緊急地震速報 誤差でも警戒を NHKニュース
気象庁が緊急地震速報を発表した地域で、揺れが予測を大きく下回るケースが相次いでいます。気象庁は「余震が数多く起きている影響で、今後も大きな誤差が生じる可能性がある」としたうえで、「速報が発表された場合は強い揺れに警戒してほしい」と呼びかけています。
気象庁のまとめによりますと、今月１１日に起きた巨大地震以降、緊急地震速報は２８日までに４５回発表されていますが、このうち３分の２に当たる３０回は、強い揺れが予測された地域で震度２以下の揺れしか観測されないなど、大きな誤差が生じました。こうした誤差は、停電や通信障害で各地の地震計のデータが十分に入らず、システムの計算の精度が落ちていたことと、余震が広い範囲で数多く起きているため、ほぼ同じ時刻に起きた複数の地震を１つの大きな地震として計算していたことが要因だったということです。このうち、地震計のデータは、福島第一原子力発電所に近い福島県川内村の観測点を除いて、２９日までにほぼ復旧しましたが、余震の活動は引き続き活発なため、今後も緊急地震速報に大きな誤差が生じる可能性があるということです。気象庁地震火山部の上垣内修管理課長は「速報を適切に発表できず、ご迷惑をおかけしていますが、地震が起きていることには違いがないので、速報が発表された場合は、これまでどおり強い揺れに警戒してほしい」と話しています。
気象庁が緊急地震速報を発表した地域で、揺れが予測を大きく下回るケースが相次いでいます。気象庁は「余震が数多く起きている影響で、今後も大きな誤差が生じる可能性がある」としたうえで、「速報が発表された場合は強い揺れに警戒してほしい」と呼びかけています。
気象庁のまとめによりますと、今月１１日に起きた巨大地震以降、緊急地震速報は２８日までに４５回発表されていますが、このうち３分の２に当たる３０回は、強い揺れが予測された地域で震度２以下の揺れしか観測されないなど、大きな誤差が生じました。こうした誤差は、停電や通信障害で各地の地震計のデータが十分に入らず、システムの計算の精度が落ちていたことと、余震が広い範囲で数多く起きているため、ほぼ同じ時刻に起きた複数の地震を１つの大きな地震として計算していたことが要因だったということです。このうち、地震計のデータは、福島第一原子力発電所に近い福島県川内村の観測点を除いて、２９日までにほぼ復旧しましたが、余震の活動は引き続き活発なため、今後も緊急地震速報に大きな誤差が生じる可能性があるということです。気象庁地震火山部の上垣内修管理課長は「速報を適切に発表できず、ご迷惑をおかけしていますが、地震が起きていることには違いがないので、速報が発表された場合は、これまでどおり強い揺れに警戒してほしい」と話しています。
