“幻のギンリョウソウに出合う”

久しぶりにと言うか、１０年ぶりくらいに鳳来町の「阿寺の七滝」に行ってきた。日本の滝１００選に選ばれるほどの名滝である。毎月第４土曜日に開催しているシニアネットのウオーキングの幹事役が７月に回ってくるので、その下見に来たのだ。１０年ぶりなのでさぞかし変わってしまったかと思っていたが、ほとんど変わっていなかった。自宅から１時間１５分ほどで駐車場に到着した。遊歩道の入口に地元の農家の共同売店があり、駐車料３００円は自分で自主的に木の箱の中に入れるのも当時のままだった。

しばらく遊歩道を歩くと土手の斜面に何やら白い花を見つけた。よく見たらまっ白い色素のないその花は、もしや写真でしか見たことのないギンリョウソウでは、と思い、数枚写真を撮ってきた。ゆっくり歩いても２０分もかからない内に滝に到着した。これではウオーキングにならないな、と思い、遊歩道を滝の上まで登ってみた。滝は相変わらずの美しさで七つの滝となって流れていた。さらに東海自然歩道を山の尾根に向かって登ったが、さすがにこちらはきついコースで途中で戻ってきた。

天気のいい休日なのに観光客はまばらでとても気持のよいウオーキングを楽しむことができた。まだ早くてお昼のおにぎりの時間には早かったので、もう一つの名滝、「百間滝」に向かった。こちらは初めてきたけれど、最近とみに人気のある滝で、さすがに名滝の名に恥じない素晴らしい滝だった。ここでおにぎりをいただいて帰ってきた。この二つの滝をめぐるコースにしようと思う。家に帰って、ギンリョウソウを調べたらやはりそうだった。こんなところで幻のギンリョウソウに出合えるなんてラッキーだった。（2009・4・29）

“花桃の里”

新聞やテレビで紹介された南信州は阿智村の「花桃の里」へ行ってみたいと思っていたところ、予定が空いた４月１９日の日曜日、兄弟夫婦を誘って行ってきた。お天気は上々、気温も２０度を超え、絶好の行楽日和になった。国道２５７号、１５３号線を北上、途中道の駅に寄って地元の農作物を仕入れながらののんびりドライブだ。道中遅咲きの桜やミツバツツジに出会ったり、山のくねくね道は楽しい。昼神温泉周辺はこの季節、赤や白やピンクの花桃の花が満開に咲き乱れてにぎやかだった。
３時間ほど走って、目的地「花桃の里」に到着。花桃の木はまだ若かったが、一面に鮮やかな赤・白・ピンクの花は目にも鮮やかだ。観光客も大勢きていた。紅葉の季節はよく来ているが、春にこの地を訪れたのは初めてだったが、なかなかいいものだ。（2009・4・19）

“今年の桜”

ブログの書き込みをしばらくご無沙汰していたと思ったら、なんと半年ぶりだった。よほどその気になって書き込まないとすぐにご無沙汰してしまう。継続することは難しい。
今年の桜の開花は早かったが、咲き始めたころから、また冬に戻ってしまったので、おかげで桜の花が長く楽しめる。それでも満開が過ぎてそろそろ終わりになるので、どこかへ撮りに行こうと思っていたが、なかなか時間が取れなかった。今日午後やっと時間が空いたので、昼食後、近場の浜松城公園に行ってみた。
ところがうっかり今日は土曜日というのを忘れていた。着いてみたら公園一面に青いシートを敷いた団体の花見客でごった返していた。とても撮影どころではなかった。しかも、１時間も経たない内に、あんなによい天気だったのに急に雲が出てきて雨が降り出してきてしまった。あわてて家に帰ってきた。ほとんど撮らなかった中で１枚だけ撮ったのがこの写真だ。豪華な満開の桜もいいが、こんな可憐な桜もいいかもしれない。これで私の今年の桜も終わりかも。（2009・4・4）