KOMIのブログ

金井一薫の周辺に起こった出来事や、学会、FN看護研究所関連の記事を紹介します。そして私のつぶやきをお聞きください。

第31回日本看護歴史学会・学術集会に参加しました!

2017-08-20 17:21:12 | 日記
8月18日(金)~19日(日)

東京都調布市にある「東京慈恵医科大学医学部看護学科」で開催された日本看護歴史学会・第31回学術集会に参加しました。
幸い雨に降られることはなかったのですが、とても肌寒い中での開催でした。東京は20日間くらい真夏らしい日差しに恵まれていません。
これは、看護学科の入り口に当たります。


会員数300名余の比較的小さな学会ですが、看護の歴史を研究する先生たちの熱い想いが漲っていました。
私は「ナイチンゲール著『産院覚え書・序説』(Introductory Notes on Lying-in Institutions)再考」というテーマで発表しました。
『産院覚え書・序説』は、ナイチンゲールの三大覚え書『看護覚え書』『病院覚え書』『救貧覚え書』に並ぶ書でありながら、これまで日本において、ほとんど研究対象にならなかった著作です。
ナイチンゲールKOMIケア学会のメンバーの方々にも、いつかゆっくりとお話ししますが、イギリスにおける助産師教育に絡むものとして、見逃すことのできない1冊ですので、その内容の考察は必要不可欠なものと思います。

下の写真は会長講演の様子を撮ったものです。
慈恵医大の田中幸子先生による「看護の政策課程ー占領期の看護改革を振り返ってー」は、たいへん面白かったです。日本の看護の近代化にとってGHQの影響がいかに大きかったのか、想像以上のものがありました。今とこれからの看護を考えていくにあたっては、このGHQが出した方向軸を無視できません。ここが原点のようですね。


今学会のメインイベントは、「准看護師制度の政策過程を考える」というシンポジウムでした。
准看護師の問題は、今の日本の看護界にとって、早急に解決しなければならないものです。介護福祉士との関連においても、何とか看護界の力で方向を出さねばなりませんが、何と言っても「医師会」や「厚労省」のご意向に沿って行くしかないところに「日本の看護師の自立のなさ」が見て取れます。准看護師制度を含む看護の歩みは、日本独特のものです。
今、自らの力で方向を決めていかなければ、この先もずっとモヤモヤが続きます。
しかし、准看護師制度が存続している限り、ここで学ぶ学生たちに本物の看護を見せてあげなければなりません。教員の苦労は続きます。

1日目の夕刻、懇親会がありました。慈恵だけでなく、慶応や薬科大学など混合グループによる学生たちの演奏会があり、きれいな音色とご馳走に満足しました!


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