Presented by Diversity花卉業界のトップインタビュー (FlowerBoss)

花卉業界の活性化を目指し他社の販売方法・営業方法・戦略を学び業界の発展へと繋げる

株式会社花喜太 社長インタビュー

2008-09-08 | Weblog
第一回目のトップインタビューは東京都新宿区にある株式会社 花喜太の白石 智一社長です。



(信濃町駅前の店舗)


*創業はいつですか


私で3代目、創業80年を超えました。祖父が始めたのが昭和元年頃です。祖父は赤坂のお花屋さんで修行をした後、青山で独立をしました。数年後に信濃町駅側へ移り、戦時中に祖父が花屋をしながら消防団長をしていた関係で空襲で慶応病院が焼けた際に率先して消火活動をしたのが認められ病院内での花の販売を許可されたようです。その後、昭和23年に慶応病院の敷地内に売店が出来ました。



*当初はどの様なお店でしたか



青山や信濃町はお寺が多かったので仏花や病院でのお見舞いのお花、又は信濃町駅側にはお屋敷が多かったのでそういう方にお花を売っていたようです。病院内では祖母が元々看護婦だった事もあり、病室で花の販売をしながら患者さんとコミュニケーションをはかり患者さんを癒していたようです。その後、父に代が変わってからは葬儀装飾の仕事も葬儀社さんから請けるようになりました。

*社長はどの様な経緯で引き継がれたんですか

元々私は他にやりたい事もあったので花屋を継ぐつもりは全く無く最初は断っていましたが祖父母からも強くお願いをされたので已む無く承諾しました。(笑)ただ、花屋の仕事を何もしらない私が直ぐに入っても役にたてないと思い、2年間違う花屋さんで修行をし、その間に海外のフラワービジネスにも興味が涌いたのでアメリカ、ヨーロッパへも修行に行きました。



*海外に行かれて何を感じましたか



オランダへは25年近く前に行ったので日本で見たことのない花が豊富にあり驚きました。また、ロサンゼルスの花屋さんで働いていましたが、ニューヨークからの注文をコンピューターで受けていたのにも驚きました。当時、日本の花屋はようやくFAXが入るか入らないかの時でしたからアメリカは凄いと思いました。ヨーロッパではオーダーメイドの花屋さんと路面店などで別れていて消費者がホームユースの花とギフトで使う花で店を使い分けをしていました。そういう意味で留学中は色々と気付く事がありましたね。



*帰国されて自分の花屋をどうしようとお考えでしたか



海外から戻りヨーロッパで見たデザイナーの花屋にしようと思い花のデザインの勉強をしました。また、戻ってからも日本ではヨーロッパの市場に出ている花はまだまだ出回っていなかったので、仲間の花屋さん3件ぐらいで海外から珍しい花を仕入れて分けていました。当時は珍しい花を扱っているお花屋さんが少なかったのでお客様にもとても喜ばれましたよ。





*お店のターゲットになるお客様はどのような方ですか



昔は殆どがお見舞用で買われる方が多かったのと花キューピットからの注文が多かったですね。後は葬儀装飾をしていました。最近は数年前から病院内にお花が持ち込めなくなりお見舞いの花が売れなくなりました。また、花キューピットの注文も昔に比べ少なくなってきています。最近はお見舞いの帰りに寄られるお客様や法人などが多くなっています。また、葬儀やウエディングを知人から直接依頼を受けたりしています。



*という事は昔とターゲットが全く変わってきてまね



そうですね。やはり少しずつお客様のニーズが変わってきているので常に新しいことを考えています。最近は法人のお客様に色々なご提案をしています。また、小売業やサービス業のお店をしている方にもクリスマスの時期は自分の店舗で早めにクリスマスディスプレイをして、「自分のお店でも装飾をしたい」と方にご提案をしています。 昔は個人のお客様が7割で葬儀の仕事が3割でしたが、最近はその比率も崩れてしまい、個人のお客様の売上げよりも法人関係の売上げのほうが高くなっています。





*売れ筋商品はありますか



店舗ではお見舞い用の花が売れないですし、年齢層が高いので原点に戻って個人で買うお花は何かと考えたときに、仏花や鉢や苗だと思いお客様の年齢層に合った商品陳列をしています。年齢層が高いのでポップなどは横文字よりもひらがなで書いたほうが良く売れますね。今後もお客様のニーズに合ったものを販売していきたいと思います。



*今後の展開などお聞かせください



やはり、個人のお客様には限界があるので法人や色々なお店などに提案をしていきたいですね。それと葬儀やウエディングなどは下請けではなく、コンサルティングをしていきながらクオリティの高いものを直接カスタマーに提案していきたいと思っています。その為には、自分の時間が必要となりますのでスタッフの教育をしていかないと駄目だと思っていまして、昔は育つまでに3年間くらい掛かっていましたが、今は1年半で育てようと考え、スタッフが能動的に動いてくれるように教育しています。具体的に申しますと重要な仕事とそうでない仕事で別けており、そうでない仕事を派遣さんにお願いをしています。そうする事によってスタッフは一日を中身の濃い仕事をするようになりますし、派遣さんを動かすのにも自分たちで考えていますので以前に比べて成長してきています。



*どういう人財を求めますか



やはり、自分で考え動くことができる人が良いですね。欲を言えばビジネスとしてお花屋さんで働いてくれる人ですね。今でもスタッフにどういう花を仕入れたら良いか聞いて花の値段も決めてもらっていたりお店のディスプレイやポップの書き方なども任せているのでそういう事に興味のある人が良いです。また、店舗でなくイベント装飾や葬儀装花、ウエディング装花などは打合せから始まってアイディアを出し合い進めていきますので、やる気があり意欲的に取組める方に来て頂ければと思います。


*最後に求職者にメッセージをお願いします



花を通して自分の持っている感性を最大限に発揮してもらいたいです。また、自己満足の花を作るのではなく、お客様に対して柔軟に対応してお客様が喜んでくれる物を作れるようになってもらいたいです。



(社長左・弊社派遣メンバー右)

*今日はお時間を頂きまして誠にありがとうございました



【編集後記 】

花喜太さんは古い歴史のあるお花屋さんですが常に時代の変化に対応して展開してきています。世の中に存在するもの全ては時代や環境に順応できなければ滅びてしまう。これは、ダーウィンの進化論の中で『この世に生き残る生物は、最も強いものではなく、最も知性の高いものでもなく、最も変化に対応できるものである』という言葉も示していますがビジネスでも同じではないでしょうか。昨今、インターネットが出てきてお花屋さんのビジネスモデルは少しずつ変化していますが、お花屋さんが今後、どのようなビジネスモデルになるのかがとても楽しみです。




花喜太さんに求職の希望がある方は弊社までご連絡ください。

株式会社ダイバーシティ
東京都港区南青山2-2-15ウィン青山938
TEL:03-5771-0087
HP:http://d-sity.jp   

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