前回の続き。
ロープウェーに乗らんとする目的は、宮島の中心に聳え立つ、標高535mの「弥山(みせん)」の登頂であった。
厳島神社近くの山麓から、ロープウェー乗り場までは、まずは徒歩10分の行程である。
山道を歩いていると、鹿が出迎えてくれた。
宮島では、厳島神社の近くでも、多くの鹿と出会うことができます。
ひょひょ~! な、何じゃこの行列は?
そう、ロープウェーを待つ人の行列なのです。
私が列の最後尾に着いた時点で、どのくらいの人が並んでいたのかわかりません。
でも、時間的にはそれほど待たされませんでした。
その理由はと言うと・・・、
これは、起点の紅葉谷駅から乗るロープウェーなんだけど、8人乗りという小型で、ロープウェーと言うよりは、スキー場によくあるゴンドラみたいな感じ。
これが、1分間隔でひっきりなしに運行しているため、回転も早く、それほど待たされなかったというわけなのです。
途中、榧谷という駅で乗り継ぎ。
今度は、30人乗りの、ロープウェーらしいロープウェーに乗車し、終点を目指す。
やって来たのは、「獅子岩展望台」。
ここからは、明治の宰相・伊藤博文が、「日本三景の一つの真価は頂上からの眺めにあり」という名言を残したほどの、素晴らしい絶景を楽しむことができる。
いかかですか?
晴れていたこともあって、なかなか綺麗な景色を目にすることができました。
さ、綺麗な景色も見れたし、ゆっくりと下山するか・・・、
おや、何だあの展望台は?
そう、実はこの獅子岩展望台って、山頂ではなかったのです。
ここから弥山の山頂までは、自力で登っていくことになるというわけで、その辺は、また次の記事でいうことで。