歩かない旅人

 彼がなした馬鹿げたこと・・・彼がなさなかった馬鹿げたことが・・・人間の後悔を半分づつ引き受ける。ヴァレリー

日本国を目覚めさせたトランプ大統領当選!

2016-11-12 10:49:45 | 産経ニュースから記事を拾う

 

 

   

  

 産経新聞掲載の「主張」の前に、月刊雑誌『正論』に載った櫻井よしこ氏の【特集大統領はどちらがマシだった?】の中の一つ≪いずれにしろ、もう米国頼りはだめだから≫にTPPについて述べている部分があります。

  

  ・・・・その一つは環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)を何としても早期に成立させることです。大統領選ではTPPについてクリントン氏も否定的な立場を取っています。

  とりわけ失望したのは、クリントン氏です。彼女はオバマ政権の国務長官として、TPPが論じられたとき、これがどれだけ大事な枠組みであるかを認識していたはずです。それが今、大統領になってもTPPには反対すると言っています。

  

  クリントン氏の信念は一体、どこへ行ってしまったのか、と言わざるを得ません。私たちはTPPを提唱したベトナムの判断を改めて見つめる必要があります。

  ベトナムは中国同様、社会主義一党体制の国で、主要産業の多くを国営企業が握っています。腐敗も社会全体に浸透しています。

  ただ、ベトナムには、国力が弱まれば陸続きの中国にのみ込まれかねないという危機感が根強くあります。国力を強くするために国営企業と腐敗構造を解体する大改革に臨む。

   

  当然、そうした改革の先には一党独裁、現在の政治体制が崩壊する可能性があります。それでもベトナムはTPPを提唱したのです。

  経済とは、ただ単に貿易や生産、消費などだけではありません。経済は価値観そのものです。なぜ私たちが自由主義経済なのか。民主主義と自由、公正さや透明性の高い社会を望むからでしょう。

  経済はあらゆる面で民族、国家の価値観に裏打ちされています。中国とは全く異なる国際社会を創りたい。中国の仕組みや価値観に侵食されたくない。中国に対峙するための枠組みを作りたい。

  それがTPPに込めた思いだったはずです。戦略上、中国に対する大きな抵抗勢力を構築して、抑止効果を持ちたい。それがTPP の狙いだった。

  クリントン氏はこのことを理解していたはずが、すっかり変わってしまったのかと、失望しています。 (中略)

  最近日本の外務省もメディアも「環太平洋戦略的経済連携協定」と言わずに「環太平洋パートナーシップ協定」「環太平洋経済協定」などと「戦略的」という言葉を外した言い方をするケースが増えています。NHKもそうした言葉を使っています。

  

  TPPについて最も重要な「戦略的」側面を日本も忘れたのかと疑う所以です。唯一、安倍政権がTPPの国会承認を急いでいます。極めて正しい事です。日本が一日も早くTPPを可決してアメリカ政府にTPP承認を迫らなければなりません・・・・・


  櫻井よしこ氏の心配は無事安倍政権がTPP法案を通過させました。日本が今度は主導権を握って、政治には素人のトランプ大統領を説得してくれるものと信じています。

  アメリカは戦勝国としての苦難の道を今まで歩んできました。日本が敗戦国の苦難を味わったと同様に、戦勝国にも、戦争こそ正義だという信念を、自らに課し、日本が戦争しない70余年の間、戦争に明け暮れました。戦勝国の苦難の道だったのです。

  

  しかし、その世界の警察官から解放されたいと言い出したのです

  アメリカの価値観を押し付ける正義の戦いから手を引いたのです。ローマ帝国が変わったように、アメリカ中心の世界観は変わってくるでしょう。トランプ氏も今までのようにパックスアメリカーナではなく、国内中心アメリカンファーストになるのもうなずけます。

  その意味ではトランプ新大統領は常識的考え方を持った、野蛮な正義を振り回さない、普通の国に戻ったということでしょう。日本の民進党のTPP反対には何の理論的裏付けが見えません。

 

 🎤 🎤 🎤 🎤 🎤 🎤 🎤

 

【主張】 産経新聞 2016年11月11日 付

TPP衆院通過 反保護主義を行動で示せ


 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の承認案が衆院を通過した。

  その一方で、TPP離脱を唱えるトランプ氏が米大統領選に勝利し、発効は極めて難しくなったという現実がある。

  TPPは米国が加わらなければ発効しない仕組みだ。それゆえ、日本が率先して審議する必要などない、という議論が野党などにある。だが、これには同意できない。むしろその逆ではないか。

  米大統領選で勝利したトランプ氏(ロイター)

 


  トランプ氏に世界が抱く大きな懸念の一つは、保護主義の広がりである。自由貿易の推進で各国が結束を図り、そうした動きを阻むことが必要である。

  参院審議を確実に進め、日本が批准を果たすことは、その意思を具体的な行動で示す意味がある。保護主義の流れを断つよう米国に求める前提にもなる。

  安倍晋三首相は17日にニューヨークでトランプ氏と初めて会談することになった。日米同盟を維持、強化していくため、早期の顔合わせは重要である。

  トランプ氏(UPI=共同)、安倍晋三首相

 

  安全保障のみならず経済でも日米が協力し、同盟の実を上げていく大切さを訴えるべきだ。トランプ氏の真意をただし、孤立化を避けるよう促してもらいたい。

  その後にあるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議では、TPP参加国を糾合し、任期中の議会承認に望みをつなぐオバマ大統領を後押しすることが肝要だ。安倍首相が指導力を発揮すべき場面である。

  TPPに期待される本来の意義を思い起こしてほしい。

  日本は人口減少の本格化で国内市場の縮小が想定される。安定的な成長を実現するには、海外経済の活力を取り込むほかない。

  同時に、法の支配や民主主義などの価値観を共有する日米が軸となり、アジア太平洋地域の新たな経済的枠組みを築く。それに資するのがTPPである。

  民進党の蓮舫代表が衆院採決に先立って、「新大統領に失礼に当たるのではないかと懸念している」と語っていた。

  いかに国益を高めるかを忘れた発想であり、耳を疑った。

  参院では、経済連携を成長につなげる改革の具体策や、負の影響を抑える対策をさらに議論してもらいたい。食の安全や知的財産、投資紛争処理などの論点も、自由貿易を進める上で欠かせない課題である。

 

  🎤 🎤 🎤 🎤 🎤 🎤 🎤

 

  尾張の大ウツケと言われた織田信長のように、トランプ氏はわざと愚かしく見せていたと今日のテレビで誰かがしゃべっていましたが、当選して見れば、これで良かったのではないかと思わせてしまうあたり、タダものではありません。

  何となくわが日本の総理安倍晋三氏とも、気が合いそうな気にさせるあたり、日本もこれから新しい日本に生まれ変わる絶好のチャンスが来たと思われます。

  

  トランプ氏はビジネスマンだと言われています。いわゆる現実主義がどっちの方へ向かうか、非常に注目されるところです。

  しかし共和党から出たことを考えると、チャイナに対する考え方はクリントン氏よりましな気がします。安倍首相は素早く行動をして、実に頼もしい限りですが、万全な体調で臨んでほしいと思います

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 藤井厳喜『トランプ当選をな... | トップ | 【青山繁晴】トランプ大統領... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。