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秋田で風力発電開発が急増、「適地が少ない」は矢張り大嘘だった - 環境省も漸くゾーニング開始

2017-07-13 | いとすぎの見るこの社会-地球環境を考える
秋田県で風力発電が急速に伸びている。
利権勢力やその「第五列」が今迄に散々国民を騙して、
風力発電が不安定で成長余地がないように偽ってきたが、
まさに「天網恢々粗にして漏らさず」である。

事実によって彼らの「嘘」が暴かれつつあり、
環境省が漸く風力開発のゾーニングを行うようなので、
原発のために空けてあった送電網の余裕がバレてしまうのは間違いない。

実際、青森県では近くで原発建設中の大間で風力開発が進んでいる。
下北半島は風が強いことで有名であるから、原発を稼働しさえしなければ
送電網は相当余裕がある筈なのだ。

逆に言えば、原発で稼ぎたい事業者は、原発の近くに風力発電が増えるのは
何としても回避したい。原発の必要性のなさがバレて、自社の収益が確実に減るからだ。

大間で風力発電が増やせるのであれば、当然ながら同じように潜在風力資源のある
御前崎や敦賀、佐多岬でも確実に風力発電を増やすことができる。

また、安倍政権が無駄に増やした公共事業費を送電網整備に転用すれば、
風況が良いことで知られる淡路島や北海道北部、玄界灘で風力開発を進めることができる。

若狭湾等の原発を完全に止めれば、北朝鮮から狙われる原発を無くせるのだから、
経済面ばかりか安全保障面においても完璧に正しい政策である。

▽ 原子力利権勢力が風力発電を異常に敵視し「弾圧」してきた理由は、自らにとって真の脅威だから

『総力取材! エネルギーを選ぶ時代は来るのか』(NHK出版)


日本の風力発電は、利権との長い戦いにもう少しで勝利できる。

「日本では世耕弘成・官房副長官への原子力マネーの「上納」が発覚して
 衆目の一致する通り自民党の金権体質と利権癒着が益々明白になっており、
 安倍政権も日本財界もエネルギー政策の後進性を国際社会に証明することになった」

「個人献金を装って国民の目を欺く原子力業界の事実上の「買収」行為は、
 電力大手役員の横並び献金と同質の醜い「お家芸」である」

「電力の「ベストミックス」などという欺瞞的な文言をまた持ち出したのは、
 「利権癒着政党と業界にとってのベストミックス」で国民を騙し儲けるためだ。
 再稼働で誰にカネが流れるかを調べれば明白である」

「せこい小細工と情報操作に長けた彼らによる、国民を欺く「戦略」は
 再生可能エネルギーを普及させるなら同等には原子力シェアを維持し、
 たっぷりと原子力利権勢力が稼げるような態勢に持っていきたい、というものだ」

「国民を欺くには「再生可能エネは高価」「不安定」と洗脳し、
 馬鹿で騙されやすい連中から操って切り崩してゆく意図であろう」

「「国土強靭化」と称するバラ撒きの一部でも使えば送電網整備と風力開発が飛躍的に進む。
 発電部門でのエネルギー効率が悪い日本では省エネの拡大余地が膨大にあり、
 太陽光発電は自家消費を優先して他を大幅に引き下げれば済む話であるが
 利権勢力やその第五列どもがそのような「正論」を語る訳がない。
 (そんなことをしたら自分達にカネが入ってこなくなる)」

「日本では原発の近くの強風地帯で容易に送電網に接続できる場所が複数あり、
 5~10%の程度のシェアであれば電力供給が不安定になどなる筈がない」

「原子力が市場で淘汰されつつあるアメリカでは、
 風力発電強化という合理的な政策に踏み出しつつある」

「稼働率とコスト面を考慮するなら、投機的な原子力を徹底排除し、
 沿岸・陸上風力と効率の良いコージェネを普及させるのが理の当然である」

「風力大国スペインと同じ緯度で偏西風に恵まれたこの国で
 風力が普及していないのは、原子力利権勢力の稼ぎが減るため
 国益を無視してカネを狙う連中が全力で妨害してきたからだ」

「原子力利権勢力の言う「送電線の容量に限度が」という次元の低い言い訳も、
 鉄道会社の場合は全く通用しない。人口集中値に鉄道網があるのだから、
 潜在的発電能力は高く送電ロスは低く、需要地も近い。
 (寧ろ、大都市圏から遠い原発の方が垂れ流すエネルギーロスが多い無駄の塊だ)」

「我が国の風力発電は、スペインと同じ偏西風に恵まれた地域特性にも関わらず、
 そして既に風の強い原発立地に立派な送電線が設置されているにも関わらず、
 エネルギー政策の「次元の低い」、しかも利権癒着政権がのさばっているために
 産業規模や発電量の伸びは遅々として進んでいない」

「産経報道では日本の大型風力発電設備が再び増加傾向にあるようだ。
 今まで散々FITに反対してきた立場上、FITが風力増の要因のひとつであると
 明言しないのは実に産経らしいところではある。
 (猶、増加まで時間がかかったのは環境アセスメントの影響)」

「当ウェブログが前々から指摘していた通り、
 日本における風力発電の拡大には送電網増強のコストを考慮し、
 消費地に近く初期コストの低い場所を選ぶべきだったのである。
 (具体的には東北や淡路島、敦賀半島、御前崎、玄界灘等である)」

「当然、洋上風力も浮体ではなく着床式で都市部に近い場所を優先しなければならない。
 環境省は送電網増強コストを試算し、ゾーニングを行うべきである」

「それでこそ健全で合理的な再生可能エネルギーの拡大が可能になり、
 日本経済が内需で成長できるようになるのだ。
 風力のシェアは最低でも電力供給全体の5%には達するポテンシャルがある」

「利権勢力が風力発電を妨害し中傷する理由は、
 高コストな太陽光と違って原子力の真の脅威となるからだ。
 (「劣等生」原子力のような突然の事故や稼働率急低下といった投機性は、風力にはない)」

「一部利権勢力とエネルギー多消費企業だけが儲かる原子力と違い、
 風力と省エネ(コージェネ等)は日本経済そのものを大きく成長させる」

「それなのに現実を認めない原子力擁護派は古臭い認識を改めず、
 風力は安定しないだの稼働率が低いだの「敗者の言い訳」を重ねている。
 利権勢力の安定収益に貢献するだけの悲しい言説でしかない」

「彼らは円安が進んでいた時期は「原発停止で国富流出」などと
 ふざけた主張をしていたが、輸入燃料費と日本のGDP成長率はもはや無関係だ。
 それが原油安で明白になってきて、次の口実を探すのに必死だ。
 何をやっても嘘の上塗りにしかならない惨めな連中である」

「経済効果や投資促進効果において、原子力は明白な「劣等生」だ。
 嘘だと思うなら日本の原発の総発電量の推移とGDP成長率を比較するがいい。
 寧ろ逆相関と言っても過言ではないのが事実である」

「真に日本経済に貢献する風力発電や省エネに力を入れない限り、
 一部利権勢力にカネをバラ撒くエネルギー政策を続ける限り、
 現下の低成長と投資抑制は変わらない」

「彼ら利権擁護者の主張は徹頭徹尾間違っている。
 原子力代替の主力はガス・コージェネレーションであり、
 最近素晴らしい進歩を遂げている地中熱のような省エネ技術である」

「それに風力発電と、夏期日中のスーパーサブである太陽光発電が加わり、
 あと10年以内にEV・PHVやその中古蓄電池の活用が確実に進むので、
 原子力は自動的に不要になる。原発立地自治体は確実に人口流出するので
 老朽原発だけが残されて若者がいないゴーストタウンになるだろう」

「IRENA(国際再生可能エネルギー機関)によれば、
 2015年の再生可能エネルギーの設備容量は世界で8%超の成長、
 風力だけで17%、太陽光は26%もの増加だった」

「あくまでも設備容量なので発電量はこの10分の1程度であろうが、
 計画ばかりで一向に進まない原発より優れているのは明白である」

「勿論、風力と太陽光発電のコストも着々と低下していて、
 安全コストが重くなる一方の「劣等生」原子力とは大違いである」

「こうした明々白々な数字を見れば、IRENAの設立時に
 経産省が後ろ向きだった理由がよく分かるというものだ」

「日本のエネルギー政策が何年もガラパゴス化しており、
 利権擁護の保守退嬰型であることが誰の目にも明らかになるからだ」

「折しも原発事故で甚大な打撃を受けた福島で、
 風力発電の新設計画が進んでいる。
 投機的な原子力と違い、安全で経済効果の高いエネルギーが
 中長期的に福島の復興に貢献するであろう」

「風力発電が有望な地域は福島以外にも数多い。
 北海道、北東北、遠州灘、敦賀、淡路、佐多岬、玄界灘。
 地域経済ばかりでなく日本経済の成長とエネルギー安全保障のために、
 風力発電を拡大させなければならない」

「カネが欲しい原子力利権勢力は喧しく電力不足と喚いてきたが、
 当ウェブログはその虚妄と有権者を欺く薄汚い動機を暴き、
 一貫して「東日本は電力不足になどなる筈がない」と主張してきた」

「どちらが正しかったか、どうやら事実が立証しつつあるようだ。
 東日本ではまだ強風で知られる北東北での潜在風力が未開発のまま眠っている。
 西日本では淡路島などの潜在風力資源が出番を待っている」

「最近では、矢張り予想通り地熱発電の開発遅滞も明白になっており、
 当ウェブログがそのコスト優位性を取り上げている
 地中熱とコージェネの優秀さとポテンシャルが益々はっきりしてきた」

「風力発電・コージェネ・地中熱が日本経済の癌細胞である原子力を撃滅し、
 投資が増えるだけでなくエネルギーコストも低下し燃料輸入が激減する。
 自家消費の太陽光発電のコスト低下で震災対策も強化される。
 原子力利権勢力にとっては自業自得だが、日本経済には微かな希望が見える」

「各地の自治体も一刻も早く目覚めるべきである。
 投資を抑圧し地域経済の独自技術を育てない原子力を排し、
 エネルギーシフトで中長期的に経済を支える政策に転換しなければならない」

「予想通り風力開発が日本全国で進んでいる。
 環境アセスメント要因でリードタイムが伸びているが、
 地域住民をカネのバラ撒きで黙らせる原子力よりも遥かにまともである」

「コスモ石油系のエコ・パワーが大幅に風力開発を増やす計画を立てており、
 安倍政権の大失態により低迷している国内投資を上積みする効果が期待できる」

「北海道に潜在風力資源が豊富であることはよく知られているが、
 需要地の近さと送電網との接続を考えても本州の強風地帯での風力開発が先決である」

「当ウェブログは一貫して風力発電の開発余地は大きく、
 電源シェアの5%は確保できる、その程度なら安定供給の妨げになどならないと
 前々から主張してきたが、完全に想定内の展開と言えよう」

「環境省も(やっと)風力開発のゾーニングを始めたようで、
 今後は地域経済への恩恵が大きい風力発電の着実な伸長が期待できる。
 原子力利権にしがみつく地域との「格差」がますます開くであろう」

「直近の注目としては、北朝鮮のミサイル実験の成功である。
 日本海側で、敵対国の絶好の標的となる原発を稼働するなどとんでもない話だ」

「近隣の独裁国家が核武装し、ミサイル戦力を向上させている今、
 原発稼働はもはや反社会的、反日的行為と言っても過言ではない」

「有事に強い分散型の半永久的電源、つまり再生可能エネルギーと地中熱が
 以前よりも一層その重要性を高めているのである」

「安全保障でも、エネルギー安全保障でも、経済効果でも結論は同じだ。
 風力発電などの「純国産」エネルギーの開発が日本を支えるのである」

「経産省は風力の買取価格を引き下げているが、たった1円だ。
 ほぼ家庭用電気料金と変わらない水準で、風力の経済性の高さが改めて確認できる」

「以前は電力大手が10円程度で風力事業者を「搾取」していた。
 そうした電力大手の横暴がほぼなくなった点ではFITの功績は大きい」

「愚かな安倍政権が国土強靭化などという建設業界との癒着政策に走らず、
 送電網整備を公共投資としていたらもっと風力は伸びていただろうが。
 (そうすればマイナス金利などなくとも投資は間違いなく増えていた)」

「ただでさえ投機的な原子力発電が安全対策でコストが上昇している。
 必死にコストをかける理由は明白で、特定事業者だけが儲かるからだ。
 かつては「クリーン」と偽称していた欺瞞的なエネルギーに相応しい末路と言える」

「それに対して、長年差別され利権勢力やイデオロギストの罵詈雑言を浴びていた風力は、
 「醜いアヒルの子」のように素晴らしい成長を見せている」

「僅か5年ほどで風力発電の稼働率が6%も上昇しており、
 目出たく買取価格も引き下げられることとなった。
 それでも採算は取れるのだから、結構な話である」

「しかしそうした優秀な数値も理解できないのか、
 安倍政権からは「サハリンから電力輸入」などと馬鹿馬鹿しい、
 しかも政治的思惑で汚染された案が出ているそうだ」

「北海道北部には送電網が整備されていないから風力発電は増やせないという話は
 矢張り利権勢力の利益を図る癒着政権の意向を反映させたものであろう」

「サハリンから長大な送電線を付設して電力をわざわざ輸入するのと、
 その半分以下の長さとコストで風力発電の送電網を整備するのと
 どちらが容易に採算を得られるか、どちらがリスク要因が少ないか、
 馬鹿でなければすぐに分かる話だ」

「いかに公益を軽んじて利権を優遇しているか、
 いかに選挙でB層を騙すことに必死になっているか、
 はっきり示されているというべきであろう」

「サハリンから電力輸入するより夕張の炭素ガス開発の方が
 地域経済に遥かに大きな恩恵を与えるのは自明である。
 半永久的にエネルギーを供給できる風力も幅広く地域経済を支える」

「劣等生である原子力と、優等生の風力は好対照である。
 技術革新で言えば風力の完全勝利、原子力は惨敗だ。
 欧州の新型原子炉など未だに動いていないのだから、結論は明白である」

「日本には公共事業バラ撒きで港湾が異様に多い。
 風力発電として役立つのであれば、漸く真の地域振興になる。
 (沖であれば魚礁にもなるので、漁業組合も出資した方が良い)」

「特に玄界灘や淡路島は強風に恵まれているから、
 港湾風力発電が成功する可能性は高い。
 西日本では貴重な、純国産エネルギーを開発する好適地だ」

「福島原発の廃炉にとんでもない巨額の費用が必要と判明し、
 原子力利権勢力とその第五列がいかに嘘つきか、
 「原子力は低コスト」などと嘯いて日本国民を欺いた輩が
 いかに反社会的な存在であるか、白日の下に晒されつつある」

「今迄、原子力利権勢力は情報を隠蔽し真実を隠し続けてきた。
 何故なら、彼らの動機が根本的に汚れているのを自覚しているからだ」

「我が国の原子力が単なるレント(政治的利権)に過ぎず、
 それを覆い隠すために低コストだのエネルギー自給だの安定供給だの、
 温暖化対策だの嘘の限りをついてきたことは今や明々白々である。
 (原子力の真の姿は、「利権勢力の安定収益源」でしかなかった)」

「そうした嘘と欺瞞に満ちた原子力利権勢力が
 異常な敵意と憎悪を見せて批判してきたのが風力発電だ」

「口では風力発電が不安定で適地が少なく、いかにも使えないかのように吹聴してきた。
 彼は利益で動くので、彼ら自身の行動が風力発電の潜在能力を証明していたのだ」

「つまり、彼らが風力や省エネを敵視してその成長を妨害しようとしてきたのは、
 両者が彼らが儲けるのに最も邪魔になる存在だからなのである」

「事実、安全コストが上昇する一方だという「隠れた高コスト」が明確になり、
 利権勢力やその第五列は原子力規制委に八つ当たりするという醜態を見せている」

「その間に、風力発電は利権癒着政権の陰湿な妨害に遭いながらも奮戦している。
 また、カネ食い劣等生の原子力と違ってイノベーションも進んでいる」

「九州大学の学生ベンチャーは、風車の後に羽根を付けることで
 発電量が2倍になるという驚くべき技術革新に成功したようだ」

「規模を大きくできれば素晴らしいイノベーションだ。
 再生可能エネルギーはあまりに広大な土地が必要と中傷してきた利権勢力と第五列は、
 またしても打撃を受けてただでさえ低い信用度を更に低下させつつある」

「九州北部で次々と風力発電への投資が決まっている。
 日本には、まだまだ風力発電の適地が数多く残っているのだから当然である」

「北九州では風が強いことで知られる響灘に着床式洋上風力発電群が並び、
 五島列島では浮体式風力発電所が建設されるようになる」

「当面、優先すべきは技術が確立しておりコストの安い着床式だ。
 日本はスペインと同様の緯度に位置しており
 偏西風という半永久的に得られる天然資源に恵まれている。
 (半永久的に害を及ぼす原子力とは大違いである)」

「響灘だけでなく下北半島などの北東北、御前崎、敦賀半島、淡路島、
 まだまだ風力開発の潜在力のある地域は多い。
 日本経済のためにも、地域経済のためにも、エネルギー安全保障のためにも、
 風力発電は公益にも国益にも資する優れた電源である。
 (地震にもテロにも軍事攻撃にも強く、地域波及効果が大きい半永久的なエネルギー)」

「今のシェアであれば電力供給が不安定になることなどあり得ない。
 今まで原子力に散々投資した分の数分の一でもあれば、
 送電網の整備も確実に進むであろう」

「日経報道は電力大手の本音と「不都合な真実」を示していて興味深い。
 電力大手には再生可能エネルギーを本気で伸ばすインセンティブがなく、
 自社の利益につながるかどうかが重要なのである。
 だから潜在風力資源を利用するよりも自社発電所のシェアを優先しているのだ」

「東芝の経営危機でも原子力の投機性や欺瞞性が益々明らかになり、
 コストの安い風力と省エネの威力が実証され続けるのは間違いない」

利権癒着政権に天誅が下って支持率低下、風力にとっては「天恵」である。

▽ 風力発電の経済波及効果は大きく、騒音やバードストライクも抑止可能である

『風力発電が世界を救う』(牛山泉,日本経済新聞出版社)


環境省が大手事業者の情報を公開させれば、風力発電がまだまだ成長できることが分かる筈だ。

「日本の電力大手が民営なのは、エネルギー政策転換には決定的な欠陥である。
 何故なら、民間企業として当然ながら自社の収益を優先するからだ」

「日本が低コストで震災に強い風力発電を増やそうとしても、
 安定供給だの送電網が整備されないだのあれこれ理屈をつけてサボタージュする」

「日本経済としてはエネルギー投資が増えて燃料輸入が減るからメリットしかないのだが、
 既存事業者としては新規参入が増え自社の収益が減るから絶対に容認できないのだ」

「この民間企業としては当然の「自社収益第一主義」こそ、
 我が国の潜在風力資源が活用されず、エネルギー効率も高まらない最大の理由である」

「既存事業者として今の収益源を死守したいなら、たっぷり自民党に献金して
 エネルギー政策を自社に有利なように操ろうとするのは経営面では合理的である。
 (だから日本社会にとっての経済合理性とは真っ向から衝突するのである)」

「しかも、既存事業者の経営層や社員にとっては、
 電力供給をほぼ独占してきたからこそ手厚い待遇が維持できたのだから、
 福島原発事故のため原発稼働が困難になり、待遇が悪化したのが身にしみて実感できるから、
 国民が何を言おうと原発を稼働させて新規参入を強力に抑止し、
 以前のようなボーナスを貰いたいという思いが強いのは理解できる」

「しかしながら、そうした利己的な本音が随所で露見しつつあり、
 北海道では原発稼働のため風力発電事業者の送電網接続を拒否し、
 風力開発が進まないように蓄電池という巨大な「足枷」を強要し、
 揚水発電所の利用率はたった2%という欺瞞的な行動を見せてしまっているのだ」

「これで、どうやって国民に信頼して貰えると言うのだろうか?
 今の電力大手が国民に信頼されるのは「駱駝が針の穴を通るより難しい」」

「環境省は、既得権を持つ電力事業者が風力開発を嫌がるのは当然なのだから、
 少なくとも環境省に対しては情報を開示させ、風力受け入れの余地は間違いなくあるのだから
 ゾーニングによって風力発電と送電網接続のコストが安い地域では
 公益のため風力開発を優先させるべきである。
 (そのためには既存事業者の資本参入を或る程度優先させても構わない)」

「何故なら、経済面から言えば間違いなく原子力よりも風力の方が優秀だからだ。
 原子力大国フランス(低成長)と脱原発のドイツ、或いは風力発電比率の高い欧州国を比較すれば明白だ」

そうでもしなければ、正しいエネルギー政策が実行されることはない。

 ↓ 参考

何としても風力開発を遅らせたい電力大手、原発稼働のため送電拒否 - 泊原発・東通原発の送電網はガラ空き
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/6709d7169e32f3b65db86ba5f904d106

九州北部で風力投資が続々決定、港湾での風力発電も五島での洋上風力も - 原発停止で投資増・波及効果大
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/69940984d214230b88428854d026c15a

日本の風力発電能力は今の約3倍、原発10基分に急成長する - 原子力擁護派は旧套墨守の言い訳ばかり
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/6935d93b30d1c04dce1a1b3bda6cc6fa

世界の風力発電は2030年迄に5倍増か、IEAの保守的な見通しでも3倍増 -「コストが下落している」
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/b861851c2b4460d0c70dfe318c82024a‎

▽ 風力やコージェネが普及している欧州国は、日本より経済成長率が高い(原子力大国フランスは低成長)

『欧州のエネルギーシフト』(脇坂紀行,岩波書店)


風力発電設備容量、青森県9年連続日本一 NEDO調べ(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFB11H42_R10C17A7L01000/
”新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2017年3月末時点の風力発電導入実績をまとめた。青森県の総設備容量は前年同期比5%増の38万5263キロワットで、9年連続で全国一となった。秋田県は同26%増の35万5151キロワットと大幅に伸び、北海道を抜いて2位に躍り出た。
〔中略〕
 青森の設置基数はJパワー子会社が16年5月に大間町で9基(計1万9500キロワット)を稼働し、239基となった。基数は北海道の304基に次いで2位。ただ、発電電力を受け入れる東北電力の送電網の余裕がなくなりつつあり、近年の伸び率は鈍化傾向にある。
 秋田では6つの風力発電所が新規稼働し、計33基(7万4153キロワット)増えた。主な新設発電所は、能代市の風の松原自然エネルギー(17基、3万9100キロワット)、由利本荘市の由利本荘風力発電(7基、1万6100キロワット)など。
 宮城は前年同期は0基だったが、17年1月に気仙沼市民の森風力発電所(4基、7480キロワット)が稼働し32位になった。福島は1基増、山形は2基減(廃止)で、岩手は前年と同じだった。”

「送電網の余裕がなくなりつつあり」は、実態を反映していない可能性が高い。
東通原発を建設中なのだから、送電網に既に空きがあるか、若しくは容易に増強できる状況の筈だ。
同様に、福島沖の洋上風力も確実に送電網が空いているのは間違いない。
コストの低い場所から着実に風力開発してゆけば、福島の復興に大きく貢献できる。


環境省、再生エネ導入促進へ新戦略 適地情報提供など(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO15140060Q7A410C1EE8000/
”環境省は地熱や風力など再生可能エネルギーの導入促進へ向けた新しい戦略を8月ころまでに作る。風力や地熱の施設を計画する際、風が強いなど発電に適した地域の情報を提供するほか、計画する事業者への補助金やファンドを通じた出資などの仕組みを整える。温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」で求められる削減目標の達成につなげる。
 風力や地熱は国立…〔以下略〕”

風力の更なる飛躍のためには、環境省の努力が重要である。
経産省は周知のように業界へ大勢の天下りを送り込んできた。
それよりも環境省はしがらみが相対的に少なく、
安倍政権の力が大きく低下している今、陰湿な妨害を受ける危険性も低くなりつつある。

本当に送電網の余裕がないのか、送電網整備のコストが低い場所はどこかをも含め、
環境省のこのゾーニングの本気度や巧拙によって、風力がどこまで伸びるかも左右され、
ひいては風力がその大きな経済効果により日本社会にどれ程の恩恵を及ぼせるかも決まるのである。


風力発電の保守業者育成 長崎のクラスター協 五島市で実習(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO18738120R10C17A7LX0000/
”長崎・五島市で風力発電のメンテナンス事業者の育成が始まる。長崎海洋産業クラスター形成推進協議会(長崎市)や地元企業が風車や発電機の構造などの基礎知識の講義から、実際の保守メンテ作業の職場内訓練(OJT)を実施する。五島沖では戸田建設が大規模な洋上風車を何本も建てる洋上ウインドファームを計画しており、関連産業を育てて地元雇用の創出につなげる。
 風力発電は風車が故障する頻度や、半年に1回程度実施する…〔以下略〕”

風力発電は、メンテナンスにおいて地元の雇用を確実に生み出す。
特定立地にだけ集中して恩恵を及ぼし、リスクは他人に転嫁する原子力とは大違いである。


洋上風車のMHIヴェスタス、日本進出 アジア開拓の拠点に(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO18241940Y7A620C1TJ2000/
”【ビルン(デンマーク)=市原朋大】洋上風力発電用の風車で世界大手のMHIヴェスタス(デンマーク)が日本市場に進出する。2018年までにアジアの販売拠点となる日本支社を設ける方針。アジアの有望市場とみる日本に技術者やマーケティング担当者を常駐させる。
 同社は三菱重工業とヴェスタスが折半出資して14年に設立した洋上風力発電機の専業メーカーで、16年までに納入した洋上風車の世界シェア(累計)は16%と…〔以下略〕”

海岸線の長い日本では、洋上風力に大きな成長余地がある。
まずはコストの安い着床式から開発が始まるであろう。
台湾で風力投資が急速に伸び、韓国が脱原発へ舵を切った今、
真っ先にポテンシャルの高い日本に投資が行われているのも当然と言えよう。
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