フルーエント・スピーチetc.

フルーエント・スピーチを目指すみなさんとのふれあいを通して、
感じたことなどを気の向くままに記録していこうと思います。

吃音矯正装置DAF、神経変性疾患に伴う運動性構音障害に効果あり

2012-04-20 16:03:18 | 吃音

私事で恐縮ですが、今日は私の誕生日お昼は後輩がイタリアンのランチをご馳走してくれた。いくつになってもお誕生日をお祝いしてもらえるのは嬉しいものです

さて、私が所属している日本コミュニケーション障害学会からの機関誌には、コミュニケーションに関する論文が数多く紹介されている。毎回吃音に関しての情報はないかと見ているが、今回は「神経変性疾患に伴う運動性構音障害への遅延聴覚フィードバック法の効果」という題で、遅延聴覚フィードバック(DAF)の効果についての論文が紹介されていた。

要約すると、パーキンソン病、多系統萎縮症、脊髄小脳変性症、進行性核上性麻痺などの疾患に伴う運動性構音障害に聴覚フィードバック(DAF)が効果的だという。聴覚フィードバック(DAF)は、神経変性疾患患者の声量を上げ、発話速度を遅くし、発話明瞭度を改善することを示したといもの。

そんな論文を目にしていたところに、広島県尾道市の方から電話が入った。ご主人が脊髄小脳変性症であることがわかり、病院で当センターの発話リード装置DAF(フルーエント・スピーカー耳かけ式)を使用したそうだ。装置を着けたら大変しゃべりやすくなったので装置を購入したいという内容だった。さっそく装置をお送りした。思いがけない展開にびっくり

当センターでは、吃音者の症状改善、解消のデータや経過しか把握していませんが、こうした難病の方々にこの装置が少しでもお役に立つのであれば、それはとても嬉しいことです

 

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新年度スタート

2012-04-10 18:53:30 | 吃音

が満開ですね〜 昨年はお花見どころではなかったせいか今年はどこもずいぶんの人出のようですね。明日はまた天気が荒れそう。散り行くさまもまた風情があっていいものですが、あまり激しい風雨に打たれて一挙に散ってしまうのはちょっと悲しいですね

さて、入学式も終わり学生さんは新たな学校生活が始まりましたね。この4月から社会人になった人、転勤や移動で新たな職場でのスタートが始まったビジネスマン、みなさんはどんなスタートを切ったことでしょうか?

どの場面でも、必ずあるのが自己紹介ですね。吃音で自分の名前がスムーズに言えない人にとってはちょっと心配や不安の時があったかもしれません。誰でも初めての場所では人にいい印象を与えたいと思うものです。その気持ちがいっそう不安や緊張を高めてしまうのです。

自己紹介の場面では、ただ自分の名前だけを言おうとせず、「はじめまして、よろしくお願いします」など、相手にしっかり気持ちを向けて言うよう心がけましょう。名前が言えるかどうかに気持ちを向けていると相手には不安げな気持ちが伝わります。

例えば、タ行が苦手で第一声がつまってなかなか出ない田中さんが、「田中です」といきなり言おうとするより、言いやすいことばを前につけて、「はじめまして田中です」とか、「こんにちは田中です」、あるいは「4月からお世話になります田中です」のように言おうとしてみてください。

自分にとって第一声が出ずらい音をいきなり最初から言おうとするのは少し無理があります。そういうときには自分にとって出しやすい語やフレーズをつけて言いましょう。いったん出しやすい語を発声したと同時に出した声をしっかり聴きながら言おうとしてみてください。きっとそのほうが言いやすいはずです。この時大事なのはフレーズの途中の苦手な音が出るかどうかを聴こうとするのではなくて、ただ自分の声を音としてしっかり聴いてください。聴けていればいるほど苦手な音はスムーズに発声が促されていきます。

みなさんも知らず知らずのうちに、出ずらい時には「あの〜」とか「すいません」とかつけて言ってることがあると思います。今まではただうまく言えないので苦し紛れにつけていたかもしれません。でも、これからは「あの〜」や「すいません」をつけたらその出した音をしっかり聴こうとしてみてください。「あの〜」や「すいません」が言えたということは、間違いなく息が送り出されて声が発声されていることですから、これは、さらにスムーズなしゃべりに繋げていけるチャンスなのです。ですから、何しろまず発声と同時に出た音をしっかり聴こうとする感覚を身につけることが大事です

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吃音の予期不安

2012-02-29 14:33:08 | 吃音

関東地方は朝から雪が降り続いていたが、ようやく止んできた模様。都心でも1、2cmの積雪。交通網にも少なからず影響が出たようだ。この程度の雪でも足元が危うくて... 

さて、今日は吃音の「予期不安」について。 吃音者は、吃音が起こる直前にどもることを予期しているものです。当センターで指導を受けられたほとんどの人が、予期不安を経験していると報告してくれました。

吃音の「予期不安」をどのように具体的に感じているのかさらに詳しく聞いてみると、下記のような特徴があることがわかりました。

・発語する直前に「どもる、詰まる、言えない」という思いが浮かぶ。

・喉がつまって呼吸が苦しい状態。

・上半身と首、口元、舌などの筋肉が緊張してこわばる。

・動悸や胸のしめつけ感

・失敗のイメージに包まれて頭が真っ白状態

こうした「予期不安」を感じることで、心身ともに緊張状態が維持されることになるので、結果は、予期したとおり、吃音症状が現れてしまうことになります。「予期不安」を覚えて、予期したとおりのことを経験することで、さらに「予期不安」を強めてしまうことになります。この「予期不安」が起こらなければいいのですが、一挙になくすことはなかなか難しいです。

そこで、「予期不安」をなくすにはどうしたらいいかというと...「予期不安」が起こっても予期したとおりの反応が起こらなくなればいいわけです。「予期不安」が起こった時に、今までとは違う反応や行動をはさめるようにすれば、「予期不安」イコール「どもる」という回路のつながりが徐々に切れてくるようになります。

例えば、

・言おう、言おうとする意識から言うことを一時的に放棄する。

・上半身の力を抜く。

・息を吐くと同時に喉の緊張をほぐす。

自分のこれから出そうとする声を聴こうとする意識を高める。

 

 

 

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「はやぶさ」開発にかかわった人の中に吃音者が...

2012-02-08 14:34:13 | 吃音

今年は寒さが厳しい、そして各地で大雪の被害が...  関東地方は久々の
が上がって乾燥が少し和らいだかもしれない。

さて、日曜日に偶然あるテレビ番組を見た。近々公開される映画「はやぶさ
遥かなる帰還」に関連するもので、はやぶさ開発に携わった人たちに渡辺健が
訪ねて会談をするというような内容だった。

その中で、宇宙用リチウム電池の開発にあたった古河電工の技術者、M.Y氏が
紹介された。彼はインタビューの冒頭、自分が吃音者であるがゆえに技術者を
目指したことを公にした。そして研究を続けていく中で「コンプレックスが
あろうがなかろうが、人前でしゃべれるようになっていった」と告白。

吃音者は100人に一人はいるといわれる。したがって、彼が吃音者であったことは
少しも驚くべきことではないと思うが、彼が開口一番吃音者であることを公表した
ことにびっくした

専門的に見れば、彼は確かに吃音者だということは画面から今も伝わっては来た。
しかし、その話しぶりは通常のコミュニケーションが十分とれるくらい滑らかな
ものだったし、何の問題もなかった

技術者に成り立てのころは、当初の思惑通りしゃべる機会も少なかったかも
しれないが、徐々に話す機会が増えていったのだろう。きっと電池開発に
注がれた情熱や熱心さ同様に、しゃべることに対しても避けずに真正面から
取り組んだのだと思う。その成果が吃音の改善・解消につながったのだろう。

「自己開示」・・・吃音を隠すより自ら吃音であることを公表してしまえば、
知られることへの恐れが軽減する分、緊張や不安がなくなり思ったよりども
らずに話せるもの。

みなさんも思い切って、自己開示してみてはどうだろう...

 

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プレッシャーのない状態でのトレーニング

2012-02-03 11:38:17 | 吃音

今日は節分。あいかわらず寒いです。「福は内、鬼は外」と豆まきするにもこう寒いと、窓を大きく開けるのがためらわれますね...

さて...

当センターで行われている吃音治療は、聴覚療法と呼ばれています。発話リード装置DAFを用いて、家庭でトレーニングをしてもらうウエイトが大きいです。吃音を改善したいという思いが強いほど、現実場面から離れた家庭でのトレーニングにまどろこしさを感じる人も多いかもしれません。

しかし、プレッシャーのないリラックス状態での学習はとても重要なのです。去年の東日本大震災時、事前に避難訓練を行っていた人たちがパニック状態に陥らずすみやかに安全な所へ避難できたことが繰り返し紹介されていました。

プレッシャーのない状態での学習は、効率的に学習内容を脳にインプットすることができるといわれています。多くの人は、もっとも緊張の高い場面で現実体験を積むことが必要であると考えがちです。しかし、いざその場になると、失敗の恐れや不安のために心や身体が緊張し、恐れていたどもりの症状が出てしまうこともあります。結果的にマイナスの学習データを脳に深くインプットしてしまう可能性もあるのです。

したがって、トレーニングの開始直後はプレッシャーのない場面で十分に学習を続けることが望ましいのです。スムーズなしゃべりに必要な感覚を事前にしっかり脳にインプットしておけば、現実の場面で必要に応じてインプットされていた感覚が自動的に再現されていくようになっていきます。

プレッシャーのない場面でのトレーニングの重要性を再認識して、お家でのトレーニングに励んでくださいね

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新年を迎えて

2012-01-07 18:34:02 | 吃音

今日は1月7日。七草粥食べましたか? 私は朝粥でいただきました。昨年は本当に辛いニュースばかりの1年でした。今年は明るいニュースが一杯聞こえてくる1年になるよう願わずにはおれません年頭に最初に思ったことは、まずはこうして健康でいられることに感謝だなってことです。体が元気であれば、どんなに苦しい状況であろうとチャレンジできますからね...

「1年の計は元旦にあり」と言われます。みなさんの今年の抱負は何でしょうか? 私もいろいろ考えましたよ。計画倒れにならないよう頑張ります

さて、このブログも不定期更新で大変申し訳ないのですが、今年も今まで通り気の向くままに書かせてもらいます。どうぞよろしくお願いします。

私は昨日が仕事始めでした。みなさんは今日から3連休って方も多いかもしれません。本格的に仕事体制に入るのは連休明けからかもしれませんね。この連休お天気も良さそうですからたっぷり休暇をエンジョイしてください

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メリークリスマス

2011-12-24 14:49:51 | 吃音

寒いですね

今夜はクリスマスイブ、北日本はホワイトクリスマス確実そう。 今年は例年にも増して1年があっという間に過ぎていった感じです。気が付けば今年も残すところ1週間。来年は少しでも世の中が良くなりますように

さて、吃音改善のためのトレーニングは順調でしょうか? 指導終了後は日常の練習の回数や時間が減っている方も多いかもしれませんね。現場での実践がすなわち練習になっているわけですから、家庭でのトレーニング回数が減っていてもそれほど問題にはならないでしょう。

冬休みの間、少し時間がとれたらお家で基本練習を復習してみてください。練習は基本をじっくり確認するのが一番。日ごろ忘れていたポイントの再確認ができれば、年明けのしゃべりがもっとスムーズになるかも・・・ 指導で使っていたチェック用紙の項目は注意したい点が明記されているので練習前には要確認を

それでは、よいお年をお迎えください。

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治療モニター

2011-12-09 14:18:09 | 吃音

今日は今冬一番の冷え込みとか... 

今年は3.11のほかにも日本だけでなく、世界中で地震や洪水、竜巻など自然の猛威の怖さを実感させれらた年でした。そういうことが多かったせいなのか、例年にも増して今年は時の流れの早さに驚くばかりです。

さて、ここのところ心理相談で吃音治療モニターを希望される方がちらほらいらっしゃいます。治療モニターは、治療前、治療後の比較映像(動画)ならびに治療経過映像や写真をホームページ等の閲覧資料として使用させていただく代わりに、治療費用を割引させていただく制度です。(新聞、雑誌、DM等広告の症例として、使わせていただく可能性もあります) 

当センターで治療を受けられて吃音(どもり)を解消された方の劇的な変化を、現在お困りの方にぜひご紹介したいのですが、吃音(どもり)の方は、自分がどもりであること(あったこと)を人に知られることを非常に恐れているものですから、こうしたモニターにご協力いただける方が少ないのが現状です。

モニターを希望された場合、どなたでもモニターになれるかといいますと、そうとは限りません。というのは、モニターになっていただく場合の条件があるのです。その条件とは、

1、吃音の症状が重度であること。難発であれば難発時間がきわめて長い。また連発であ  れば連発の回数が極めて多いなど。

2、随伴症状が顕著であること。

3、吃音の症状が耳でも目でも明らかに確認できること。

4、吃音の症状が治療場面においても顕著に現れること。

5、治療に必要な聴き取り力に問題が無く、なおかつ治療効果がきわめて高いと判断できること。

モニターに名乗りを上げていただけるのは当方としては大変ありがたいことですが、モニターを希望されても、上記の条件をすべてクリアーできる方が少ないのが現状です。ご希望の方は簡単な検査で確認ができますのでお声かけください。

 

 

 

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ブログのタイトル変更しました

2011-11-18 11:46:19 | 吃音

久しぶりにブログ再開です。あっという間に11月も半ば過ぎ、ここのところずいぶん寒くなりました。京都の紅葉は今頃見ごろでしょうか...

フルーエント・スピーチ研究会が暫く休会となったので、ブログのタイトルを変更。休会が決定してから、入会を希望していた方々がいたものですからちょっと申し訳ない気持ちです。旧メンバーからも再開の希望の声もちらほらと...

まあ、考えてみればプライベートの生活が充実しているからこそ、研究会になかなか参加できない人が増えて来たってことですから、良しとしましょう。今後は今までの形態とは違った形で再開できたらなーと思っています

さて、先日研究会の卒業生が遊びに来てくれました。彼女は30代、3人の子どものママ。子育てだけでも大変なのに、保母さんとしても働いています。保育園に吃音の子がいるそうで、他の先生の前で、「私も小さいころからどもりだったんですよ」と言ったところ、みんなに「嘘」ってびっくりされたって報告してくれました。 彼女の吃音、確かに今はまったく問題なしって感じ。忙しいながらも充実した毎日を送っているようで嬉しかったです

 

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研究会しばし休会に...

2011-08-19 10:43:54 | 吃音

今日でしばらく続いた猛暑もおさまりそう...

ここのところブログ更新していなかったので久しぶり。

このブログは基本的に研究会であったことや、気が付いたことなどを気ままに書いていこうと始めた。最近はメンバーの出席率が悪くてお休みになることが多くなった。

研究会に参加することで、「吃音の改善が上がった」と言ってくれるメンバーが多い。だから、研究会になかなか参加できなくなってくるとうのは、プライベートが充実している証拠とも言えるのであながち悪い傾向ではないと思う。

研究会の醍醐味は、やはりある程度参加者が集まり、そのグループの中で多少の緊張感を持ちながらトレーニングをすることにあると思う。

ここのところ参加メンバーが少なく研究会そのものの継続も危ぶまれてきていた。研究会の世話人がこういう状況を心配して一声かけてくれた。それでいったんは休会ということにしようということになった。

休会がいざ決まると、メンバーからは「残念だ!」「新生研究会を願う!」などの声が上がったいる。今後どうしていくか腰を据えて考えていくつもりだ

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