これは私の映画制作に対する情熱と大きな関わりある話だが、
久々にDVD鑑賞をした。
いい作品だった。気持ちが展開を追う心地よさを
本当に久々に味わった。
監督のエドワード・ズゥイックは、前作の「ザ・ラストサムライ」で
日本の歴史を描いた有名な監督だが、こんどはアフリカを蝕む
ダイヤモンドのシンジケートを題材にした作品を選んだ。
とにかく脚本がよくできていた。
脚本のチャールズ・レビットは「K-PAX」も書いている。
この作品と「K-PAX」は形はかなり違うけど、
どちらも展開がいいので見やすい。
すぐれた脚本家だと思う。
ともすれば暗くなりがちな社会派の作品でありながら、
アクションも恋愛ドラマも非常に洗練された
形で盛り込まれている。
搾取され続けるアフリカの人々を巧妙に利用し
富を得続けるダイヤモンドの世界。
平和に暮らしていたソロモンも、村が襲撃され、
家族は散り散りとなり、ダイヤ掘りの強制労働を強いられる。
その世界のなか、一匹狼でダイヤの密輸をしているダニー。
街で偶然出会ったジャーナリストのマディーには、
痛いところを突かれて癪に障るも
ソロモンのもたらす巨大ダイヤの情報に魅せられて
強引にそのダイヤ奪還に巻き込んでいく。
キャスティングはこれもよかった。
ズゥィック監督は前作のラストサムライに続いて
同じヴィッキートーマスと組んだ。
今回は、ラストサムライで大失敗した「大人になりきっていない若者」
でもうまくいっていた。
ソロモン役もいい。
印象に残ったシーンは、ありきたりで申し訳ないが、
ダニーがマディーに「兵士の気をそらしてくれ」と頼むシーン。
ジェニファーコネリーは見事に演じていた。
この年は、ディパーテッドやバベルなどといった強烈な作品があるなかで
ディカプリオやジャイモンがアカデミー賞にノミネートされ、
存在感はあった。
実際にディカプリオら3人は見事にバランスがとれており、
まったく違和感のないなかで作品に没頭できる。
強いて気になる点があったとすれば、それは広大な難民キャンプのシーンで、
あれはちょっといかがなものかと思った。
しかし、そんなことはどってことない。
これはあくまでも推測だが、
ズゥィック監督は、ここ2作で「親子」の関係を盛り込む作品を
撮っている。
先進各国に共通する問題として、何かを強く訴えようとしているのでは
ないだろうか。
一つのスタイル、そして切り口として高い意識がまぶしい。
次回もきっとよい作品を撮ってくれるだろう。
「ブラッドダイヤモンド」・・・・・・・・・・・・・・・★★★★★★☆
監督:エドワード・ズゥィック・・・・・・・・・・・・★★★★★★☆
キャスティング:ヴィッキー・トーマス・・・・・・★★★★★★☆
脚本:チャールズ・レビット・・・・・・・・・・・・・★★★★★★☆
出演:レオナルド・ディカプリオ・・・・・・・・・・★★★★★★☆
出演:ジェニファー・コネリー・・・・・・・・・・・★★★★★★☆
出演:ジャイモン・フンスー・・・・・・・・・・・・★★★★★★☆
評価について・・・
エンターテイメントが好きでホラー系は苦手な私の
感想を基にした評価。
★7個で満点。基本的にタイトルのほかは
名前を挙げた人物以外は特に評価したいと思わなかった
久々にDVD鑑賞をした。
いい作品だった。気持ちが展開を追う心地よさを
本当に久々に味わった。
監督のエドワード・ズゥイックは、前作の「ザ・ラストサムライ」で
日本の歴史を描いた有名な監督だが、こんどはアフリカを蝕む
ダイヤモンドのシンジケートを題材にした作品を選んだ。
とにかく脚本がよくできていた。
脚本のチャールズ・レビットは「K-PAX」も書いている。
この作品と「K-PAX」は形はかなり違うけど、
どちらも展開がいいので見やすい。
すぐれた脚本家だと思う。
ともすれば暗くなりがちな社会派の作品でありながら、
アクションも恋愛ドラマも非常に洗練された
形で盛り込まれている。
搾取され続けるアフリカの人々を巧妙に利用し
富を得続けるダイヤモンドの世界。
平和に暮らしていたソロモンも、村が襲撃され、
家族は散り散りとなり、ダイヤ掘りの強制労働を強いられる。
その世界のなか、一匹狼でダイヤの密輸をしているダニー。
街で偶然出会ったジャーナリストのマディーには、
痛いところを突かれて癪に障るも
ソロモンのもたらす巨大ダイヤの情報に魅せられて
強引にそのダイヤ奪還に巻き込んでいく。
キャスティングはこれもよかった。
ズゥィック監督は前作のラストサムライに続いて
同じヴィッキートーマスと組んだ。
今回は、ラストサムライで大失敗した「大人になりきっていない若者」
でもうまくいっていた。
ソロモン役もいい。
印象に残ったシーンは、ありきたりで申し訳ないが、
ダニーがマディーに「兵士の気をそらしてくれ」と頼むシーン。
ジェニファーコネリーは見事に演じていた。
この年は、ディパーテッドやバベルなどといった強烈な作品があるなかで
ディカプリオやジャイモンがアカデミー賞にノミネートされ、
存在感はあった。
実際にディカプリオら3人は見事にバランスがとれており、
まったく違和感のないなかで作品に没頭できる。
強いて気になる点があったとすれば、それは広大な難民キャンプのシーンで、
あれはちょっといかがなものかと思った。
しかし、そんなことはどってことない。
これはあくまでも推測だが、
ズゥィック監督は、ここ2作で「親子」の関係を盛り込む作品を
撮っている。
先進各国に共通する問題として、何かを強く訴えようとしているのでは
ないだろうか。
一つのスタイル、そして切り口として高い意識がまぶしい。
次回もきっとよい作品を撮ってくれるだろう。
「ブラッドダイヤモンド」・・・・・・・・・・・・・・・★★★★★★☆
監督:エドワード・ズゥィック・・・・・・・・・・・・★★★★★★☆
キャスティング:ヴィッキー・トーマス・・・・・・★★★★★★☆
脚本:チャールズ・レビット・・・・・・・・・・・・・★★★★★★☆
出演:レオナルド・ディカプリオ・・・・・・・・・・★★★★★★☆
出演:ジェニファー・コネリー・・・・・・・・・・・★★★★★★☆
出演:ジャイモン・フンスー・・・・・・・・・・・・★★★★★★☆
評価について・・・
エンターテイメントが好きでホラー系は苦手な私の
感想を基にした評価。
★7個で満点。基本的にタイトルのほかは
名前を挙げた人物以外は特に評価したいと思わなかった