"Practice!"

音楽諸々

イタリアの雄

2009年12月03日 | 日記
最近某雑誌のちっちゃなアンケート記事で「好きなフルーティスト」としてガッツェローニを挙げたところ、
「誰ですかそれ」的なリアクションがあまりに多くて軽くショックを受けております。

べりオや福島和夫etc. 現代曲の楽譜では曲の献呈を受けていたり、初演を任されていたりで名前は目にしてる筈なんですが。
例え名前は知らなくとも、ニーノ・ロータの曲で演奏を一度は耳にした事があるのでは。
ここ数年LP録音の再販がポツポツとあったりして見直されてきてるかと思いきや、
それらのCDは早くも絶版になってる様子・・・

自分が最初に買ったバロックと現代音楽がミックスされたライブCDだったり、
その後ハマったボッケリーニの協奏曲やらブーレーズとメシアンの作品集やら
「自分的超名盤」はamazon等で検索してももう過去の遺物扱い。
ビヴァルディのコンチェルト集のみ再版で手に入る様なので是非皆様聴いてみて下さいませ。
このまま世間的には知らないフルーティストになって行ってしまうのは残念至極。

金色した楽器を持ってる写真が多いですが、多分メインだったヨハネス・ハンミッヒの総銀+金メッキだと思われます。
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おふざけ。

2009年08月25日 | 日記
Steve Vaiのポジション・インレイがLEDで光るギターを見て、
こんなんフルートでも出来ないもんかなぁ・・・
と言ったら本当に出来てしまいました。
いつもこちらの妄想に付き合って下さる某氏の技術力に脱帽です。

反射板を透明にし、その裏の普通ならコルクが詰まっている部分にLEDライトとボタン電池を組み込み、
その筒の周りにコルクを巻いてあるので、一件見た目は普通の反射板。
音もいたって普通。

実際に使う機会があるのか甚だ疑わしいですが・・・
暗いステージで演奏するJazzプレーヤーの方が使い道ありそうですね。

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C# トリルキー

2009年08月20日 | 日記
日本ではなぜかまだ「オプション」の域を出ないC#トリルキー。
トーンホールが一つ増えるから音色が、云々言われておりますが
それを気にするならまずオープンG#システムにしないと・・・

アメリカ系メーカーでオフセットGと同じように市民権を得ているこのトリルキー、
単にC#関連のトリルだけではなく、単音使用やG‐A,F#-G#のトリル等、便利この上ない機構です。
またG-Aトリルキーと比べて機構的にシンプルで使いやすい為、
最近ではハンミッヒ等のドイツメーカーでもC#トリルキーをオプション設定していたりします。

しかしながらこれは全て普通のCコンサートフルートでの話。
なぜかアルトやピッコロでは最初から無い事の様に扱われてきました。
そんな現状を遂に打破したのはKeefe。
特許出願から暫くの時を経てやっと製品化です。

写真では通常のトリルキーと同じ大きさに見えますが、実際はトーンホールが少し大きめ。
また通常のC#トリルキーに加えて裏G#と連動した完全なG-Aトリル用のレバーも装備。
ブランネンから独立したキーフの技術力+ブロッガー・メカだから出来た業だと思いますが
作りは既に完成している様にも見えました。
勿論吹いてみての音程も完璧。
値段が100万円越え・・・ の一点を除けばかなり物欲をそそられる1本です。
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師の共演

2009年05月03日 | 日記
フルート、クラリネット、ピアノという変則三重奏CD。
The Phenomenon of Threes

Flは自分のアメリカでの師であるK. Underwood。
楽器は製番400番台のパウエル、プラチナ管にシルバー・メカで勿論初代パウエル本人の作。
そしてClはこれまたアメリカでの室内楽の師匠。
こちらのDr. Lamneckはジュリアードで管楽器演奏の博士号を取った初の女性奏者でもあります。
その他作曲家にもNYU教授等馴染みの名前が連なり、自分にとっては身内感満載。

Dr. LamneckがNYUの現代音楽部門を統括する、というか牛耳ってるお方なので
選曲もまあそんな感じで纏まっていますが、意外に聴きやすいCDです。
フルートだけ、特に無伴奏がメインの現代曲集は飽きてしまってどうも・・・
という方にもお勧め出来る新レパートリーになっています。

マイナーレーベルなので日本の店頭に並ぶ事は無さそうですが、興味のある方はアマゾンでどうぞ。
amazon.comの方ではサンプルも聴けます。

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ハーン危うし?

2009年04月03日 | 日記
リサ・バティアシュヴィリのシベリウス。
バックはサカリ・オラモ&フィンランド放送響という磐石ぶり。

正直なところつい最近までこの人の存在すら良く知りませんでした。
偶々TVでN響をバックにショスタコーヴィッチの協奏曲を弾く彼女を見て
その音色と表現の仕方に一気に惹かれ、取り敢えずCDを買ってみました。

グルジア出身、となっていますが実際の教育はドイツ、ミュンヘン音大。
若干16歳にてシベリウス・コンクールで準優勝。
同じ歳のヒラリー・ハーンと比べるとその経歴もどこか控えめ。
しかしながら商業主義に反発しながらも結局は「売れ線」を行っているハーンに比べ
しっかりと地に足の着いた感のあるバティアシュヴィリの方が自分は好み。
ハーンに関しては以前2006年に書いたように失望したのがトラウマなのもありますが・・・

その音色は強靭の一言。
映像で見る限りかなり小柄な感じの彼女のどこからこんなパワーが出てくるのか。
一音入魂、で「弾き飛ばす」感の全く無いフレージングは圧巻。
そんな弾き方はカップリングのリンドベルイにもマッチして、こちらもかなり楽しめる演奏に仕上がっています。
スムーズなバイオリンが好みの方にはかえって「固さ」を感じさせる音かもしれませんが
決してガチガチの固さではなく、ある程度ベースの柔軟性を持った固さなので自分としてはストライク。

楽器は日本の財団が所有する1709年製のストラディヴァリウス、"Engleman"。
今現在自分的最強バイオリニスト、ブラッハーが所有する"Toriton"は1730年製なので
かなり古い部類に入るとは思いますが、ずっと特定の家が所有していたとかで保存状態は逆に最高レベルなんだそうです。

シベリウスの3楽章が終わった後に拍手が入って気づいたのですが、こちらはなんとライブ録音。
ライブでこの完成度。
是非とも生で聴いてみたい人です。

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