歩かない旅人

 彼がなした馬鹿げたこと・・・彼がなさなかった馬鹿げたことが・・・人間の後悔を半分づつ引き受ける。ヴァレリー

北京はスパイ狩り〝天国″になっているそうです

2017-04-21 10:35:08 | 産経新聞の記事から抜粋

 

 共同記者会見を終え、握手を交わすペンス米副大統領(左)と麻生太郎副総理兼財務相=18日午後、首相官邸(川口良介撮影)

 共同記者会見を終え、握手を交わすペンス米副大統領(左)と麻生太郎副総理兼財務相=18日午後、首相官邸(川口良介撮影)

  

 独裁国家が、密告政治を大々的に行ったという事を知ったのは、北朝鮮事情を読み漁っていた時代の事です。日本の連合赤軍なども、「総括」と称して、反省会を集団の前で、誰かを血祭りにしなければ収まらないような空気を造り出してきました。

 自分が助かるためには、誰かに罪を擦り付けるか、濡れ衣を着せ、生き残って行く嫌な制度が、共産党という思想にかぶれ、それをその国の国柄に合わせて好き勝手に、独特な共産国が生まれています。日本共産党はチャイナや北朝鮮とは違うというでしょう。

  

 石平氏のチャイナ・ウオッチは、いつも新鮮な意味で、斬新なチャイナ事情の、他のメディアでは絶対書かないようなことを、平気で書きますし、他のメディアはそれを見なかったかの如く無視します。

 今回のスパイ狩り〝天国″と化した、北京は、その他の都市にも広がっていくでしょう。民族が入れ替わり立ち代わり、ちゃんとした歴史など、有ったとしても、現在の勢力を握っているものの都合に合わせて、どんどん作り替え、捏造していきます。

  

 この荒れ果てた広大な大地には、真面な人間は住めません。

 荒れ果てたのは大地だけで無く、人間の心も凄まじい権謀術策と人間不信の中で、血で血を洗う時代を経て、今のチャイナ共産党北京政府・習近平政権があります。

 人間ですから、チャイナの人々全部がそうではないと思いますが、政治に関する話になると、こんな陰険な国はありません。欲望の一致だけが、仲間をつなぎとめるための唯一の方法でしょう。

  

 誠実、勤勉、親切、勇気、奉公、遵法、清潔、責任感、自己犠牲という美徳を台湾に住む人々は「日本精神」と呼んでいるそうです。これらの真反対の不道徳な連中を支那精神と呼んで軽蔑しています。蒋介石を筆頭に戦後中華民国の外征人の酷さの象徴です。

 

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 産経新聞・平成29年4月20日 付

   

  【石平のChina Watch】4月20日
「密告奨励」でスパイ狩り“天国”と化した北京 近づけばスパイ通報乱発の餌食に

  今月10日、中国の北京市国家安全局は、スパイ行為に関する新たな規則を制定し、施行した。

  一般市民によるスパイ行為の通報を奨励し、事件の摘発につながる重要な情報を提供した場合、通報者に最高で50万人民元(日本円で約800万円)を報奨金として払うという、いわば「密告奨励」の規則である。

  これに対して、誰もが疑問を感じるだろう。

  どこの国でも同じだが、スパイ活動への監視や摘発というものは本来、専門の反スパイ機関が行うもので、高度な専門知識と技術を要する仕事である。

一般人がスパイ活動を見破り、「通報」することはそう簡単にできるはずもない。北京市の新規則は一体何が狙いなのか。

  問題のポイントは、今の中国で当局が言う「スパイ活動」とは一体何を指しているかである。

  

  2014年11月から、「反スパイ法」が施行されることとなったが、スパイの定義を定めたその38条には「(5)その他のスパイ活動を行うこと」とある。

  この場合の「その他」とはまったく無制限なもので、いかなる拡大解釈も許してしまう危険な条文である。つまり、中国政府当局が「それがスパイ行為だ」と判定さえすれば、どんなことでも「スパイ行為」だと見なされる可能性がある。

  北京の地下鉄駅構内に張られた外国人スパイへの警戒を喚起する漫画。新規則の施行で取り締まりは一層厳しくなりそうだ=中国(共同)

  

  実際、この反スパイ法が施行されて以降、日本人だけで4人以上が中国で拘束されることとなったが、彼らの中には、普通のビジネスマンや主婦、日中間の交流活動に従事している「友好人士」が含まれている。

  ただでさえこのありさまだから、上述の新規則が実施されたことで、状況はよりいっそう厳しくなっていく。

  最高800万円という、普通の労働者年収の10倍以上という法外な報酬金は、あまりにも魅力的だからである。

 首都の北京とはいえ、社会の底層には、「金の亡者」のゴロツキやならず者たち、賭博や麻薬にどっぷりとつかっている人々、闇金融に手を出して借金の取り立てに追われている人たちは大勢いる。

  

 彼らにとって、当局の新規則はまさに「干天の慈雨」となろう。

 彼らはこれから、北京市内でビジネスに従事している外国人や、さまざまな交流活動を行っている外国人、そしてそれらの外国人とつながっている中国人たちの周辺に張り付いて、毎日のように監視の目を光らせ、ありとあらゆる捏造(ねつぞう)や妄想の情報を当局に通報するであろう。

 その際、首尾よく報奨金にありつけたらもうけもので、不発に終わったとしても別に失うものは何もない。

  北京という街は、まさに「スパイ狩り」の天国となり、普通の外国人や中国人にとって恐怖の地獄と化していくであろう。誰でもいつでもどこでも、「スパイ通報乱発」の餌食にされてしまう危険性があるからである。

  無実の人が嘘の通報の対象にされ、そのまま冤罪(えんざい)をかぶせられたら一巻の終わりだが、後になって疑いが晴れたとしても、当局の取り調べを受けただけで、現地での仕事と生活に大きな支障が生じてくるのは間違いない。

  

  それでは、日本人を含めた外国人たちは一体どう対処すべきか。

  おそらく唯一にして最善の対処法はできるだけ中国に、最低限、北京には近づかないことであろう。

 少なくとも私自身、前述の反スパイ法が制定されて以降、かの国の地に一切足を踏み入れないことを決めている。

 「危邦に入らず」というのは、他ならぬ中国最大の聖人である孔子様からの大事な教えだったのである。

                   ◇

【プロフィル】石平

 せき・へい 1962年中国四川省生まれ。北京大学哲学部卒。88年来日し、神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。民間研究機関を経て、評論活動に入る。『謀略家たちの中国』など著書多数。平成19年、日本国籍を取得。

 

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  今のチャイナ大陸は、今の共産党政府が出来てから、70年近くなりますが、毛沢東、鄧小平など随分滅茶苦茶な政策で、国土を取り返すことの出来ないほど荒廃させ、生存空間が無くなってしまったとさえ言、われるほど、膨大な人口を抱えていながらのこのざまです。

  

  石平氏は、日本に帰化したとはいえ、チャイナの将来を心配しているのは分かります。しかしながら今の地球上に抱える爆弾みたいなもので、動き方ひとつで世界の様相は変わってしまうでしょう。

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