みんなの心にも投資 … ソーシャルインベスター(社会投資家)への道

個人投資家の”いとすぎ ”が為替・株式投資を通じた社会貢献に挑戦します。すべてのステークホルダーに良い成果を!

ハーバード大学のケネス・ロゴフ教授らの最新研究−「公的債務GDP比が90%を超すと成長力は4%低下」

2010-01-27 | いとすぎから見るこの社会−全般
驚くべき研究結果が出ています。
日本政府の厖大な債務は周知の事実ですが、
公的債務の巨額さそれ自体が成長率を抑制するという
日本にとって致命的な傾向が明らかにされたそうです。

もしこれが本当であれば、日本経済は既に終わっている。
日中戦争の際と同様、泥沼に陥る可能性が高い。

私は警告と改革を強く促す意味を込めて

「日本の事実上の財政破綻は、2009年に始まったと
 後世の財政史の研究者は言うだろう」


と昨年に書いたことがありますが、残念なことに
単なる警告だけで済みそうにない情勢である。


国債をもっと出せ?=潮田道夫(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/biz/ushioda/news/20100124ddm008070092000c.html

”世界銀行の見通しでは世界の景気は回復しつつあるが、景気刺激策の効果が薄れると、
 腰折れしかねないそうだ。
 それは日本についても当てはまる。そこで、例えば榊原英資早稲田大教授(元財務官)
 は、本予算も成立していない段階だが、その補正予算の準備を始めるべきだと言う。
 賛成する人が多いのではないか。
 だが、財源はどうするのか。これ以上国債を出すと暴落するのではないか。
 全然平気だそうだ。とにかく不景気だから銀行は国債を買うしかない。50兆円だろ
 うと60兆円だろうと、市場はぺろりとのみ込んで、長期金利の上昇はごくわずかだ
 ろう、と。
 〔中略〕
 ところが、ハーバード大学の財政学の権威ケネス・ロゴフ教授らの最近の研究による
 と、公的債務のGDP比が90%を超すと、その国の成長力は平均して約4%も低下
 してしまう
。44カ国の財政史を200年にわたって精査した結果である。
 まいったなあ。意味するところは重大だ。日本の公的債務のGDP比は国際通貨基金
 (IMF)によれば今年219%。公的債務から政府資産を差し引いた純債務残高で
 も105%なのである。平均で4%も成長が押し下げられたら、日本はプラス成長す
 らできなくなる。
 国債を増発して成長をめざす時代は終わった。国債を出せばそれだけ、日本は低成長
 国家に向かうのだ
。(論説室)”

私は「既得権を徹底削減して雇用・成長政策に投入すべき」
との意見ですが、このコラムを見て一層その必要性を確信しました。

日本経済は今、長い下り坂に陥る瀬戸際にいるのだ。


▽ 富田教授の著書は必読です。





『国債の歴史―金利に凝縮された過去と未来』(富田俊基,東洋経済新報社)


外国人はこんな日本国債など買う筈がない。
彼らは暴落を待っているか売りの機会を窺っているに違いない。
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