セピア色の風

おもかげ探して西空見れば、セピア色した風が吹く。

ダリアに寄せて

2017年06月19日 | 雑感
「ダリア、ダリア・・・」と心の中で呟いていると、
いつの間にかフランスのシャンソン歌手で女優でもあったダミアと結びついてしまう。
そして、ダミアといえば「暗い日曜日」である。

1933年にハンガリーで発表されたこの曲は、1936年にダミアが録音・発表すると、
あまりにも厭世的なので放送禁止になってしまった。
日本でも発禁になっている。
世相的なこともあったのだろうが、心の奥深くまで沁み込んでくるこの曲が私は嫌いではない。

ところで、今日は桜桃忌である。
太宰治は、その生き方ゆえ、好きな人と嫌いな人がはっきり分かれやすい作家の一人である。
私は好きな方で、10代のころは太宰ばかり読んでいた時期があった。

太宰の次女で作家の津島佑子の手記によれば、太宰の一人息子はダウン症であった。
「桜桃」のなかに、一人息子と思われる個所の文章がいくつかでてくる。
息子のことを思ったときの太宰の不安と懊悩は、いかばかりであっただろう。
太宰の一人息子正樹は、15歳で死去している。

なんだか、ダリアから脈絡もなく話が飛んでしまった。
今日は、真夏のように暑い。
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7 コメント

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こんにちは (kao)
2017-06-19 15:01:14
アランの「幸福論」借りようとしたら
今日は図書館休館日でした(;´・ω・)
引き続きカーネギーさん読んでいます。
イルカの出てくる、グランブルーの
原作本がないかと探してみましたが、
この実話は最後主人公の方が自死されて
しまうのですね。悲しすぎるから
借りるのをやめようと思います・
同じ理由で太宰治も苦手。。・
この型の場合、「死にたければ女性を
巻き込まないで一人であの世いきになさいよ!」という青い怒りもありますが・・。
単純でゴメンナサイ。暑いですね~・・。
こんにちは (フェンネル)
2017-06-19 16:42:08
今日は月曜日だから図書館は休みですね。
「幸福論」は、アラン、ヒルティ、ラッセルが有名ですが、アランがいいと思います。
ヒルティはキリスト教的だし、ラッセルは私には読みづらかった。

グランブルーのジャック・マイヨールは自死していますね。
私の好きな画家のビュッフェも自死しているし、芥川龍之介も川端康成も自死していますね。
私も行ったことがありますが、軽井沢で手づくりケーキの喫茶店をやっていた作家の(「天国にいちばん近い島」を書いた)森村桂も自死しています。
数え上げればきりがありませんが、それを理由に読まないのはあまりにももったいないような気がします。

う~ん、太宰は女性を巻き込んで死んだと思うのはちょっとどうでしょうか。
女性の立場からだとそう見えるのかなあ。
機会があれば、玉川上水に一緒に入水した山崎富栄の遺書(日記)を読んでみると少し考え方が変わるかもしれません。
こんばんはー (kao)
2017-06-19 17:17:01
グランブルー。フェンネルさんがそうおっしゃるなら、
読んでみますね!!新しい世界観が
開けるかも・・・太宰治は・・
なんというか、奥さん以外の人と
心中ばかりして不倫が生理的に
鳥肌立ちますが・・。作品には
関係ないですものね。というか、その
富栄さんの遺書なら読んでみるかなあ・・
すこしは偏見が変わるかもです・
読書のご指南ありがとうございました~^^!
世界が広がるようでうれしいです。
Unknown (フェンネル)
2017-06-19 18:11:48
金子みすゞやヘミングウェイやゴッホも自死していますね。
かといって、私はゴッホ展にも行ったし、ヘミングウェイや金子みすゞも読んでいます。
ただ、生理的に嫌なら無理しないほうがいいと思います。
理屈でわかっていても、生理的嫌悪感のほうが勝りますからね。

山崎富栄のことは、このページも参考になると思いますのでURLを貼っておきます。

http://blog.goo.ne.jp/sinbosami4133/e/57ba7f29230f54de3ee3d8a331d0ac40

http://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/58054_61587.html

http://www.age.ne.jp/x/matchy/yamazaki.html

ジャック・マイヨールは日本にも住んでいた人で、大の親日家ですので是非読んでみてください。
追記 (フェンネル)
2017-06-19 18:18:06
一番下のURLは、クリックすると文字化けするかもしれません。

文字化けした場合は、ブラウザの更新ボタンをクリックすると正常に見られます。
ありがとうございます^^ (kao)
2017-06-19 18:47:38
全部読ませていただきました。
太宰治が誘惑したわけでは
ないという誤解がとけました!
富栄さん。そういう人生で
しあわせならしょうがないのかなと
思いました。不倫する女性はなにがなんでも自分の思いを優先するのですね。
周りの方の嘆きも聞かないで・・。
哀しいけどしょうがないなと思いました。
でも、奥様を誰より太宰治が愛しておられてよかった。だから奥様とは心中しなかったのかな。その誤解が溶けただけでもフェンネルさんに大感謝です!たくさん調べて
いただいて、ほんとに感謝です!
こんばんは (フェンネル)
2017-06-19 21:16:36
全部読まれましたか。
それはよかったです。

太宰治の妻の美知子は、太宰の師である井伏鱒二が仲人をしたんです。
そして、太宰の長女の園子の夫が厚生大臣をしていた津島雄二です。
今は、園子の息子の津島淳が衆議院議員をしていますね。
まあ、太宰の父親は貴族院議員でしたからね。
太宰の生家は津軽の大地主で、金木(当時は金木村)の殿様と呼ばれていたそうです。
太宰はそんな家柄にいつも含羞を持っていたようです。
坂口安吾が「不良少年とキリスト」という短編で太宰治のことを結構辛辣に書いていますよ。

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