鍼灸師「おおしたさん」のブログです

東京都港区南青山で開業20年 / 6月から広島に帰る予定です

チョット小太りの方が長生きします

2005年10月29日 | 健康

 

ダイエットの記事としては、 ”やせるな!!!” って言っているようなもので、かなり不適切ですが……

 

要は

健康的にやせようよ! 

無理なダイエットは病魔をつれてくるよ!

何のためにダイエットをするのか、目的を明確にしようよ!

    ということが言いたい訳です。

 

 

このあたり……”おおした”は結構お手伝いできると思いますよ……。

 

 

健康的にダイエットする……に関連して

富家孝(ふけ・たかし)先生が毎日新聞2004年3月18日(東京夕刊)にこんな記事を書いています。

 

無理な節食はストレスのもと、長生きするのは小太りの人

 

<スリムな方が健康的ではないのですか> 

◆太り過ぎは、さまざまな病気をもたらします。

しかし、やせ過ぎの人も免疫力が低下して病気にかかりやすくなります。

国民栄養調査などをみると、中年世代を含めて男性の肥満は増加しています。

しかし、女性では肥満の人はかなり減り、やせている人が急増しています。

さらに、女性のほぼ全世代で、適正な体重であるにもかかわらず「自分は太っている」と思い込んでいる人が半数以上に上ります。

けれど、中高年になったら「やせる」イコール「スマート」でなく、病気を疑った方がいいケースも少なくありません。 

20世紀末から21世紀にかけて、新型肺炎SARS(重症急性呼吸器症候群)、鳥インフルエンザ、BSE(牛海綿状脳症)をはじめさまざまな感染症が人類の健康や食の安全を脅かしています。

私は、太り気味の方が感染症に対する抵抗力も強く、健康で長生きできる と前々から言い続けてきました。

 

<説を裏付ける根拠は> 

◆厚生労働省の研究班が全国の40~50代の男女約4万人を対象にして10年間追跡し、2年前にまとめた疫学調査では、太っているよりやせている方が病気で死亡しやすいという結果がでました。 

とりわけ男性では、死亡率が最も低かったのは一番病気になりにくいと言われてきた標準体重<BMI=体重(キロ)÷身長(メートル)÷身長(メートル)=22>の人でなく、少し太り気味の人(BMI=23~24・9)でした。

 

ちなみに私……

体重70㌔、慎重174㌢なので、計算すると70÷1.74÷1.74=23.1

ちょっと太り気味の域に入っちゃいました。

結構スリムで通していたのに……。

 

少し太り気味のほうがいいとは言っても……嬉しいような、悲しいような……。

 

そして、太り気味の人に比べ、標準的な人(同21~22・9)の死亡率は1・3倍、もっとやせた人(同19~20・9)は1・6倍 だったのです。

半面、もう少し太った人(同25~26・9)は、太り気味の人と統計的にほとんど差はありませんでした。 

もちろん、男女を問わず太り過ぎでもやせ過ぎでも死亡率は高くなりますが、その上昇のカーブは太り過ぎの方が緩やかだったのです。

 

<太り気味ぐらいなら、あまり気にすることはない?> 

◆私は、現代人の病気の多くはストレス、過労、睡眠不足といった生活習慣の乱れが引き金となって起きると考えています。

スリムになろうと無理な節食や運動に涙ぐましい努力をすることは強いストレスになり、免疫力も低下します。

反対に太めのままで締まった体にするのは、工夫次第でそれほど難しくはありません。

私自身のBMIが27だから言うわけではありませんが、太り気味の方が精神的にも肉体的にも充実した人生を送ることができる と思います。

 

<でも程度問題ですよね> 

◆太り過ぎが健康に悪影響を及ぼすことはいうまでもありません。

20歳の頃の体重に比べ、20年後に20%以上増えていたら、太り過ぎの危険領域に入ったとみていいでしょう。 

もうひとつ、体脂肪率も大事な指標 だと思います。

私は何年か前に、大相撲春日野部屋の若手力士の体脂肪率を調べたことがあります。

17人について測定した結果は、平均身長が180cm、体重が128キロで、体脂肪率はほぼ全員が20%台でした。

30歳未満の男性の正常値をやや上回るけれど、予想より随分締まった体であることに驚きました。

また、新日本プロレスの所属レスラー数人を計測したら、30代の選手は全員が十数%で、10%を割るレスラーもいました。 

反対に、スマートで理想的な体重を保っているのに体脂肪率が高い「隠れ肥満」の人も大勢いるはずです。

最近は体脂肪率を測定できる体重計が普及していますから、家庭に1台備えるといいでしょう。 

 

<日々をどのような心構えで過ごせばいいのですか> 

◆やはり ストレスをためない生活に越したことはない ですね。

標準体重を気にし過ぎると、肥満を免れてもストレスで病気になりかねません。

ウオーキングは体にいいことですが、必ず毎日1万歩といったノルマを課す必要はありません。

食事も、ある程度の脂肪分は健康維持に必要です。

健康であれば「これを食べてはいけない」という禁止事項は不要 です。

種類を豊富にとって、おいしく食べましょう。太り過ぎの人も、短期決戦でダイエットに臨むのでなく、気長に長期戦で取り組んだ方が、精神衛生上いいのではないでしょうか。

 

 

はっきりいって やせるのは簡単 ですが、

健康的にダイエットできないのであれば、ダイエットなんて考えないほうがいいですよ。

百害あって一利なし です。

 

それでもって、やせたいところはやせられない……

 

隠れ肥満の問題はよく指摘されるところです。

健康的にダイエットしましょうね。


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1 コメント

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はじめまして (堺屋番頭。)
2005-10-29 13:42:14
はじめまして、おおしたさん。

 コメントありがとうございました。ちょっと小太り・・・は以前にニュースでちょっとだけ言ってたのを聞いたことがありましたが、こんなに詳しくはしらなかったので勉強になりました。5ヶ月かけて無理せず落としていきたいので、がんばります。またサイトにお邪魔させていただきます。ありがとうございまいた。

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