奈良の名所・古跡

行ってみたい所があるといいのですが・・・古墳とか建物とか巨樹とかいろいろ・・・

大僧正隆光の墓

2008年07月21日 | 碑・塚
 非常に小さな墓で、痛みが激しく割れが目立ちます

 撮影日;2008.6.13 

 徳川5代将軍綱吉の護持僧として権力を振るった人の分骨墓です

 悪法として世人の不満を買った『生類憐みの令』は彼の発案だとされます
 綱吉の死後は、かって再興に尽力した通法寺の住職に左遷されました

 隆光は奈良・超昇寺で亡くなった折
 当地の人々がお世話になったことから、分骨墓として建立したと伝わります

★所在地;羽曳野市通法寺
★交通;近鉄上ノ太子駅より 徒歩25分
★駐車場;有りません
★入場料;見学自由
★問合せ;072-958-1111(羽曳野市教育委員会)

 隆光大僧正は慶安2年(1649)現在の奈良市二条町の生まれ
 長谷寺等で学んだ後、江戸で関東新義真言宗本山の「護持院」を創設しました

 元禄年間、通法寺再興の時、多田義直の上表の際に柳沢吉保と共に尽力
 桂昌院の援助で大和の社寺修復に尽くし、永禄10年(1567)松永久秀が焼き、142年間雨ざらしの大仏殿再建に尽力しました


 源頼信の墓の傍に通法寺歴代の僧の墓が並んでいます


 本墓はこちら⇒隆光大僧正墓


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