11日は寒冷前線の通過で大荒れの天気。12日は西から移動してきた高気圧に覆われ、
本州付近はすっきりと晴れた。
神奈川県西部では、明け方になって風が弱まり、放射冷却で気温が下がり、たっぷり含まれて
いた水蒸気が凝結し、芦ノ湖の湖面付近に霧が発生した。雲海となったが、5時ごろには朝日が
当たりはじめ、撮影時刻の午前7時ごろには雲海は消えつつあった。
元箱根の湖畔から。もやの残る穏やかな湖面に富士の残雪が映りこんでいた。
ミヤマツツジもヤマザクラもすでに終わり、湖畔は新緑に包まれていた。 色々な緑の
モザイク模様に目を見張る。
季節は移ろい、そのときの天候でも風景は変わり続ける。同じ光景に出会うことは二度とない。
今だけの芦ノ湖、今だけの箱根。プライスレス。