昔、お琴と三味線のお稽古の小さな看板が出ていた平屋がありました。家が解かれた後、その敷地に小さなマンションが建ったのですが、敷地の隅にあった木蓮は切られずに残っています。まわりをアスファルトで固められてしまったのですが、けなげに毎年満開の白い大きな花をつけてくれます。柔らかな乳白色の花は、ほんのりと枝に灯っているようで、春を告げてくれる花として、毎年出会えるのがとても嬉しい花です。
それに昔のお家の趣のあった風情を少し偲ぶことができますしね。昼間は仕事でそのあたりを通りがかることもないのですが、ずっと以前に一度だけ、土曜の午後かなにかにマンションの窓から三味線の音が漏れていたことがあったのですよ。想像をたくましくするに、もとのお家の所有者だった方がそれを売ってマンションに建て替えて、一室をご自宅にされたのではないかと思ったのですけどね。
三味線のお師匠さんであったら、家の主は女性だったでしょうか。きっと色香のある年配の方で、その人も木蓮が好きだったに違いない・・・、なんてね。今はどうしていらっしゃるか、家が解かれたのももうずいぶんと昔のことなのですが、もとの主を偲ばせてくれる木蓮、ゆかしく暖かく。
ただ、お気楽な散歩者の私は、かつてこの木蓮のことを話したことのある別の女性が遠くにいってしまったこともあり、この木蓮には儚く切ない想いも絡まってしまいました。木蓮、ごめんなさい。
そんな葛藤とは無関係に、花びらの白さに枝間も明るむ樹は、きっと来週には花を落としてまた無口な樹に戻り、今度は緑の葉をいきなり茂らせてくれるでしょう。春先の感傷を集めて、思い切りよく散っていく花びらを惜しみつつ、明日もその脇を散歩してみたいと思います。
それに昔のお家の趣のあった風情を少し偲ぶことができますしね。昼間は仕事でそのあたりを通りがかることもないのですが、ずっと以前に一度だけ、土曜の午後かなにかにマンションの窓から三味線の音が漏れていたことがあったのですよ。想像をたくましくするに、もとのお家の所有者だった方がそれを売ってマンションに建て替えて、一室をご自宅にされたのではないかと思ったのですけどね。
三味線のお師匠さんであったら、家の主は女性だったでしょうか。きっと色香のある年配の方で、その人も木蓮が好きだったに違いない・・・、なんてね。今はどうしていらっしゃるか、家が解かれたのももうずいぶんと昔のことなのですが、もとの主を偲ばせてくれる木蓮、ゆかしく暖かく。
ただ、お気楽な散歩者の私は、かつてこの木蓮のことを話したことのある別の女性が遠くにいってしまったこともあり、この木蓮には儚く切ない想いも絡まってしまいました。木蓮、ごめんなさい。
そんな葛藤とは無関係に、花びらの白さに枝間も明るむ樹は、きっと来週には花を落としてまた無口な樹に戻り、今度は緑の葉をいきなり茂らせてくれるでしょう。春先の感傷を集めて、思い切りよく散っていく花びらを惜しみつつ、明日もその脇を散歩してみたいと思います。










実を申しますと、植物の名前については、私、まったく無知、に限りなく近いんです。ですので、道端で、きれいな花をつけた樹を見つけても、「何」がきれいだったのだかが、わからず、いつも悲しい思いをしております。
(もっとも人間相手にも、ほぼ同じ感覚なのか、人の名前を覚えるの、まったくの苦手項目なんです。たとえば。。。嵐のリーダー?え〜と、大江?大野?大本?なんて言ってるうちに、どれが本当だか混乱して終了・・・)
えへ、嵐の場合は、やはりもう、愛で! というか嵐ファンの家族とか同僚とかいれば、チャンスがあれば連呼してくれるから、イヤでも覚えました・・・(笑)。