フィッシャー中将の艦隊運用の達人

かつては艦隊運営の天才と言われたフィッシャー中将が・・・白兵戦に勤しむ物語

美保関沖漁船転覆

2016-12-19 18:36:28 | Weblog
14日午前5時20分ごろ、松江市美保関町の美保関灯台から
北に約2キロの沖合で、鳥取県岩美町の田後(たじり)漁協に所属
する底引き網漁船「大福丸」(76トン)が転覆…


この転覆した場所は美保関灯台から北に2キロだが
才の地磯からはほんの目と鼻の先
鯨か大平が最も近そうに見える。


転覆した日は風が強く、北・北西ともに20mに達する程だった。
現地を訪れた12月16日早朝であれば随分西側に流された可能性
が高いが、西側の諸喰以西は渡船もあることから、軽尾・才辺り
の地磯を釣りがてら歩いてみることにした。

※個人の主観
本流は西から東で風も北・西風だが、境水道からの流れ出しを考えると
美保湾側に漂流することはあまり考えられない‼また万一美保湾側に
流された場合、釣り人では何の役にも立てない。

前日の昼すぎから南・南西に風向きが変わり波周期・波高ともに下がり
万一人が打ち上げられていたら岩に引っかかているかもしれない。
上空からのヘリコプターでは岩の隙間を見ることは出来ないから…

先ずは才の鯨から歩いてみることにした。現地に着いたのは
朝の5:00。準備をしてけもの道を歩いていく。
前日の雨で、赤土に落ち葉の被った道がよく滑る。

現地に着くと未だ真っ暗だが、海上保安庁の巡視船が停泊しており、
今回の事故の重大さが感じられる。

 鯨島で夜が明けてからの数時間を過ごし、もと来た道を引き返し、
水尻・大平を目指す。
 大平鼻は波周期が長い時(8m以上)は渡れない。タイミングを見て渡れない
ことは無いが、かなり危険。もし波にのまれたら岩に捕まることも出来ず、
血だらけになって沖に流される。
昔、〆たヒラマサがストリンガーから外れ流されたことがあった。この時
上着を脱いで飛び込んだが、岩場の海藻を掴んでもなかなかあがることが
出来ず、傷だらけになって何とかよじ登ったことがある。
この時ですら波高1.0m 波周期5.0mだった。

大平~早見ケ鼻~望楼…波周期は6.0~7.0m 波高は1.5m それでも
結構なさらしが出来、岩の隙間に押し寄せる波は恐ろしいものがある。
近くで波が巻き込み、底に潜り込む様子を見ると、胃が痛く吐きそうになる。

 磯場をまわり、港の入り口に戻ると1台の軽乗用車が止まっていた。
海辺には女性が一人…そしてそれを後方で見つめるもう一人の女性…
もしかしたら関係者かも知れない…

 私は無言でそこを通り過ぎ、釣り半分・捜索半分の自分の行動を恥じた。

結果として捜索の一部をなしたとしても、それが興味本位や物事のついで
では、所詮…。

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