mukan's blog

つれづれなるままに ひぐらしPCにむかいて

快適ツツジの小楢山

2017-06-14 11:00:12 | 日記
 
 昨日(6/13)の山歩きは二つの教訓を残した。
(1)一週前の天気予報はあてにならないこと、
(2)山梨は関東ではないこと。 
 
 この山行は当初、6/7に予定されていた。ところがモンゴルから帰ってきた翌日(6/1)の「週間予報」をみると雨になっている。結局6/4に「延期」を決め、皆さんに知らせた。6/6金曜日の天気が良かったが、当初参加予定の方々の2人が都合が悪いというので、12日(月)か13日(火)を予定し、今少し様子をみることにした。そのときの「10日間予報」は、12日は「曇り、降水確率80%、降水量0mm」、13日は「晴れ」。ところが6/6の「週間予報」の12日は「曇り、12時雨、降水確率40%、降水量5mm」、13日「晴れ」とはっきりした。迷わず13日に決め、皆さんにお知らせした。
 
 ところが、9日(土)になると、12日は「晴れ」に13日が「曇り」に変わった。10日(日)にはすっかり、逆転。まいったなあ、そうと分かっていれば12日が良かったかと、臍を噛む思いがした。そして昨日当日、関東地方は予報通り、早朝から雨。私は車で行ったから、浦和を出て小仏トンネルに入るまでは、土砂降り。登山口でも雨であったら小楢山の山頂まで行って、引き返して来ようとおもっていた。一週間予報は当てにならない。
 ところが中央高速の小仏トンネルを過ぎると雨は霧雨になり、笹子トンネルを抜けると雲は覆っているが陽ざしはある。ほっとする。これなら富士山は望めないだろうが、山歩きに不都合はない。山梨県は関東地方ではないのだ。良かったね。
 
 石和温泉のレンタカー手続きを済ませ、特急でやってくる人たちを待ち受けて出発したのは8時半。私のnaviが何か勘違いしたのか、現地「到着10:17」とずいぶん時間がかかる。案内する道も、どこをどう通るつもりなのか、細い道を右へ左へ曲がり、西関東道路に上がってからは、下の道をガイドしているのか「右折/左折」と、道なきところで指示をする。雲がとれて青空が広がりはじめる。これなら文句はない。涼しい。下山口の鼓川温泉に私の車を置いて、レンタカーでさらに先の焼山峠に足を延ばす。峠に着いたのは9時40分。駐車場にはトイレもある。小楢山の裏側を回って塩山方面から乙女高原へ向かうクリスタルラインという名のドライブラインの中間点になっている。ちょうどそちらからやって来三人組の登山者が声をかけてきた。鼓川温泉からの道は3年ほど前までは通行できなかった、と。だから彼らはこの峠から小楢山を往復する。あなた方は鼓川温泉へ下ってから、この車をどう回収するんだと尋ねる。そちらにもう一台車を置いてあると応えると、そうかそういう手もあるのかと感心しているようであった。
 
 用意を整え歩きはじめる。9時49分。空は晴れあがり、カラマツ林ににぎやかなハルゼミの声が響く。カッコウが鳴いているとkwrさん。焼山峠の標高は1526m、小楢山は1712mだから、山頂までの標高差は184m。なんてことはない。峠と山頂の往復だと3時間もかからない。子授地蔵の祠がある。周囲に小さな地蔵が置かれているのは願いがかなった御礼においたものだろうか。カラマツが若い緑色をして新緑の季節を演出している。少しでも多くの陽光を手に入れようとミズナラが葉を広げてみずみずしい。kwrさんが先頭をゆっくりとすすむ。mrさんが遅れじとついている。ahさんとkwmさんが白い花を見つけて、マイヅルソウかしらと言葉を交わす。樹林の中の陽ざしを受けたルートが、まるでリゾートの散歩道のように見える。紫色のスミレが点在する。イチゴの花が咲いている。レンゲツツジが大きい赤い花をつけて木々の間に見え隠れする。低い草の茎にしがみついているハルゼミの抜け殻をahさんがみつける。こんなところに隠れているのをよく見つけたねと感心する。
 
 レンゲツツジやそれとは少し違うが、どこがどう違うかはっきりとはわからないツツジの赤い色がたくさん目につくようになり、ドウダンツツジも姿を見せ、ズミだろうか白い花が破れたような葉と一緒に顔を出す。山頂はツツジの群落。その合間にミヤマザクラであろうか、枝の上に白い花を開き幹がサクラであることを明かすように特徴を示す。
 
 11時には山頂に着いた。1時間余。コースタイムより40分も早い。山名表示板が広い山頂の中ほどにおかれている。富士山は雲の中。下の方には甲府盆地の街並みが西から東へとはっきり俯瞰できる。その向こうには南アルプスだろうか、その前衛の鳳凰三山とそれに連なる山々が雲の下の南端を区切る。北を樹間からかいま垣間見ると、高い山嶺の谷間に白い雪渓が見える。金峰山や国師ヶ岳が位置すると、山名板は教える。早いが、ここで食事にする。風もなく、しかし気温もさほど上がらず涼しい。雲が多くなるとハルゼミは声を消し、日が差すと再びにぎわう。
 
 11時25分、山頂を出発する。ここから私が先頭を歩く。大沢山頭1674mまでのしばらくは、若干の高低差の稜線歩き。緑に覆われた樹林の中、ときどき大きな岩に阻まれ回り込むようになるが、気になるほどではない。30分余でここに着く。標識がしっかりしていて、鼓川温泉へのルートを違えそうにもない。「妙見山(鼓川温泉)2時間→」と標識にある。ここから少しばかりアップダウンを繰り返し、しかし着実に下りに入る。去年の末にこのルートを往復しているから不安はないが、けっこう急峻な下りがあったと記憶にある。12時にここを通過する。20分ほどで天狗岩と名づけられた展望台に着く。岩の先まで行くと、朝方通った林道など下界が見渡せる。恐々と先端まで行ったmrさんは「下をみなきゃ平気だよ」とahさんに言いながら、kwmさんに記念写真を撮ってもらっている。
 
 切れ落ちた稜線を囲むカラマツの樹林のあいだにハッとするようにツツジが赤い花をつけて起ちあがる。1時間ほど歩いて林道が下を通っているのがみえる。こんなところに林道ってあったっけ。ほんの半年前に歩いたのに、印象に残っていない。降り立ってみると「一次の峠」と名称がつけられていて、そう言えばそうだったと思うのだが、こうした記憶がだんだん遠ざかるのは歳のせいとして放っておいていいものだろうか。それを少しでも和らげようと、こうして「山行記録」を書き留めるようにしているのだが、それも読み返すようにしないといけなくなっているね。
 
 kwrさんがギンリョウソウを見つける。私はさっとカメラに収める。mrさんは撮影の邪魔になると彼はや木の枝を取り払う。う~ん、そういうのって「やらせ」っていうのではないかと思う。一次の峠から20分ほどで鎖場を上る。高度差は15メートルほどだろうか。右へ左へと大岩を縫って4本の節目をつけた長い鎖が掛かっている。鎖と岩の角をつかみ、足場を選びながら登らなければならない。私のあとにつづくkwrさんがmrさんのストックを持ってあげて、後続する彼女に、いろいろとサジェストしている。上りきったところに「見返りの岩」と名づけた金属製の柱が建てられている。それを振り返ってみると、ちょうど上ってきたkwrさんと柱といま通ってきた大沢山頭のピークがどっしりと控えてなかなか見ごたえがある。皆さんが上ったところでシャッターを押したが、ahさんが柱に隠れてしまった。
 
 13時半、「差山(妙見山の三角点)」と標柱の立つ地点に着く。「妙見山→」とあるから、どうしたのだろう、この表示はと声が上がる。(たぶん)この先の妙見山(と地元が呼ぶ山)を国土地理院の計測地点と選び、三角点を設けて観測したが、後に(たぶん別の)地元から、それを私たちは「差山」と呼んできたと指摘されて、このような標柱になったのではないかと話し合う。国土地理院の地図の妙見山は、ここから20分ほど少し先にある。そこまでの踏路がごろごろとした岩を踏みながら下る。去年末に歩いたときにはここに落ち葉が降り積もって、滑りやすく、また、ルートも定かに見えないほどであった。それが今回は、踏み跡も見える。危なっかしくもない。
 
 「ごんばち(牧平山)」と記された手書きの標識が気にかけられた地点から、急峻な滑りやすい土の斜面がつづく。ここも、年末に通ったときには落ち葉でルートは見えず、滑り易くて、登るときも下るときも閉口した。ところが今はすっかり踏み跡は見え、ピンクのテープもつけられていて、迷いようがない。季節の進行と山肌の姿はこんなにも早く変わるものなのか。kwrさんが脚が攣りそうになると、立ち止まってスプレーをかける。私は筋肉補強のタイツを履いているからか、その心配はない。
 
 15時少し前に、皷川温泉についた。私とkwmさんは焼山峠へ車をとりに戻り、他の方々は温泉に浸かっていてもらう。往復30分ほどで私も温泉に浸る。汗を流し湯に身を置き、着替えるだけですっかり疲労感がなくなる。石和温泉駅へ戻り車を返して、皆さんと別れた。途中眠くもならず、外環道に入ってから「工事渋滞」というのにぶつかって40分ほどをロスしたが、無事に帰宅。関東は雨であった。ところがカミサンがオカンムリ。どうして? 無事下山したのか、何時ころ帰るのか、夕食はどうするのか、わからなくて困った、メールぐらいしてよ、という。えっ、したよ、と私の「送信」欄を開いて読ませる。しかしたしかに、届いていない。鼓川温泉は「圏外」であったようだ。
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