春 夏 秋 冬

めぐり来る 春夏秋 麗しき 大和し護れ 民草いとえ 
          

直嶋正行新経産相には一日も早い上関原発建設中止の決定を!

2009年09月16日 13時25分13秒 | 原発・エネルギー問題

上関原発 中電16日の作業見合わせ 打開策検討
灯浮標が置かれた岸壁の前を封鎖する反対派の漁船 上関町の原子力発電所建設に反対する同町祝島の漁業者らによる阻止行動は15日も、平生町の岸壁付近で続き、中国電力(広島市)は、休み1日を挟んで5日連続で作業を断念した。中電は、事態打開策の検討時間を得ようと、急きょ16日の作業を見合わせることにした。

 中電は15日も午前7時半頃から、灯浮標を積み込むためにクレーン台船を岸壁に近づけた。しかし、これまで同様に上関町祝島の漁業者らの漁船約20隻が海上を封鎖。中電は、漁船の移動や話し合いを求めたが、漁業者らは、中電側の船に漁船を接近させるなどの抗議行動を取り、こう着状態がこの日も繰り返された。

 午後2時頃、中電は船上から「埋め立て工事は県知事免許に基づき、適法で適正なものである」と説明。台船の進路を妨害していることなどについて「現在の状況が続かないように強く警告する」と告げた。だが、漁業者らは「工事を一度止めなければ、話し合いは出来ない」などと主張。中電は作業中止を決定した。

 16日の作業を見合わせて、17日に再開する方針について、中電上関原子力発電所準備事務所の村田誠総務・広報部長は「状況を考えて、計画をどう進めるか社内で検討することにした。(知事や上関町長らの)仲介者を求めることはない」と説明。海保による強制排除の要請などは「今は考えていない」とした。

 一方、「上関原発を建てさせない祝島島民の会」の山戸貞夫代表は「冷却期間を置こうと思ったのでは。(今後の行動は)島に戻って相談する」と述べた。
(2009年9月16日 読売新聞)


上関町祝島の漁業者の、5日連続(中休み1日を挟んで)の阻止行動で、
中国電力は打開策検討のため急遽16日の作業を見合わせることとしたそうである。

今日は民主党と社民党国民新党の連立政権が発足する日である。
この新政権が今後原発をどうするつもりか、見極めようと言うのではないだろうか?
新政権には一日も早く、上関原発の建設中止を宣言して頂きたい。
そうすれば、中電も不必要な出費となる、埋め立て工事をすることもないし、
今回埋め立てしようとしている地域に生息する、貴重な魚類や鳥類を殺してしまう事もせずに済むだろう。

田ノ浦とその周辺においては139 種の鳥類の生息が記録されており、
とくに絶滅危惧II 類のカンムリウミスズメと準絶滅危惧に位置づけられているカラスバトは国の天然記念物にも指定されているそうである。(上関原子力発電所建設計画に係る希少鳥類保護に関する要望書

日本列島の中でも、手付かずの自然が残されている貴重な地域を、
原発建設のために埋め立てて、生物の生息地域を狭め、
その後は原発の放射能や、水温上昇の為に魚がすみにくくなると言うことが分かっているのに、
瀬戸内海の入り口ともいえる地区に、原発建設を強行すると言うのは、
何処から考えても、あまりにも無謀な事であると思う。

新しい経済産業相には直嶋正行政調会長が内定したそうであるから、
直島経産相には一日も早い、上関原発の建設中止の決断をお願いしたいものである。

追記
この記事にお寄せいただいたコメントにより、
直嶋経産相は、原発推進派であると知りました。
ガッカリです。

最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
直嶋さん (原)
2009-09-16 16:50:35
はじめまして。私も上関町原発には大反対です。しかしは直嶋さんは原発推進派なのであまり期待はできそうにないような気がします。

直嶋さんは今月9日の電力総連に来賓として呼ばれ、「温暖化対策は原子力発電なしでは成り立たず、きちっと推進しなければならない」と発言なさりました。

http://www.shimbun.denki.or.jp/backnum/news/20090910.html

社民党も連立したのはいいのですが、議席が少ないのでそれほど影響力はないようです。連合も原発賛成のようですし。http://sankei.jp.msn.com/life/environment/090916/env0909160134000-n1.htm

となるとあとは電力会社の隠蔽体質をチェックするメディアを頼るしかないのですが、電力会社という大スポンサーに配慮して自粛するので、今の悪循環はあまり変わらないのではないかと考えざるおえず、暗澹たる気持ちになります・・・。
原様 (和久希世)
2009-09-16 17:17:49
コメント有難うございます。
民主党は原発推進派だったのですね。
ガッカリ

此れではお先真っ暗ですね。
ご同様、私も暗澹たる気持ちです。

民主党の人は、原発の危険を感じない人だらけなのでしょうか?
CO2を少々減らしたって、放射能汚染されてしまったら、どうしようもないでは有りませんか!

其処のところをどうお考えなのか、鳩山新総理に問いただしたい気持ちです。
ご返事ありがとうございます (原)
2009-09-16 17:55:11
和泉様

ご返事ありがとうございます。本当に残念ですよね。

もう一つ悪いニュースは、どうやら民主党は記者クラブを解放するという当初の約束は破棄したようです。自民党時代には、記者クラブ制度のおかげで官僚・政府とメディアの間で癒着が起こりやすかったので、メディアが原発政策に対する批判を経済産業省にぶつける場面は全くありませんでした。民主党も結局は、記者クラブを解放しないことで、権力監視には欠かせないメディアを手なずける政策に転換ということでしょうか。こうなると経済産業省を支配する原発推進派の官僚を止めることは難しいと思います。http://montagekijyo.blogspot.com/2009/09/blog-post_16.html

ただ、民主党も原発政策に関しては一枚岩ではないようなのでそこに期待したいです。ミスター環境の福山議員は原発の危険性に危惧を抱いていらっしゃるようです。http://www4.osk.3web.ne.jp/~globejp/monthly/0710.html

原様 (和久希世)
2009-09-16 20:58:57
コメント有難うございます。
民主党員が皆原発容認派ではないにしても、
容認派である直嶋正行氏を経産相にしたと言うことで、その結論はでているのではないでしょうか。
でも、「幾らなんでも、上関に原発はないでしょう!」と言ってくれる可能性に、一縷の望みをつなげるかもしれませんね。

何とか上関に原発をお造るのだけは、思い留まってほしいものですね。
民主党 (原)
2009-09-16 23:10:01
ご返事ありがとうございます。まったくおっしゃるとおりで、直嶋さんを選んだ時点で民主党の政策の方針は明らかだと思います。現在ある原発を利用する、という方針にとどまってほしいのですが・・・。建設許可も下りていないのに埋め立てを始めようとする中電もさることながら、それを黙認する箱物好きの県知事と、傍観者を決め込むローカルメディア。もういやになりますね、ほんと。
全くですね (和久希世)
2009-09-17 07:48:11
瀬戸内海沿岸の人々にとっては死活問題になるかもしれないのではないかと思うのですが、
瀬戸内沿岸の他の県では新聞も、ほとんど書いていないようですね。
http://blog.goo.ne.jp/fenetre39/e/828c1c8e64c845acafb0557f4ba438a0

政官業癒着と言いますが、それを指弾する役目だったはずのマスコミが、すっかり政官業側の手先に堕してしまっているのですから、どうしようも有りません。

鳩山人気も、かつての小泉人気と同じ結果をもたらすだけになるのでしょうか?

鳩山由起夫は小泉純一郎とは違うと思いたいのですが・・・・・
経済産業省と環境省 (原)
2009-09-17 13:31:00
たびたびのコメントもうしわけございません。

おっしゃるとおり、メディアの報道はひどいですね。中電の社員が海上で抗議活動をしている祝島の方に向かって「あなたたちのなかにも帰りたい人がいるのだろう」と抜けぬけといったことなどもっと大々的に報じるべきなのですが。http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/dba39f8034ae4a6fe5d1fa8debd80836

直嶋さんがあらためて原発政策に言及したようです。脱原発の社民はストッパーとなれるのでしょうか。http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090917k0000e010019000c.html

環境問題に精通していない小沢鋭仁さんを環境大臣に選んだのも、原発政策をスムーズに進めるためのような気がしてなりません。以下のリンクによると、この方も原発推進派のようです。(ちょっと古い記事ですが)
http://www.47news.jp/CN/200305/CN2003051001000248.html
原様 (和久希世)
2009-09-17 16:11:55
コメント有難うございます。
「薔薇、または陽だまりの猫」の記述の中に
「原君の処で・・・・」と言う記述が有りますが、原さんは現地で、反対運動をしておられるのですか?

あのブログ記事を読んで、反対運動をしておられる方の大部分の人が70歳代の方々と知り、
現地の人は本当に大変な思いで反対運動を戦っておられるのだと、
改めてその苦衷と肉体的に限界に近いであろうお疲れがしのばれました。

私には頑張ってくださいと言うことしか出来ないのですが・・・・・

コメントを投稿