「アマルフィ」真保裕一
内容紹介:ギリシャ神話の英雄ヘラクレスは、愛する妖精の死を悲しみ、世界で最も美しい地にその亡骸を埋めて街を作った。
その街の名は―アマルフィ。
まさしく我々が命を懸けるに相応しい作戦名だった。
ローマで日本人少女が誘拐。
真相を追い、外交官黒田がイタリアを駆ける。
サスペンスの名手真保祐一が書き下ろす、エンターテイメント小説の新境地。
映画は未見。
イタリアでは、誘拐事件に対する対応の仕方が大分違うということに驚きました。
序盤は、なんだかテンポが悪い印象。
ラストに向けては、急展開でなかなかおもしろかったです。
おもしろかったけどどのキャラクターにも、感情移入が出来なかったです。
キャラクターよりも、ストーリーで読ませるのかな。
映画のためのプロットだから当たり前なのですが、映画のための小説という印象でした。