僕の消灯時間まで

ブログの引越しをしました。
愛する方々へ、遺書のように。

がんばれ お母さん

2017-06-09 22:43:54 | 日記
今日の応援。
いつもとは違う急な依頼での応援だった。

「団は家族」
僕はいつもそう言う。
皆もいつもそう言う。

団員からの依頼だった。
家族からの依頼だった。
家族からの、家族への応援。

僕らは出来るだけ調整をして、四名で栃木に向かった。
東京からも四名の団員が向かった。

彼には子どもが二人いる。
二年生のお兄ちゃんと妹。

お兄ちゃんと話をした。
「よ!」
「こんにちは。」
「あのさ。君も淋しい思いをするだろうからと、お父さんからは君へのエールもして欲しいと言われたんだけどね、君からお母さんにエールをしないか?」
「……。」
「が〜んばれ、お母さん!って大きな声で言うだけでいい。それだけで、後は俺たちが君の背中を守るから。どうする?やるか?」
「それならやれそう。やります。」
「そうか、分かった。練習も出来ないし恥ずかしいかもしれないけれど、君の大好きなお母さんはこれから頑張らなくちゃいけない。君の応援は、お母さんの助けになる。君は、応援をされるのではなく、応援をする側になろうよ。その方が、きっと君も頑張れる。応援団は応援される人よりも頑張らなくちゃいけない。難しいかもしれないけれど、分かってくれる?」
「うん。僕がんばる。」
「よし。君は賢い。頑張れ。大丈夫。」

これ以上ない青空の下で応援が始まった。
太鼓の音が空に吸い込まれるようだ。
「蒼天仰ぐ」を歌う。
旗をしまい、彼を呼ぶ。

(大丈夫?)
(うん。)
(お母さんに届けてやれ。君の姿を。君の声を。思いきりがんばれって言ってやれ。)
(うん。)

とても賢い子だった。
段取りもいい。
度胸もある。

しかし、なかなか声を出さない。
(恥ずかしいのかな?)
と思い、近付き顔をのぞく。

涙を堪えていたのだ。
心配をかけまいと、様々な心と戦っていたのだ。
(無理ならば平気だぞ?)
(やる。)
(分かった、ごめん。待つ。)

風が心地良かった。

僕は風を楽しみながら、いつまでも待つことに決めた。

「が〜〜んばれ!」
来た!

「おがあざ〜〜〜〜ん!!!」
『フレー!フレー!フレーフレーフレー!』

エールの間、彼は両手で涙を拭って声を出した。
エールが終わり迎えに行って頭を撫でると笑っていた。
小さな声で、
(ありがと。)
って彼は言った。

その後、夫から妻へエールを送り僕らがそれを支え、三三七拍子で終えた。

いい天気じゃのう。


なんでもない日々が、本当に大切なのだと僕は思う。
「お母さん。お花摘んだよ。」

誰もが、誰かの応援団。
しっかり治して、皆でまたこの河原で遊ぼう。

頑張れヨウコさん。
「俺のエールは効く。」
そこに嘘はない。

さぁ、頑張れ!

押忍!!
ジャンル:
ウェブログ
コメント (3)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 栃木 | トップ | 昔小さかったパパの手は »
最近の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
効くよ‼ (直子)
2017-06-09 23:52:01
応援 必ず効くよ‼ あったかい心が私の身体にもいっぱい溢れてきました。
Unknown (3児の母)
2017-06-13 13:14:06
二年生のおにいちゃん、頑張りましたね!
おにいちゃん本人が「やる」と決めてたから、「待つ」と決めて待った団の皆さんも素晴らしいと思いました。
読みながらいろんな想いを感じ、涙が出ます。
他人事とは思えずコメントします (1045aoba)
2017-06-13 18:04:17
勘違いだったら、スルーして下さい。

小学生の子どもを持つ「お母さん」です。
厄介な病気を患っておりまして、今まで数回長期の入院を経験しています。

ヨウコさん、大丈夫です。

例えば病院からの電話の後、例えば面会の後、涙がこぼれてしまったとしても、ヨウコさんの家族はそれを乗り越える強い愛で結ばれているとお見受けしました。

だから、安心して治療に専念して下さい。

団長も言っていますが、青空応援団のエールは効きます。
その証拠に、私自身、エールを送っていただいてから、元気に毎日を楽しんでいます。さらにご家族にもエールを送ってもらったヨウコさんなら、心配なし!です(^-^)
自分を信じて、元気に帰ってきて下さい。
同じ空の下、私も笑顔の復帰を祈っています。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日記」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。