツ、話題等いろろと取り上げていきたいと思います。現在不定期更新中!

秦野市立南中学校で、全校生徒が参加した「いじめ防止集会」が開かれる!!

2010年01月10日 00時00分00秒 | 神奈川の教育・学校等の取り組み

昨日1月9日(土)の神奈川新聞地域面《県西面に掲載!!》から
『カナロコ・いじめ防止へ全校生徒が真剣に話し合い、
中学校で集会/秦野』

という気になる記事からです。
記事に関する詳細は、上記のリンク先の参照をお願いします。

全校一体でいじめ防止活動に取り組んでいる
秦野市緑町の秦野市立南中学校で、全校生徒が
参加した『いじめ防止集会』が開かれ、いじめに
ついて生徒が真剣に話し合った
ということです。

残念で寂しいことに、いつの時代でも一向に減らないと
いわれているのが『いじめ』ですが、秦野市立南中学校では、
3年前から全校一体でこのいじめの防止活動に取り組んできて、
『いじめを感じる』と答える生徒が激減しているというのは、
しっかりと取り組みの成果が現れているということだと思いますし、
2007年度に掲げたいじめを『しない、させない、
見過ごさない』の3原則
も生徒に浸透しているということでしょうね。
こうやって集会などを通じて、いろいろ正直な気持ちをしっかりと
ぶつけ合っているというのも大きいのかもしれませんね。この
秦野市立南中学校の取り組みは、他の学校のいじめ防止の取り組みに
大いに参考になると思います。ただこの一方で、昨年2009年12月30日(水)に
『横須賀市立小中学校の児童・生徒による暴力行為が
増加傾向に・・・。』

として取り上げたように、横須賀市立の小学校、中学校の
児童・生徒による暴力行為が増加傾向にあり、
また先の文部科学省の2008年度調査で神奈川県内の
小学校、中学校、高校での暴力行為件数が、
4年連続で全国ワーストになっている
という深刻な調査結果が
出ているので、これはいじめにつながる行為として、当然
無視をすることは出来ません。今回の秦野市立南中学校で開かれた
『いじめ防止集会』で、『助けたいが自分が標的に
なるのが怖い』『きれい事を言うのは簡単。
行動に移せない』
という意見が出ているように、
仕返しやいじめの標的が自分に向くことの怖さなどから、
いじめを知っていながら泣く泣く見過ごさざるを得ない
いった状況があるのも確かです。暴力行為に関してもそうですね。
いじめを『しない、させない、見過ごさない』は何より大切で、
いじめ防止・撲滅に社会全体で取り組まないと
いけません
が、以前から書いてきているように、
いじめの加害者も被害者も何らかのサインを
必ず出しているということ
を、周りの大人が見逃しては
いけませんし、いじめの奥にあるものもしっかりと
追究していかないと、いじめの撲滅にはつながらないと思います。
わざわざいじめの原因を探るようなことはする必要はないという意見もあり、
賛否両論があるのも確かですが、いじめの被害者の
悩み・苦しみと共に多くのいじめの加害者も
いろんな悩み・苦しみを抱えている
というのは、
2007年1月14日(日)に
『神奈川県教育委員会が、いじめの電話相談窓口
「いじめ110番」の開設時間を24時間受けつけに延長へ!!』

《記事元の『カナロコ』の記事はすでに消滅!!》
として取り上げたように、神奈川県教育委員会が開設した、いじめの
電話相談窓口『いじめ110番』や日本精神衛生学会の
無料電話相談コーナー『心の相談緊急電話』などに寄せられた相談に、
いじめの加害者から苦しみや悩みを訴える声
多く寄せられていることからも分かりますから・・・。子どもの親は
もちろんのこと、周りの大人がしっかりと子どもたちのサイン・
SOS
に気づいてあげないと。
そして先にも書いたように、社会全体でいじめ撲滅に努める、
大人社会にある子どもの悪い手本となっている
いじめ撲滅に努めること
が何より大切です。
子どもはしっかり親と周りの大人を見ているんですから・・・。

今回の秦野市立南中学校で開かれた『いじめ防止集会』で、
会場から拍手を送られた『心優しい人をたくさんつくる』
目指す社会は本当にこれですね。この意見、社会全体で大切にしないと。


コメントを投稿