風 雑記

建築とその周辺で感じたこと、思ったこと

大川・久留米

2017-03-06 20:20:18 | 日記

3月4日(土)大川から久留米へ行きました。目的は3か所と少し欲張りな行程でしたがとても有意義な時間になりました。

実はウォルナットやチーク材を使いたいと言う建て主の希望があり、ネットで調べていたら、大川の高田製材所が様々な輸入木材を扱っているのを見付け、どんな材種をどの程度在庫されているのか見たく見学を申込みました。

大川は家具産業で有名ですが、高田製材所の取扱い材種と量を見て驚きました。問い合わせは日本中からあるそうで、その種類の多さと在庫量は予想をはるかに上回り、たぶん日本一なんだと思います。

2枚目の写真の積まれたのは様々な原木です。チェリー、メジロカバ、ヤマザクラ、ニレ、ヤナギ、センなど、中にはウエンジなど初めて聞く木材もあります。

倉庫に製材され積まれた様々な木材はごく一部で天然乾燥の為外部に置かれた木材が敷地いっぱいに在り、出荷前の木材は別の広い場所の倉庫に大量に保管されています。

扱っている材種は以前100種類程度だったものが要望に応えて行く内に、現在は250種類になっているとのことです。展示場にはサンプルが展示され、そのサンプルピースも25枚から200枚セットで販売されています。

目からウロコです。高田製材所をもっと早くから知っていれば枠、建具材種で悩むことは減ったのにと思いました。

大川から築後川沿いを車で30分程で久留米市中心部に着きました。

次の目的地は日本福音ルーテル久留米教会を見学することでした。1918年(大正7年)に献堂されたW・M・ヴォーリズの初期の建築で九州に現存するもっとも古い建物です。

牧師さんにお願いし、見学させてもらいました。久留米市の中心部に有る為周辺には高層マンションが建ち、ビルの谷間にひっそり佇んでいます。敷地内には幼稚園も隣接し教会の廻りが園庭を兼用している為か、教会のすぐ横が砂場になっていました。来年が100周年とのこと、ビルに囲まれながらもそこには永い時を経て尚大切にされている空気が漂っています。

中に入ると、こじんまりした教会ですが、とても優しく、温かみのある空間でした。シンプルな木造トラスと漆喰壁。2階へ上る階段は吹抜けを円形天井で切り取ってあり、上部にはステンドガラスが見えます。

ヴォーリズの建築はどの建物にも優しさを感じます。建物を使う人、訪れる人への深い愛情を建築設計の基本とし、その思いを形にしているように感じます。とても素晴らしい建築だと思いました。

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