奈良の名所・古跡

行ってみたい所があるといいのですが・・・古墳とか建物とか巨樹とかいろいろ・・・

珠城山古墳群

2008年06月13日 | 古墳
 柳本古墳群の中に位置する前方後円墳三基の古墳群です 撮影日;2008.6.1

 三基の古墳はいずれも6世紀の後半の築造と考えられるますが
 古墳時代の前期・中期に群形成をなした柳本古墳群の中に位置し、類例の少ない優秀な副葬品を出した古墳です

 消滅してしまった3号墳を除いて、1号・2号墳は昭和52年、国の史跡に指定されています

【珠城山1号墳】
 全長約50m、後円部の径20m、前方部幅20mです

 後円部に開口する横穴式石室は花崗岩の自然石を乱石積にした比較的小さい片袖式石室です
 玄室の長さ3.4m、幅約1.5m、高さ約2m、三枚の天井岩で覆われます
 
 玄室の中央に箱式石棺が破壊されながら残っていました
 現在、橿原考古学研究所付属博物館に展示されています

 遺物は棺内から二体分の遺骨の一部と多数の玻璃製の玉
 棺外から金銅製中空勾玉・銀環などの装飾品や環頭大刀・刀子・鉄鏃などの武器武具類
 ほかに工具・馬具・須恵器・土師器・円筒埴輪片など多種類の遺物が検出されました
 とくに三葉形や剣先形の杏葉・三葉環頭大刀などは優品です
1号墳の石室 橿原考古学研究所付属博物館の前庭に置かれた珠城山1号墳の石棺 

★所在地;桜井市穴師1067
★交通;JR巻向駅より 徒歩10分
★駐車場;有りません
★入場料;見学自由
★問合せ;0744-45-0962(桜井市教育委員会)

【珠城山2号墳】
 全長75mで最も規模が大きく、前方部に小型の竪穴式石室が知られています
 遺物や後円部の埋葬施設については不明

【珠城山3号墳】 前方部端の1部を除きほぼ消滅
 全長47.5m、後円部径、前方部幅はともに25m
 後円部と前方部の南斜面に横穴式石室が築かれていたそうです

 後円部の石室は両袖式で、家形石棺と組合わせ式石棺を安置していた
 遺物は金銅製双鳳文透彫杏葉や忍唐草文透彫鏡板、輪鐙などの優れた馬具類
 ほかに、挂甲小札・大刀・須恵器・土師器など
 前方部の石室は片袖式で、土器・金環・座金具など若干の遺物が出土
 木棺があったようです
 馬具や武具も出土しています


 2007年4月に史跡として整備されました
ジャンル:
奈良県
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