みんなの心にも投資 … ソーシャルインベスター(社会投資家)への道

個人投資家の”いとすぎ ”が為替・株式投資を通じた社会貢献に挑戦します。すべてのステークホルダーに良い成果を!

FRBは2015年半ばに利上げか、米雇用統計を受け市場予想が変化 -「ドル円は年内125円」との声も

2014-12-07 | 注目投資対象・株価の推移
              ↑ USD/JPY(ZAI) すーっと巡航速度で上がっている

投開票日の14日まであと一週間に迫り、
市場にとって12月最大の山場となる可能性を見ておきたい。

経済悪化が鮮明になっているだけに
特に内需関連の急反落を警戒しておかなければならない。
(輸出関連は結局ドル円次第なので日本経済の好不況とはまた別である)

一方、日本の無党派層はすっかり眠りこけて
目先しか見ない愚かな自民党政治家と同じく
遠からず死活的な災厄を招く近視眼の政策を放置している。

最悪の場合、鼠のレミングのように
自滅的な集団行動へと向かっているとも考えられよう。

「安倍内閣不支持が増えている割に自民への投票予定は減っていない。
 衆院選は危ういバランスの上にあり、
 鍍金がはがれた馬脚の自民と内閣を追い詰める武器のない野党が空回りしている。
 無党派層の動き次第でどちらに転ぶか分からない」

「当ウェブログは黒田総裁が異例の辞任に追い込まれると予想しているが、
 その見通しを補強する会合内容と言えよう。
 ここまで理のある反対意見を押し切って追加緩和を決断したからには、
 これから確実に生じる甚大な副作用の責は全て総裁に帰する以外にない」

「ここ数年、見たことのないような原油価格急落だった。
 OPECの減産見送りの背景には、OPEC内での多極化の進展だけでなく、
 サウジ等の大産出国がアメリカのシェールオイル採掘を牽制し、
 体力勝負に出た側面もあろう。
 それがもって回ってロシアを直撃しつつある状況、
 場合によってはロシア発の危機や地政学リスクの再燃もあり得る」

「今は恩恵が大きいように見える原油大幅安だが、
 デフレ脱却という愚かな宗教に感染した黒田日銀の追加緩和を招くだけでなく、
 コージェネをはじめとする省エネの努力を怠らせて電力利権を延命させる副作用もある。
 決して良い話ばかりではない」

と当ウェブログは先週書いたが、
次元の低い安倍政権が案の定へまをしても、マイナス成長にも関わらす延命するという
実につまらない展開になると、市場の先行きも実につまらないものになろう。

「衆院解散を受けて早速、安倍内閣の支持率が低下したとの報道が伝えられた。
 当ウェブログの予想通りの展開である。
 一部報道ではアベノミクスそれ自体にも否定的な意見が多数を占めていると言う」

「小泉解散と今回の衆院選は似て非なるものと指摘した当ウェブログの見方は正しかったようだ。
 「本物」の勝負師だった小泉元首相に、ただ模倣しただけの安倍首相は所詮、遠く及ばないのだ」

「「自民党が票を伸ばせない」のではなく
 「自民党がどこまで議席を減らすか」が真の焦点である」

「日本の首都圏不動産はバブルに入りつつある。
 利回り低下はその何よりの証左である。
 前回は不動産ファンドだったが、今度の主役は外資だ。
 2007年のダヴィンチの役割を新興アジアマネーが果たしているという訳だ」

と先週に当ウェブログは書いた。
原油大幅安を受けて東証の高値見通しは1万8000円前後へと修正したが、
その見通しは今も変わっていない。

「経済指標が語っているのは、アベノミクスの大言壮語は大嘘で
 効果が極めて限定的だった上に、恩恵が資産家層と大企業のみに偏り、
 実質賃金低下で国民を貧しくしたという事実である」

「おまけに内閣延命のための迷惑な解散だから支持率低下は必至である。
 小泉解散とは似て非なる保身選挙で権力にしがみつく醜態でしかなく、
 投票日までには与党議席の大幅減が明確になる」

「つまり今年中に「売り」を迎える可能性が極めて高い。
 当ウェブログは1万9000円に届く可能性があると見ていたが、
 愚かな安倍内閣の自滅選挙受け、矢張り念頭に見込んでいたように 
 1万7000円程度の高値で終わってしまう可能性が高まったと見る」

というのが衆院解散を受けた当ウェブログの見解だった。
尚、追加緩和の時点では以下のように想定していた。

「追加緩和の決定は天災と同じような緊急速報で伝えられたが、
 日本国民に甚大な被害をもたらす点でも天災と似ている」

「黒田日銀総裁は市場の裏をかいて追加緩和を行った訳ではなく、
 異次元緩和の効果が出ていない失策を糊塗するために決断したようだ。
 これで任期途中の辞任の可能性が高まったと言える」

「勿論、「悪い円安」は確定である。
 1日で3%以上も円が急落することは、日本のGDPに換算すると
 ドル建てで15兆円以上も日本が貧しくなっていることになる」

「黒田バズーカ第2弾の害悪は、第1弾と比較にならないほど破滅的である。
 このように「発散」と呼ぶに相応しい急激な勢いで円が暴落している。
 120円に達する速度は予想できないほど速いと見ておいた方が良い」

「70年代や80年代の教訓から正しく学んでいれば、
 デフレ脱却で日本経済が好転するなどというカルト宗教の虚妄は明白である。
 資産価格バブルが健全な経済をもたらさないことも言う迄もない」

「実質的な円の切り下げは資産家を急速に豊かにし、
 ミドルクラスには資源・エネルギー・食料の悪性インフレをもたらす。
 アンダークラスにとっては最悪の状況で、エンゲル係数の高い家計が行き詰まる。
 軽犯罪が増え、日本の治安は悪化する可能性が高い」

「これから円安倒産が急増し「クロダ倒産」と呼ばれるようになり、
 愚劣な黒田バズーカ第2弾が、庶民の生活を破壊することが明らかになろう。
 昭和恐慌時の団琢磨と同様に、テロの標的とされる恐れすらある」

「投資家の稼ぎは日本が貧しくなった分の付け替えであり、特に為替は所得移転に過ぎない。
 人々の暮らしが苦しくなるのと引き換えに、一部の者に富が転がり込んだのである」

「2015年は安倍内閣が破滅の淵に叩き込まれるだけでなく、激動の修羅場となる。
 「円安=日本株高」という今世紀の常識がどこかで通用しなくなるだろう」

「当ウェブログは、これほど粗暴で破壊的な緩和策を全く予想していなかった。
 今迄の見方を全て転換し、「悪い円安」が急速に接近していると判断した。

「東証は年末までに1万9000円を超える可能性があるが、
 それは国民の生活とは殆ど関係のないバブルである。
 (事実、日銀は日本の成長率見通しを引き下げている)」

「日本経済は危険な激動期に突入しつつある。
 マーケットのボラティリティが急激に拡大するなかで
 一部の者だけが豊かになり、足蹴にされた国民が憎しみの目で彼らを見る」

……当ウェブログが予想した事態は、より速く、より深刻な形で実現しつつある。

「ドル高円安が進行することで日本の輸入物価高・CPI上昇を招き、
 スペックの仕掛けによる自己実現的な円安トレンド定着の可能性も見えてきた。
 2013年前半にジョージ・ソロスが不吉な予言を行ったように、
 「円安が止まらなくなる可能性」を見ておくべきである」

「財務省の法人統計で衝撃的な数字が出た。
 米経済回復でドル高円安が進み輸出業に大きな恩恵が及んだにも関わらず、
 日本企業の自己資本比率は過去最高の水準となったのである。
 投資増の勢いは依然として弱く、人件費に至っては前年比で5%も減少している。
 自民党政権と経済界が結託して労働者の実質所得を減らしていると考えざるを得ない」

「このような内向きの日本企業を優遇したところで、
 日本経済が強く回復する筈がないのは火を見るよりも明らかである。

「成長率が低下しているにも関わらず政策に嘴を挟む大企業と癒着し、
 経営層や株主ばかりに恩恵を及ぼす自民党の旧態依然の体質が露見する。
 2014年に急落するのは間違いなく安倍政権の支持率である。
 2015年にはリフレ派への評価は地に墜ち、アベノミクスは嘲笑の対象となろう」

一方、余計な追加緩和によって「事実上のマネタイズ」との見方はほぼ的中した。

「目先の円安に幻惑され、日本の将来に不吉な影がかかっている」

「当ウェブログが予測していた「悪い円安」が、異様な速度で到来することになる。
 安倍・黒田コンビが市場を軽視したために、財政危機もほぼ確実に接近する。
 「剣によって立つ者は剣によって滅びる」との箴言と同じく、
 金融政策によって立つ者は金融政策によって滅びるのであろう」

「黒田総裁の「次元の違う」量的・質的緩和は、事実上のマネタイズである」

「日本の国債市場は再起不能になり、財政再建を果たす可能性はほぼ失われた」

「黒田バブルに便乗して億単位の稼ぎを得る者が続出するだろうが、
 今から警告しておく。決して調子に乗って騒いではならない。
 ツケを回された国民の強い怒りは決してそのような輩を許さないであろう」

「今年は苦難の始まりの年となるだろう」とした予言が、悲しいことに実現しかけている。
危険な「悪い円安」の時代は「もうすぐそこまで迫っている」のではなく、既に「迎えつつある」のだ。

↓ EUR/JPY(ZAI) 上に抜けたがモメンタム減衰中。。


↓ GBP/JPY(ZAI) ユーロとは逆に上昇加速


再び、円安・株高が続く展開となった。
金曜の雇用統計も驚きの強さで、米経済は堅調な回復を続けているが
日本は「着実に貧しくなっている」と言える。


ドル利食い売りで軟調、ISM製造業指数で下げ渋る=NY市場(reuters)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0JF3B320141201
”1日のニューヨーク外為市場では、ドルが円とユーロに対して下落して取引を終えた。
 ドルは4日の欧州中央銀行(ECB)理事会や5日の11月の米雇用統計発表を控え、利食い売りで軟調な展開となったが、11月米供給管理協会(ISM)発表の製造業景気指数が市場予想を上回ったことから、終盤には下げ渋った。
 ドル/円は、欧州時間朝方に米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが日本国債の格付けをAa3からA1に1段階引き下げたと発表した後、2007年7月以来の高値となる119.15円を付けたが、その後のドル売りで終盤は0.3%安の118.29円。
 ユーロ/ドルは直近で0.2%高の1.2476ドルで取引されている。ただ、原油などの商品相場低迷を受け、ECBがデフレリスクに対応するため2015年初めまでに追加緩和を余儀なくされるとの観測が台頭。ユーロ/ドルの上昇は限定的なものにとどまるとみられている
〔中略〕
 一方、DRWトレーディング(シカゴ)の市場アナリストのルー・ブライアン氏は、「きょう起こったことでドルの行方が変わることは何もない」との見方を示した。米国と日欧の金融政策の方向性の違いから、ドルの主要通貨に対する長期的な上昇見通しは変わらないと多くのアナリストはみている。
 その他の通貨では、スイスフランがユーロに対して3週間ぶりの安値水準に弱含み、ユーロ/スイスフランが一時1.2044フランを付けた。11月30日のスイス国民投票で、スイス国立銀行(中央銀行、SNB)の金準備積み増しの提案が否決されたことが背景。〔以下略〕”

月曜日は日本国債格下げで一瞬下落したが
米ISMがポジティブで結局は上向きだった。
また、ユーロ/ドルとユーロ円の方向性が違ってきている点にも注意したい。


ドル一時120円台、ユーロはドラギ発言受け買い戻し=NY市場(reuters)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0JI2ID20141204
”4日のニューヨーク外為市場では、ドルが円に対して一時120円台をつけ、7年以上ぶりの高値を更新した。ただ欧州中銀(ECB)のドラギ総裁が追加緩和に踏み込んだ発言をしなかったことで、ユーロが買い戻され、相対的にドルは主要通貨に対して値下がりして取引を終えた
 14日に行われる衆院選で自民党が圧勝する勢いと報道され、安倍政権の経済政策の元で円がさらに売られる見通しも、ドル/円の買い材料となった。
 一方、ユーロは上昇。ECBのドラギ総裁は金利据え置きを決めた理事会後の記者会見で、市場の一部の期待に反して量的緩和について踏み込んだ発言をせず、その必要性については来年初めに判断すると述べたことが手掛かりとなった。
 ドル/円は120.25円の高値をつけた後、下げに転じ終盤は横ばいの119.82円付近。ユーロ/ドルの買い戻しが影響した。
 ユーロ/ドルは一時約2年ぶり安値の1.2284ドルを付けた後、終盤は0.5%高の1.2368ドル。
 ECBドラギ総裁の発言についてUSForex(トロント)のシニア顧客ディーラーのケン・ウィルス氏は「量的緩和策への国債の追加や、緩和策の拡充を明言しなかったことに少々驚いている」とし、「総裁は量的緩和策にとても及び腰で、いつ始めるか明確な時期を示さなかったことに失望している」と述べた。
 通貨オプション市場ではドラギ総裁発言の後、ユーロ/ドルの1カ月予想変動率が7.438%へ低下している。変動率は、ユーロ圏経済の低迷とECBの追加緩和策期待を背景に、7月以降ユーロの値下がりに伴って上昇を続けていた。〔以下略〕”

こちらは市場に隙を見せてしまったドラギ発言。
ユーロ円と違ってドルユーロは着実に沈下しており、
ドル>ユーロ>円の序列は完全に固定された。
勿論、最も貧乏籤を引くのは日本国民である。


ドルが対円で07年半ば以来の高値、雇用統計受け=NY外為市場(asahi.com)
http://www.asahi.com/business/reuters/CRBKCN0JJ2BG.html‎‎
”5日のニューヨーク外為市場では、ドルが対円で2007年半ば以来の高値をつけるなど、ドルが主要通貨に対して急伸した。11月の米雇用統計の内容が予想より良かったことで、連邦準備理事会(FRB)がこれまでの予想より早い時期に利上げに踏み切るとの観測が台頭したことが背景。
 11月の雇用統計では、非農業部門の雇用者数が32万1000人増と、2012年1月以来の大幅な伸びとなった。失業率は5.8%と、6年ぶり低水準にとどまった。
 これを受け、FRBが最初の利上げに踏み切る時期の予想が従来の2015年9月から、同年半ばに早まった。
 シティFXのG10外為戦略部門責任者のスティーブン・イングランダー氏は、「ダドリー・ニューヨーク(NY)連銀総裁とフィッシャーFRB副議長の今週の発言からも、FRBが金融政策の正常化をこれまでよりもより真剣に考え始めていることが見て取れた」とし、今回の雇用統計を受け、FRB幹部が考える利上げ開始時期が2015年下半期から上半期に前倒しされた可能性があるとの見方を示した。
 FRBが利上げに動けば、低金利政策を維持している日銀と欧州中央銀行(ECB)と、金融政策の方向が逆になる。そうなった場合、金利差によりドル建て資産の優位性が増すことになる。
 前出のイングランダー氏は、ドル/円は年内に125円を突破するとの見方を示した。また、ユーロには一段の下落余地があるとし、年内に1.20ドル、2015年は1.12─1.15ドルに達するとの予想を示した。
 ドル/円は一時、2007年半ば以来の高値となる121.68円まで上昇。終盤の取引では1.37%高の121.42円で推移している。
 ユーロ/ドルは2012年8月半ば以来の安値となる1.2271ドルまで下落。終盤では0.70%安の1.2290ドルとなっている。
 ドル指数は89.467と、2009年3月初旬以来の高水準を付けた。〔以下略〕”

周知の通り米雇用統計は驚きの内容だった。
東証が週明けに1万8000円に達するのはほぼ確実であるが、
問題はその後である。投開票日までは殆ど重要な米指標の発表がない。

    ◇     ◇     ◇     ◇

注目銘柄、以下の見解を維持している。

「富士重工と竹内が大相場になる可能性が高いと見ている。
 マツダは欧州停滞の影響を受け劣後するだろう」

PF組み入れ比率は ①竹内、②富士重、③東京建物の順で、森精機を増やしている。

 ↓ 輸出関連(Yahoo.finance) 富士重工は再上昇開始の気配、マツダとの差をまた広げるのか?



 富士重工(東証一部 7270) 467 → 670 / 573 → 1,283 / 1,938 → 2,563
               2,267 → 2,947 / 3,157

 マツダ(東証一部 7261)  232 → 306 / 178 → 275 / 87 → 217 / 130
               298 → 314 / 332 → 425 / 380 → 522
                (以降、5→1の株式併合)
                2,497 → 2,772 / 2,266

 竹内製作所(JASDAQ 6432) 636 → 1593 / 743 → 1,672 / 1,678 → 2,200 /
                2,250 → 2,286 / 1,924 → 2,878 / 1,995 → 2,878
                4,780 → 5,000 / 4,550

 富士フィルムHD(東証一部 4901) 4,190 

 東京建物(東証一部 8804) 298 → 312 / 277 → 413 / 541 → 615 / 857 → 923
              1,128 / 890 → 801(ショート)/ 945

 ケネディクス(東証一部 4321) 604 →

 マネックスG(東証一部 8698) 455 / 393 → 455 / 343・292・242(ショート)→ 278

 マネースクウェア(東証一部 8728)  1,255 → 1,431

 ユナイテッドアローズ(東証一部 7606) 1,044 → 1,215 / 1,087 → 1,284
                     1,146 → 1,526 / 1,341 → 1,752
                     1,906 → 3,160 / 3,410 → 3,650
                     4,025 → 3,345 / 3,780(ショート)

 ユナイテッド(東証マザーズ 2497)   2,800 / 1,696

 サンフロンティア(東証一部 8934) 61,600 → 114,600 / 77,700 → 154,100 / 88,300 → 154,100 /
                   132,300 (比較のため分割前の換算)

 トーセイ(東証一部 8923) 25,170 → 59,300 / 83,600 → 102,100 / 67,200 → 79,100 /
              82,100 → 64,200 / 75,600 (比較のため分割前の換算)

 丸紅(東証一部 8002) 404 → 437 / 453 → 587 / 450 → 587 / 542 → 608
             494 → 577 / 540 → 577 / 541 → 602 / 529 → 602
             489 → 706 / 518 → 706 / 705 → 752

不動産の動きが悪いので森精機にシフトさせている。
UAは先週同様、ショート方向で見たい。

 ↓ 不動産+マネースクウェア(Yahoo.finance) M2HDが続伸、ケネディクスは早くも失速




円の実力、40年で最低 追加緩和やアジア通貨台頭で(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF06H0J_W4A201C1MM8000/
”円相場が急落している。日銀によると、日本の貿易相手国通貨に対する円の総合的な価値を示す実質実効為替相場は1973年1月以来、約42年ぶりの弱さになっている。当時の円相場は1ドル=約300円で、73年2月の変動相場制移行後で最低となる。対ドルやユーロ、アジア通貨も含めた円相場の歴史的な全面安といえ、輸出には近年ない好条件となる半面、輸入や海外への旅行には強い逆風となりそうだ。〔以下略〕”

これだけ輸出に好条件であるのに、
大して輸出が伸びていないという悲しい現状。
異次元緩和は単に日本を貧しくしただけに過ぎない。

『日経会社情報』2015年新春号 2015年 01月号


    ◇     ◇     ◇     ◇

  【 いとすぎの為替ポジション 】

予想通りポンドがユーロをアウトパフォームした。

 2014/10/30 174.99 GBP/JPY Lev ×1.5

    現在 > 149.10 ユーロ/円(損益129%)← 今年の損益率
         189.07 ポンド/円
         121.41 米ドル/円

 ◎ 2013年の損益率(手数料等除外)> 164%
 ◎ 2012年の損益率(手数料等除外)> 142%
 ◎ 2011年の損益率(手数料等除外)> 138%
 ◎ 2010年の損益率(手数料等除外)> 147%
 ◎ 2008年秋~09年末の損益率(手数料等除外)> 353%

  ▼ ポジション解消済み
 2014/10/24 136.70 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2014/10/02 175.54 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2014/09/26 138.76 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2014/09/19 177.76 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2014/09/08 105.51 GBP/JPY Lev ×1.5
 2014/09/04 136.31 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2014/08/13 171.45 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2014/08/08 171.08 GBP/JPY Lev ×1.5
 2014/07/04 138.87 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2014/06/20 138.77 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2014/06/13 139.26 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2014/06/02 171.59 GBP/JPY Lev ×1.5
 2014/05/09 140.47 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2014/05/02 173.03 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2014/04/23 171.60 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2014/04/16 171.02 GBP/JPY Lev ×1.5
 2014/04/04 171.81 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2014/03/28 170.28 GBP/JPY Lev ×1.5
 2014/03/07 172.55 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2014/02/28 170.77 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2014/02/21 170.50 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2014/02/07 167.91 GBP/JPY Lev ×1.5
 2014/01/24 168.75 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2014/01/17 141.12 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2013/12/18 167.10 GBP/JPY Lev ×1.5
 2013/12/05 167.32 GBP/JPY Lev ×1.5
 2013/11/01 157.27 GBP/JPY Lev ×1.5
 2013/10/25 157.54 GBP/JPY Lev ×1.5
 2013/08/27 151.16 GBP/JPY Lev ×1.5
 2013/08/14 150.89 GBP/JPY Lev ×1.5
 2013/08/09 128.68 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2013/07/31 149.01 GBP/JPY Lev ×1.5
 2013/07/26 150.88 GBP/JPY Lev ×1.5
 2013/07/17 151.30 GBP/JPY Lev ×1.5
 2013/06/21  97.89 USD/JPY Lev ×2.0
 2013/06/11 152.83 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2013/06/07 150.87 GBP/JPY Lev ×1.5
 2013/05/24 153.41 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2013/05/16 101.94 USD/JPY Lev ×1.5
 2013/05/10 154.46 GBP/JPY Lev ×1.5
 2013/05/03 130.01 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2013/04/26 129.02 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2013/04/16 150.10 GBP/JPY Lev ×1.5
 2013/04/12 129.73 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2013/04/04 145.91 GBP/JPY Lev ×1.5
 2013/03/21 144.80 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2013/03/15 144.46 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2013/03/07 142.28 GBP/JPY Lev ×1.5
 2013/03/01 120.89 EUR/JPY Lev ×1.5
 2013/02/13 124.85 EUR/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2013/02/08 125.97 EUR/JPY Lev ×1.5
 2013/01/24 120.99 EUR/JPY Lev ×1.5
 2012/12/26 136.78 GBP/JPY Lev ×1.5
 2012/12/21 136.36 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2012/12/12 132.76 GBP/JPY Lev ×1.5
 2012/11/29 131.44 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2012/11/09 126.37 GBP/JPY Lev ×1.5
 2012/11/02 83.12 AUD/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2012/10/25 128.91 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2012/10/18 127.47 GBP/JPY Lev ×1.5 (ショート)
 2012/08/29 81.23 AUD/JPY Lev ×1.5
 2012/09/12 125.27 GBP/JPY Lev ×1.5
 2012/07/27 81.86 AUD/JPY Lev ×1.5
 2012/08/15 123.83 GBP/JPY Lev ×1.5

 …以下省略…

「ドル100円割れ」はなくなったと判断している。
120円に達する速度が異様に速く、「ドル150円時代」が接近している。
黒い日銀が円を切り下げ、格差が急激に拡大するステージに入った。

クロス円は依然として「リスクオンならユーロよりポンドが選好される」との見解を維持、
愚かな黒田日銀の追加緩和のため、完全に「悪い円安」が止まらない局面になりつつある。

※ くれぐれも投資家各位で御判断下さい。
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