多摩川河川敷、行方不明者に興味なし? サンケイのおそまつ記事

台風９号による、多摩川の増水で、今朝、東海道の鉄橋は渡れませんでした。
それにしてもまた、河川敷で暮らしている人たちに犠牲者が・・・。
増水するのは、はなから分かりきったこと、なのに、誰も前もって保護しない。流されている、危ないと通報されないと助けに行かない、冷酷な世の中です。

それにしても以下はお粗末、不謹慎きわまりないサンケイの記事。
何人の方が行方不明になっていたかより、<ネコと一緒に木につかまっていた>、と言うことの方が、サンケイの頭にとって重要らしい。


サンケイ、９月７日より、
「多摩川で１５人流される、ネコも　ネットや木にしがみつき」

東京消防庁などに入った連絡によると、台風９号の影響で増水した多摩川で、７日早朝以降に「中州に人がいる」といった情報が複数寄せられた。午前９時までに、都内では世田谷区や大田区で、多摩川の河川敷や中州に取り残された人が１５人以上に上り、そのうち８人を救助した。
　同庁によると、府中市小柳町の多摩川の中州で午前７時ごろ、６日夜からネコと一緒に木につかまっていた男性（５６）をボートで救助。大田区田園調布では午前８時４５分ごろ、水没した野球場のネットにしがみついていた男性をヘリコプターで救助した。
　大田区仲六郷では午前６時１５分ごろ、水没したゴルフ場で「４人が流されている」との通報があり、そのうち３人をロープなどを使って救助した。

悲惨な事件なのに、こっけいさをかもし出したいような記事に思えます。
サンケイの存在自体がこっけいなのかもしれませんが。

で、行方不明者は、いるんですか、何人なんですか。
路上生活者に対するヒヤヤカな視線がアリアリで、背筋に寒いものを覚えます。