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若き日のチェリビダッケ 

2015-03-28 13:38:01 | 交響曲

 若き日のチェリビダッケ、貴重な放送音源からの復刻である。戦後の混乱期ベルリンで研鑽を積んでいたチェリビダッケは1945年「ベルリン放送協会」主催の指揮者コンクールで優勝、そして幸運にも「ベルリン・フィル」の指揮台にデビューする。写真のCD(仏TAHRA4017,<旧271>)にはその当時ベルリン放送協会のホールで収録されたベルリン・フィルとの演奏がおさめられている。<ベートーヴェン「レオノーレ序曲第3番」(1945年1946年1月10日収録)、ブラームス「交響曲第4番」(1945年11月18日収録)> 当然のことなが音質に多少難点があることは致し方ないが時代を考慮すれば納得できる。むしろ若きチェリビダッケがエネルギッシュで真摯に真っ向から作品に情熱を注ぐ指揮ぶりに注目したい。残念なことにこのフランス「TAHRA」レーベルも昨年CD制作に幕を下ろしてしまった。