歩かない旅人

 彼がなした馬鹿げたこと・・・彼がなさなかった馬鹿げたことが・・・人間の後悔を半分づつ引き受ける。ヴァレリー

レッドラインは一気に超えて行くべきか

2017-04-25 12:44:15 | 産経ニュースから記事を拾う

 

 防衛省の敷地内に配備されたPAC-3=5日(荻窪佳撮影)

  防衛省の敷地内に配備されたPAC-3=5日(荻窪佳撮影

  

 北朝鮮の大会向け報道で威勢のいい、恫喝プロパガンダが続いています。見境なく、本気かなれ合いか定かではありませんがチャイナにまで歯向かっています。しかも乱暴な汚い言葉で、報道官を通していますが、これは日本語に訳した訳文がワザとでしょうか。

  

  4月25日は朝鮮人民軍創設記念日「健軍節」という北朝鮮の重要な祝日です。本来ならばミサイルなどを打ち上げて、あの小国のくせに百万人近い軍隊を抱え、その意識を高めるために何か仕出かす可能性のある日ですが、今回はトランプ大統領の存在が不気味です。

  17日の北朝鮮で最も重要な祝日、金日成生誕の日、「太陽節」で、訳の分からない、撃ったらすぐに爆発するようなミサイルとも判別しない、一種の騒動がありました。あれはいったい何だったのでしょう。嫌がらせか強がりの見せかけだったのでしょうか。

  金正恩氏はまだ若く、命も惜しいでしょう。アメリカが今までの忍耐の限界を超えた、レッドラインを超えたとばかりに。首狩り作戦をテーブルの上に乗せたと思っています。単なる脅かしでない証拠にチャイナの習近平会談中にシリアに59発撃ちこみました。

  それの影響なのでしょうか。口だけは強気ですが、はたから見ると、急に北朝鮮の動きに不思議な現象が見られます。何やら金正恩氏は隠れて、今表に出て顔を晒しているのは影武者だという説もあります。耳の形が違うとか、正面の顔しか写さないとか。

  

  私が金正恩氏だったら、逃げ切るか、亡命するか、日本人のように命など要らないなどという潔さはないでしょう。何しろこの前の朝鮮戦争も、北も南も大将が真っ先に危なく成ったら逃げ出したそうですから、そんな勇ましい話は聞こえてきません。

   

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 産経新聞・平成29年4月24日 一面コラム

  【歴史の交差点】 4月24日
日本は対北レッドラインと戦略的対応を合意すべき時が来た 

  

    フジテレビ特任顧問・山内昌之  

  もともとレッドラインという言葉は、アイスホッケーのオフサイドの線として知られていた。転じて最近では、国際紛争において関係者が越えてはならない最後の一線を指す用語として使われるようになった。

  オバマ前米大統領は、アサド政権が化学兵器を市民に使うならレッドラインを越えたと見なし、シリアに軍事干渉をすると公言したものである。

  しかるに、オバマ氏は化学兵器の使用を目の当たりにしても動かなかった。その結果、ロシアはクリミア半島併合や東ウクライナ干渉に踏み切り、シリアでも全面的な軍事介入に出たことは記憶に新しい。

   

  他方トランプ大統領は、シリア政府軍がイドリブ県で化学兵器を使い、レッドラインを越えたと考えた。

  シリア人権監視団(SOHR)も使用疑惑を公にし、子供11人を含む58人の市民が死亡したと伝えた。

  トランプ氏が4月7日にシャイラート空軍基地を攻撃したのは、口先介入に終始したオバマ氏を選挙遊説中から批判していただけに、レッドラインの厳格な解釈にこだわったのだろう。

  

  しかし、興味深いのは、ロシアとイランとシーア派民兵勢力などは、米軍こそレッドラインを越えたと声明したことである。レッドラインは、それぞれの陣営に固有の解釈と基準があるのだ。

  もとよりトランプ氏は、プーチン露大統領に作戦の事前通告を行ったようであり、その攻撃によってロシア人に犠牲者を出すことはなかった。あくまでも、「イスラム国」(IS)に対抗するロシアとの協調路線にひびを入れるつもりはないというメッセージなのだろう。

  トランプ氏には、オバマ政権当時に崩れた米国の中東ヘゲモニーの回復を目指したと同時に、もう一つの狙いがあった。

  それは北朝鮮である。習近平国家主席を招いた席でミサイル攻撃についてささやき、中国が北朝鮮問題で主体的な解決努力を講じなければ、米国単独の行動も辞さないことを実例で示したのである。

  

  トランプ氏は、予想された以上に巧妙な外交駆け引きを、中露相手に繰り広げたことになる。

  実際、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は動けなかった。祖父、金日成氏の誕生日など祝賀行事のなかで、一部に予想された核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射をとりあえず見合わせたのである。

  米国の圧力はタテマエや表面的ポーズでないことを知ったからだろう。

  金委員長にとって厄介なのは、トランプ氏が軍事行動に踏み切る基準となるレッドラインの内容を明らかにしていないことだ。むしろ大統領は、意識的にレッドラインを明言しない方針のようである。

  大統領が公言したのは、シリアの政府空軍基地をミサイル攻撃した例を引照しながら、「適切な時には断固たる行動をとる」と強調したことだ。

  政府と与野党は、ソウルはじめ韓国在留の日本市民と本土国民の安全を図るためのレッドラインと戦略的対応について、虚心に合意すべき時が来たといえよう。(やまうち まさゆき)

 

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  中東では簡単に火が付きますが、朝鮮半島ではアメリカも苦い目にあっています。時の総司令官マッカーサー元帥も、この朝鮮と満州とチャイナの一部をグスッともいわさなかった日本という国の統治がいかに優れていたかを再確認したそうです。

  特亜三国が日本の憲法にこだわるのも分かる気がします。外国の内政にまで手を突っ込んでくるのは余程日本が怖いのでしょう。

  

  中々日本の憲法改正で、陰で反対していたのは特亜三国だけでなく、アメリカ自身も恐れていたと思いますが、トランプ大統領というビジネスマン上がりの大統領の出現で、非常に現実的な国益問題を考え、しかも日本を本当の盟友と認めました。

  現実的に考えると、ヨーロッパやチャイナより、アメリカにとっては日本と強く結んだ方が将来に向かって国益になるからだという現実的な考えから来たものだと思います。

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