The Rolling Stones - Gimme Shelter (Live) - OFFICIAL PROMO
もう一曲ストーンズを続けます。
以前に、GFRのカバーを取り上げたのですが、オリジナルを聴きましょう。
この曲は不思議だ。
「悪魔を憐れむ歌」同様、盛り上がりが尋常でない。
単純なコード進行なのに、粘りっこく盛り上がっていく。
ギターソロも最高。ストーンズのロック魂が見事に昇華されたまさに名曲。
気持ちを盛り上げたいときにオススメの曲です。
歌詞はやけっぱちのような歌詞で、現代を皮肉るような内容で、まったく前向きではないのですが、このサウンドに乗ると、あら不思議、その皮肉に対し、負けないぞという気持ちになるんですよね。
(ギミーシェルター先輩からも解説をお願いします。)
ストーンズで一番好きなアルバムが「レット・イット・ブリード」で、冒頭に入っているこの曲の
イントロが流れてくると、いまだに心が震えます。
リズムがエイトビートやブルースではなく、アフロっぽく聴こえる(専門的には違うのかも)こともあり、
歌詞も含め、「悪魔を憐れむ歌」と並んでストーンズの妖しいイメージ(呪術的?)を生み出す原因と
なっている感じですね。
中学生の時に初めてこの曲を聴いた私は、「怖いけど何だか惹かれる」という危ない?
状況に陥いり、そのまま今日に至っています(笑)
ところで、この曲でストーンズの演奏とともに耳に残るのが、ミックと対等に張り合う印象的な
女性ヴォーカルなのですが、何年か前に「バックコーラスの歌姫」(だったかな?)という映画を
観たときに、その女性ヴォーカルに抜擢されたメリー・クレイトンが、この曲にまつわるエピソードを語っていて、それもなかなか興味深いものでした。
やっぱり基本はエイトビートか?という気もしてくるし、大体、ブルースっていうのは、
リズムの種類じゃなくて音楽のジャンルだし・・・素人が専門分野を語ってはいけませんね。
まあ、それだけ異様な雰囲気を持っている曲だということで。
助かります。
ビート的にはエイトビートのロックですね。
アレンジが悪魔を憐れむ歌と同様、スルメのように聞けば聞くほどクセになるという不思議な曲です。
その辺が呪術的というか怪しい感じですね。
コード進行は実にシンプルです。
それなのに飽きさせないのは、やはりアレンジとミックの実に粘っこいヴォーカルの力が大きいし、
ギターのチョロチョロしたフレーズもポイントになっていると思います。
圧倒的な名曲としか言いようがありません。
実はエレキギターを弾く人間にとっても、ギターソロを入れたくなるようなコード進行なので、気持ちいいのです。