毒を喰らわば、皿と机と胃薬もご一緒に。

生まれた時から人生消化試合。

YZF-R125で筑前大島に行って来た。

2012-07-29 19:10:41 | 疾風編
直前まで長崎の鷹島とどっちにしようか迷ったが、鷹島の方は余り下調べ出来ていなかったので大島へ。
バイクでどっか行くのなんだか久しぶりな気もする。

フェリーが09:25なので早出する程でもなし、給油済ませて08:10頃に出発。しかし暑い。
1時間程で神湊港に到着し、切符を買って脱いでたジャケットやら用意してる内に船が出て行きやがった。定刻より微妙に早い上に何のアナウンスも無し。マジか。
次の便は11:15。約2時間待ちぼうけ。その間に道の駅むなかたや宗像大社辺りをブラブラして時間潰し。じっとしとける気温じゃない。
フェリー乗り場で「これ125?」と毎度の質問から男性二人と暫し雑談。その内の一人がYZF-R125購入先であり親父の友人のバイク屋の常連さんという事が発覚。世間は狭い。

そんな感じでどうにか時間をやり過ごし、第三便11:15発のフェリーが到着。で、乗せるのは良いんだけど車体固定の為のロープが直に当たるからグローブ貸せって…。普通毛布とかそんなの置いてるもんじゃないの?
気安くグローブをロープと車体の間に噛ませるなんて言うけど、これグローブだって高いんですけど。
せめてもと思ってロープ側に掌側を向けておく。ギューギュー締め付けられるグローブとバイク…とほほ。

乗船時間は凡そ20分~30分程度。11:40頃に上陸。
出てすぐの丁字路を右に行き、反時計回りで島を回る事にする。外周16.5kmで福岡県では最大の島なんだとか。

漁橋から見える海が凄まじく綺麗である。そこからちょっと行った所にある宗像大社沖津宮。出張所的なもんかね。





3枚目に写ってるYZF-R125のすぐ後ろに急なスロープがあって、下は玉砂利なんかの所謂岩石海岸で、うっかり嵌り込んでしまって脱出に相当な時間と労力を割かれてしまった。なまじ軽いだけに甘く見ていた。燃料満タンにし、急な登坂で普段の軽快さはどこへやら。
あぁー、YZF-R125よ、お前もいっぱしの重量あるバイクなんだなあと現実逃避気味の感慨にふけってみたり。

どうにかこうにか車体を引っ張り出し、気を取り直して先へ進む。
沖津宮からそれほど行かない内に風車展望台への小道が現れる。だいぶ鬱蒼とした道だが、一応舗装されているし車輛の通行は可能らしい。それで展望台直近まで進む。

12:30頃、展望台付近へ到着。

ここは砲台跡なんかもある。



砲台跡からちょっと行くと風車が見える。



風車の先から見た風景。


この風車の役割や目的はいまいち分からん。
風車から戻ると、同じフェリーで来ていたチャリダー軍団も到着していた。
その内の一人に声を掛けられ、ヘルメットマウントを見たのだろう、動画上げてるんですか?と。
えぇ気が向いたら編集して某所に上げておりますと申し上げた所、何でも実況だか生放送だかをやっているらしいとの事。それ用のジャージまであるんだとか。

チャリダー軍団に別れを告げ、或る程度まで進むも喉の渇き具合がやばい。汗まみれでカラカラという感じではないんだが、明らかに体内の水分が枯渇している。このまま進んでも自販機が見つかる公算はかなり低いと見られ、一旦沖津宮まで戻る事にした。あそこには自販機が設置されていたのを確認している。
缶ジュース一本飲み干し、ペットボトルのお茶をジャケットのポケットに突っ込む。邪魔くせえ…。今度ドリンクホルダ買ってタンデムステップに付けておこう。割とマジで。

再び風車展望台の前を通過し、13:00頃、大島神埼灯台へ。
灯台手前の遊歩道から馬蹄岩なる所へ通じているらしいのだが、この遊歩道とやらが酷道にも程がある。何度か滑落しそうになった。

なんか碑が立っとる。

俺はてっきり馬蹄っぽい形をした岩でもあるのかと思って辺りを見回すもそれらしきものはない。実はどこぞの岩の表面に馬蹄っぽい模様が刻まれていて、これが昔、天から下りてきた馬がどうとかこうとかって話らしい。
しかしこの時点の俺はそんな事は露知らず、しかしまぁ良いやと余り深く考えずに周囲の写真だけ撮って撤収。

振り返ると灯台。


さっきの風車も辛うじて見える。


ちなみに、風車展望台から灯台までは遊歩道で繋がっている。歩きで大体1時間位だそうだ。

遊歩道と言うか半ば獣道を通って灯台まで戻る。


この灯台の位置が、大体大島の11時位の位置に当たる。フェリー乗り場を6時として大体半周ちょい回った形だ。
引き続き県道541をぐるっと回ってフェリー乗り場へ出る直前、13:30頃に宗像大社中津宮へ。



お守り売ってたけど宗像大社のと同じっぽかったのでスルー。

13:40頃にフェリー乗り場へ戻ってくる。結局飯喰ってねーし。
帰りの切符を買いつつ時刻表を見ると、次は14:40発らしい。微妙に時間が余る。

つー事でフェリー乗り場からそう離れない程度にぶらつく。


夢の小夜島って言うんですって。こういう、海を割って続く道ってのには浪漫を感じる。RPGでも大体重要施設だったりするし。



実に良い天気である。


定刻近くになったのでフェリー乗り場へ。またグローブ使われるんだろうなと思いながら乗り込むと、今度は何とサイドスタンドを使わずに車体右側を船体に寄り掛からせるという手法を見せる。
俺をバイクから降ろして遠ざけようとするおじさんだが、見てて相当危なっかしい。そりゃそうだろ、スタンド使わずじんわり車体寝かせるんだから。
結局右のミラーを全部内側に折り込んでどうにか固定完了。ミラー動かしたくなかったのに。スタンドが浮いてやがる…安定してんのかこれ。勿論グローブは使われました。正直堪らん。
あれか?何だったらもういっそフルバンク停車させてくれ。でも毛布ないのか。ぎゃふん。

15:00頃に神湊港に到着。色々と疲れた。
大島って思っていた以上にメジャーなのか、釣り客や海水浴目当ての家族連れなんかでかなりの大盛況だった。
暑過ぎて自販機の飲料に1,000円近く使ってしまった。これだけ飲むのはなかなかないぞ。来週はもう少し対応を考えて行こう。
人も多いし日差しも厳しいし、この時期は余りツーリング向いてないかなあ。こんな調子で盆休みは大丈夫なんだろうか。

帰りの国道495がまた凄い混みよう。二輪としては、むしろこれだけ詰まって貰った方が中途半端に流れるより走り易くて助かるのだが。
途中まで悩みつつ、結局帰りに志賀島に寄る。16:10頃に休暇村に到着。
ここも海水浴客で人も車も凄い賑わいだ。おまけに海の中道かどっかでなんかコンサートだかをやるらしい。
帰りもやはり福岡市方面なので激混み。おまけにパトカーがウヨウヨいやがる。

無事故無検挙で17:10頃に帰着。総走行距離179.1km。余り走ってないな。

宗像~大島間のフェリー片道料金は、大人:550円 125cc以下:610円で計1,160円。125以下も更に区分分けされているので詳細は各自確認の程。
筑前大島、確かに良い所である。往来も少なく信号もないので、綺麗な景色の中を気ままに走れるのはなかなか気分が良い。海も山も大変美しい。なかなかお目にかかれない色合いもある。峠もあってそれなりに走りも楽しめる。観る所もそれなりにある。

しかしフェリーが残念過ぎる。四輪、或いは人間のみで行くなら良いかも知れない。
二輪でなら、一度は行ってみても良いかも知れない。と思う。うんまぁ。一度なら。
俺は6月頭のフェリードック入りの件から始まり、バイクは嵌るわ暑過ぎるわ遊歩道は険しいわその他諸々、そりゃ自業自得も含めてだがだいぶ痛めつけられた感じがする。しまなみ海道以来の打ちのめされ感だわ…。

もし、万一、バイクで行こうかなって検討されている方がいらっしゃれば、フェリー乗り込みは二輪で一番を取る位の気合を入れておく事を推奨します。二番手以降だと、例の「サイドスタンドと逆サイドに立て掛ける固定」になってしまうので。センタースタンドあるなら多少は違うかも知れないけど。
あと、二階客室(と言っても甲板から入ってすぐ)の左右それぞれ先頭の席はシート一つでちょっとした荷物置きもあるので、メットやジャケットを置きつつ、隣を気にせずゆったり出来るのでお勧め。

身軽を重視する余り、この手の近場ツーではバッグ類を使用しない様にしていたが、次回は少し検討しないといけないな。少なくとも鷹島周辺は土地勘ないし、タンクバッグにナビと地図位は持って行っても良いだろう。
腰回りのポーチ類もそろそろ買い換えたいな。GoProも携行するようになると荷物が嵩張る。スマホの件もあるし、そろそろ吊下げ部の耐久も怪しいし…。

どうでも良いが、GoProの初めての本格運用。今エンコ中。編集出来そうだったら動画上げるかも。

出来た。今回ちと面倒くさかったな。


って事で来週は鷹島だな~。また暑い日になりそうだ…。


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