矢張り安倍首相は小泉元首相に遥か遠く及ばないことが明らかになった。
脱原発を主張する小泉元首相に対して反論しているが、
その反論の内容からエネルギー問題へのリテラシーの程度が分かってきた。
まさに「次元の違う」低さである。
自民党はそもそもイデオロギーに基づいて原子力を育ててきた政党であり、
(原子力は非常に未熟な技術でタービンや風力、太陽光のようにコストが下がらない)
大企業と癒着した電力族が要職にあるため「改革」などできないのが実態だ。
今の日本の現状では、過酷事故や廃炉といった巨額のツケは国民に回すことによって
エネルギー多消費型の大企業が安い電力コストを享受できるというのが「真実」である。
安倍首相の発言はとんでもない間違いだらけで、
日本は偏西風にも日照量にも森林資源にも恵まれた「資源大国」である。
「利権勢力と癒着政治家が資源活用を妨害する小国」と修正すべきだ。
また、「ドイツのように他国から電力融通できない」としょうもない言い訳をしているが
電力融通を妨害しているのは既存の電力大手各社である。
日本は東西にも南北にも国土が広く人口が集中しており、
地理的にはヨーロッパ以上に電力融通がし易い国なのである。
近畿のように他社からの融通があれば全く問題ない地域でも
関電は収益が減少するから抵抗するのである。
まさに顧客無視、既得権護持に凝り固まった態度が問題の根源にある。
我が国の原子力は、過酷事故の「実績」から考えて到底コストに見合わない。
福島第一レベルの過酷事故が僅か50年程度で起きたのである。
洗脳された連中が「1000年に1度の事故」などほざくのは架空の数字を捏造するためだ。
原子力推進・維持の「口実」がくるくる変わってきたのは動かしようのない事実であり、
真の理由が「洗脳」もしくは「利権」にあることを雄弁に物語っている。
▽ 原子力政策は旧ソ連そっくりの「計画経済」、多額の公費を蕩尽して不祥事だらけ
言う迄もなく、安倍首相は世界的な景気循環の波にうまく乗れたに過ぎず、
高い支持率は民主党の失態による「敵失」と錯覚による砂上の楼閣である。
無知な連中が雨乞いの祈祷師を信じるのと何ら変わりない。
喋りや振る舞いは巧みになったが行動原理は前回と大して変わっておらず、
景気循環によって成り上がった者は景気循環によって滅ぶ。
今の段階でもう既に、2015年以降の安倍政権の没落と汚辱が確実に予想できる。
「小泉元首相が先週、選挙応援で「脱原発演説」を行った。
この傑出した政治家の判断力・決断力は全く衰えていない」
「もし自民党が小泉総裁であれば全く違ったエネルギー政策を主張しただろう。
「公共事業200兆円」のような前世紀の遺物を持ち出す愚行はなかっただろう。
もし公共事業を行うならば東北での送電網投資と風力発電開発を促進し、
民間企業にコージェネやLED照明、断熱等の省エネ投資を促す施策へと
「選択と集中」を断行した筈である」
「今の自民党は束になっても小泉元首相に及ばないこと遥か遠い。
政治的には利益誘導の「抵抗勢力」である電力族をパージせず
経済成長を妨げる「お荷物」を切り捨てる非情さを示せないでいる」
と当ウェブログは書いてきたが、安倍政権のエネルギー政策が
日本経済の成長においてもネガティブなのは愈々明確になりつつある。
↓ 参考
小泉元首相、安倍総裁との器の違いを見せつける-「原子力発電をできるだけゼロに近づけなければならない」
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/f621419c9f9e21e61ea6a6f8e999c2da
また原発がガス火力に敗北、「原子力の終わり」が先進国の常識 - コスト面でも劣悪な原子力に未来なし
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/e310cabda443acde48a3510c61abdec9
▽ 原子力比率と経済成長率は全く関係ない、重要なのは省エネ
首相「脱原発」を改めて否定…独は参考にならず(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20131024-OYT1T01134.htm
首相をやめてから相当時間があっただろうに、
エネルギー分野では偏った知識を植え付けられた訳である。
日本では利権勢力が国内ですら電力融通を渋ってきた事実も知らない始末。
安定した風に恵まれた北日本で誰が風力発電の普及を妨害してきたか、
全く理解していないのは無様なことだ。
▽ 電力大手と、それと癒着した大企業・政治家が「A級戦犯」である
▽ 日本には欧州の林業関係者が驚嘆する木質バイオマス(←純国産)の潜在力がある
原発ゼロ約束は「無責任」と首相…小泉発言で(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20131024-OYT1T01134.htm
話にもならない。燃料費増加の主因は高価な石油火力であり、
原子力に依存して収益を独占しようとした電力大手の経営判断が元凶である。
また、日本の電力大手がバカ高いガスをのうのうと買って消費者に価格転嫁してきた事実を
全く認識していない。ガス火力を最新鋭の設備に更新すれば1兆円以上は簡単に節減できる。
川重やホンダ等のコージェネシステムを活用すれば更に経済的であり、勉強不足にも程がある。
↓ 無知で喋る方が遥かに無責任である
再生可能エネが2016年までに原発の2倍の規模に急拡大、1年で原発100基分の増加 - IEAの見通し
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/81df39252058c2f2d70d3f9d210b7fcd
「気温40度を期待」「昔のように金で世論操作できない」- 原子力利権勢力の本音、公益より再稼働を願う
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/e47039874adf99ed08ab2ec713967d9d
しかしそれにしても「小泉さんの政治的な一つの勘もあるのだろう」との
コメントは意味深だ。暗黙裡に自らが判断力に劣ると認めているのだ。
脱原発を主張する小泉元首相に対して反論しているが、
その反論の内容からエネルギー問題へのリテラシーの程度が分かってきた。
まさに「次元の違う」低さである。
自民党はそもそもイデオロギーに基づいて原子力を育ててきた政党であり、
(原子力は非常に未熟な技術でタービンや風力、太陽光のようにコストが下がらない)
大企業と癒着した電力族が要職にあるため「改革」などできないのが実態だ。
今の日本の現状では、過酷事故や廃炉といった巨額のツケは国民に回すことによって
エネルギー多消費型の大企業が安い電力コストを享受できるというのが「真実」である。
安倍首相の発言はとんでもない間違いだらけで、
日本は偏西風にも日照量にも森林資源にも恵まれた「資源大国」である。
「利権勢力と癒着政治家が資源活用を妨害する小国」と修正すべきだ。
また、「ドイツのように他国から電力融通できない」としょうもない言い訳をしているが
電力融通を妨害しているのは既存の電力大手各社である。
日本は東西にも南北にも国土が広く人口が集中しており、
地理的にはヨーロッパ以上に電力融通がし易い国なのである。
近畿のように他社からの融通があれば全く問題ない地域でも
関電は収益が減少するから抵抗するのである。
まさに顧客無視、既得権護持に凝り固まった態度が問題の根源にある。
我が国の原子力は、過酷事故の「実績」から考えて到底コストに見合わない。
福島第一レベルの過酷事故が僅か50年程度で起きたのである。
洗脳された連中が「1000年に1度の事故」などほざくのは架空の数字を捏造するためだ。
原子力推進・維持の「口実」がくるくる変わってきたのは動かしようのない事実であり、
真の理由が「洗脳」もしくは「利権」にあることを雄弁に物語っている。
▽ 原子力政策は旧ソ連そっくりの「計画経済」、多額の公費を蕩尽して不祥事だらけ
『新版 原子力の社会史 その日本的展開』(吉岡斉,朝日新聞社) | |
言う迄もなく、安倍首相は世界的な景気循環の波にうまく乗れたに過ぎず、
高い支持率は民主党の失態による「敵失」と錯覚による砂上の楼閣である。
無知な連中が雨乞いの祈祷師を信じるのと何ら変わりない。
喋りや振る舞いは巧みになったが行動原理は前回と大して変わっておらず、
景気循環によって成り上がった者は景気循環によって滅ぶ。
今の段階でもう既に、2015年以降の安倍政権の没落と汚辱が確実に予想できる。
「小泉元首相が先週、選挙応援で「脱原発演説」を行った。
この傑出した政治家の判断力・決断力は全く衰えていない」
「もし自民党が小泉総裁であれば全く違ったエネルギー政策を主張しただろう。
「公共事業200兆円」のような前世紀の遺物を持ち出す愚行はなかっただろう。
もし公共事業を行うならば東北での送電網投資と風力発電開発を促進し、
民間企業にコージェネやLED照明、断熱等の省エネ投資を促す施策へと
「選択と集中」を断行した筈である」
「今の自民党は束になっても小泉元首相に及ばないこと遥か遠い。
政治的には利益誘導の「抵抗勢力」である電力族をパージせず
経済成長を妨げる「お荷物」を切り捨てる非情さを示せないでいる」
と当ウェブログは書いてきたが、安倍政権のエネルギー政策が
日本経済の成長においてもネガティブなのは愈々明確になりつつある。
↓ 参考
小泉元首相、安倍総裁との器の違いを見せつける-「原子力発電をできるだけゼロに近づけなければならない」
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/f621419c9f9e21e61ea6a6f8e999c2da
また原発がガス火力に敗北、「原子力の終わり」が先進国の常識 - コスト面でも劣悪な原子力に未来なし
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/e310cabda443acde48a3510c61abdec9
▽ 原子力比率と経済成長率は全く関係ない、重要なのは省エネ
『欧州のエネルギーシフト』(脇坂紀行,岩波書店) | |
首相「脱原発」を改めて否定…独は参考にならず(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20131024-OYT1T01134.htm
”安倍首相は24日の参院予算委員会で、原子力発電などエネルギー政策について、「日本は資源小国で、いかなる事態でも国民生活や経済活動に支障がないよう、エネルギー需給の安定に万全を期すことが大きな責任だ」と述べた。
引き続き原発を重要なエネルギー源として位置づける意向を表明したものだ。
ドイツが「脱原発」を決めたことに関しては、「ドイツは欧州連合(EU)の中で電力を融通し合うことができる」と指摘し、日本のエネルギー政策の参考にはできないとする考えを示した。”
首相をやめてから相当時間があっただろうに、
エネルギー分野では偏った知識を植え付けられた訳である。
日本では利権勢力が国内ですら電力融通を渋ってきた事実も知らない始末。
安定した風に恵まれた北日本で誰が風力発電の普及を妨害してきたか、
全く理解していないのは無様なことだ。
▽ 電力大手と、それと癒着した大企業・政治家が「A級戦犯」である
『総力取材! エネルギーを選ぶ時代は来るのか』(NHK出版) | |
▽ 日本には欧州の林業関係者が驚嘆する木質バイオマス(←純国産)の潜在力がある
『日本林業はよみがえる―森林再生のビジネスモデルを描く』(梶山恵司,日本経済新聞出版社) | |
原発ゼロ約束は「無責任」と首相…小泉発言で(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20131024-OYT1T01134.htm
”安倍首相は24日のテレビ朝日番組で、小泉純一郎元首相が国内すべての原子力発電所を廃止する「原発ゼロ」を政府の方針とするよう主張していることについて、「今の段階でゼロと約束するのは、無責任だと思う」と述べた。
番組は23日に収録された。
原発ゼロの達成が難しい理由として、首相は、原発停止に伴う火力発電などの燃料費増加が年4兆円近いことを挙げ、「海外に国の富が4兆円、出て行ってしまう。ずっと続いていくと大変なことになる」と強調した。
自らの「政治の師」である小泉氏が政府の方針と異なる考えを打ち出していることに関しては、「小泉さんの政治的な一つの勘もあるのだろう」と語った。”
話にもならない。燃料費増加の主因は高価な石油火力であり、
原子力に依存して収益を独占しようとした電力大手の経営判断が元凶である。
また、日本の電力大手がバカ高いガスをのうのうと買って消費者に価格転嫁してきた事実を
全く認識していない。ガス火力を最新鋭の設備に更新すれば1兆円以上は簡単に節減できる。
川重やホンダ等のコージェネシステムを活用すれば更に経済的であり、勉強不足にも程がある。
↓ 無知で喋る方が遥かに無責任である
再生可能エネが2016年までに原発の2倍の規模に急拡大、1年で原発100基分の増加 - IEAの見通し
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/81df39252058c2f2d70d3f9d210b7fcd
「気温40度を期待」「昔のように金で世論操作できない」- 原子力利権勢力の本音、公益より再稼働を願う
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/e47039874adf99ed08ab2ec713967d9d
しかしそれにしても「小泉さんの政治的な一つの勘もあるのだろう」との
コメントは意味深だ。暗黙裡に自らが判断力に劣ると認めているのだ。
小泉元首相が反原発を表明されたことについて、私は心の底から、その発言の「動機」を疑っております。
小泉純一郎氏が「傑出して政治家」と評されるような業績は一切残していないと考えます。
伝統的自民党政治のスタイルをアメリカ寄りに力一杯舵を切ったのが小泉純一郎氏です。原子力発電についても過去、氏は一切反論を表明したことはない。
したがって、小泉氏が日本国にとって「傑出した政治家」であるとのご意見には同意できにくい気持ちであり、いとすぎ様の真意を伺いたい気持ちもあり、ご連絡いたしました。
「傑出した」=「正しい」ではありません。
小泉元首相の政策・実績・主張を全て肯定するものでもありません。
今、原子力利権の維持を狙う自民党守旧派を掣肘できる殆ど唯一の存在として無視できないのです。