
ニコライ・ラコフ(Nikolai Rakov/1908〜1990)は「知る人ぞ知る」ロシアの現代作曲家の一人であろう。彼はモスクワ音楽院の教授も務めるかたわらヴァイオリニストであり指揮者でもあった。彼は自作の「ヴァイオリン協奏曲第1番」で1946年に「スタリーン賞」に輝きまた1975年には「ソヴィエト人民芸術家」の称号を受けた人でもあった。筆者がこの作曲家の作品を初めて耳にしたのは1980年代に写真のLP、メロディア盤を求めてからであった。(メロディア/33C10−11403−4/ステレオ)最もこのLPを購入したきっかけはレコード第1面に収録されたプロコフィエフの「ピアノ協奏曲第3番」(ピアノ:リューボフ・ティモフェーヴァ)を聴くためであったがこのLPの第2面にはラコフの「交響曲第2番ヘ長調」が本人の指揮、ソヴィエト放送交響楽団の演奏で収録されていた。録音データの記載がないので推測になるが1970年代の録音と思われる。彼は交響曲を生涯に4曲遺しているいるがこの「第2番」は1957年に「ロシア十月大革命」の40周年を記念して作曲されている。筆者はロシア語が読めないが幸いフランス語で「Pour la Jeunesse」と交響曲の副題が「若者(青年)のために」と表記されていた。作品は4楽章構成をとり演奏時間にして約25分足らずの作品だが調性がありメロディアスで躍動的で聴きやすい作品になっている。
こうした普段聴かないレコードにたまに針をおろしてみることもまた新鮮味を味わえいい気分になる。










