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チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第2番ト長調作品44

2009-03-08 14:39:07 | 協奏曲
 今日はコンサートではめったにプログラムに載ることがないチャイコフスキーのピアノ協奏曲第2番ト長調作品44について書いてみようと思う。私自身もこの曲の生演奏を直近で聴いたのは2005年11月キエフ国立フィルハーモニー交響楽団が初来日した際チャイコフスキー交響曲&ピアノ協奏曲全曲演奏会を行った時である。因みにこの時のピアノはウクライナのエフゲニ・モギレフスキー、指揮はこの楽団の音楽監督ニコライ・ジャジューラであった。
 さて、この作品は1879年から翌80年にかけて作曲された華麗な曲だが有名な第1番の影に隠れてしまった。曲は第1番の献呈を拒否したニコライ・ルビンシュティンに献呈され初演も行う予定であったが1881年に病気のため急死してしまった。そのため初演は1882年5月モスクワで開催された工業文化博覧会のオープニング・コンサートでピアノ:セルゲイ・イヴァノヴィッチ・タネーエフ、指揮アントン・グレゴロヴィッチ・ルビンシュティンで行われた経緯を持つ。
 またこの作品は完成当初からニコライ・ルビンシュティンや作曲家のアレクサンドル・セルゲヴィッチ・タネーエフ(初演したタネーエフとは親戚)らから批判を浴び結局チャイコフスキーの死後、弟子のピアニスト、アレクサンドル・ジロティーがピアノ・パートに手を加えたりカットをしたりして大幅に改訂してしまった。
 その後1955年になってアレクサンドル・ゴリデンヴェイゼルと言う人がチャイコフスキーの自筆譜を元にオリジナルの形を復元した。作品は演奏時間で45分強を要する大作で第1番と同様長大な第1楽章で始まる。続く第2楽章はヴァイオリンとチェロのソロも加わり三重協奏曲みたいな錯角を受ける。第3楽章ロンド楽章でコーダも華麗である。私が愛聴している盤は写真のアルゼンチンの名女流ピアニスト、シルヴィア・ケルセンバウムがジャン・マルティノンとフランス国立管弦楽団で演奏したLPである。オリジナル版で演奏されており彼女のゴージャスな弾きぶりがこの曲の持つ本来の味を充分満喫できるレコードである。もっと頻繁に演奏されてもいいのではないかといつも思っている。
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1 コメント

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Unknown (kawazukiyoshi)
2011-09-20 13:23:27
よい記事を見つけました。
ありがとう。
今日もスマイル

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