数学は使えるか

主に理工学書の書評,数学の応用を目指してトライしたことなど.

公文R力学

2017-07-11 08:09:18 | 書評
公文Rコースの力学に入りました.コースの前半で多重積分,線形微分方程式(そうとう広い範囲をカバー),ベクトル解析(勾配が関わる部分のみだけれども結構広い範囲をカバー)をやったので力学で使う数学はばっちりということになります.なので,後半では計算も大事だけれど(公文なので...)むしろ物理の考え方をメインに展開できそうです.
ところで,大学の授業では数学(微積,線形代数)と物理や化学の講義は並行して行われるので物理ではベクトル解析の知識や積分(リーマン和としての考え方)は既知として進む場合が多いと思います.(授業中に簡単におさらいはしてくれる親切な先生は多いと思いますが.)私のときは化学の最初の授業(たぶん大学1年の後期あたり)で何の説明もなくいきなり$H\psi=E$という式が黒板に現れて,そこから展開されていったので即決でその授業を切った覚えがあります.まあ,大学は自分で勉強するところとはいえ,もう少し科目間の連携があったほうが学生も学びやすいのになあ,とは今でも思います.
閑話休題.公文Rコースではその辺が無理なく(というか時間をかけて)準備されるので数学がわからないから物理もわからない,という事象は発生しないようになっていますね.
でもふと思ったのですが,私のように趣味で研究コースをやっている人を除けば,このコースの対象者は誰なんでしょうかね.
1.ある程度できる高校生:数学も順序立てて進むので多重積分やベクトル解析もあまり難しく感じないと思う.力学まで行けば,巷に売られている参考書の「微積を使った物理」云々よりもはるかにわかりやすいと思う.ただ,おそらく彼(彼女)は受験生だと思うので数学や物理ばっかりに時間を取られている場合じゃないでしょう.公文は時間がかかります.
2.院試を控えた理工系大学生:院試の範囲に教養の数学や物理があればばっちりでしょう.ただし,数学では複素関数論,物理では熱力学,統計力学,量子力学は現時点ではコースに含まれていないので,そこは別の方法で対処しなければならないです.これらがなぜ含まれていないのか謎ですが.とはいえコース全体的には院試教養レベルなので公文の本部はコース内容を適宜補充して,ここら辺をターゲットにうまく宣伝すればヒットすると思います.
まあ,でも趣味で気楽に時間のあるときに計算するというのが一番楽しいものですけれどね.
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