自由と安定はトレードオフだと言われている(た)。
サラリーマンになったら安定しているが会社に拘束されるとか、
自由業になったら自由だが不安定だとか。
つまり、自由と安定は一挙に獲得することができず、
どちらかを選ぶしかないということだ。
なるほど、そうかもしれないが、
殊、家についてはこのトレードオフが
成立するかどうかが怪しい。
ということで、今日は世の「持ち家信仰」に
息苦しさを感じている身として、
ちょっと賃貸の良さ(というか持ち家のデメリット)を
書いてみようと思う。
従前は持ち家が安定、賃貸が自由の象徴だった。
というよりは、賃貸の分が悪く、
持ち家を買ってこそ一人前という風潮はあったし、
今でも根強く残っていると思う。
しかし、持ち家を買うのはどうも自分には
合わないなとずっと考えていた。
で、そこに来て「サラリーマンは自宅を買うな」。という本。
持ち家で自由が奪われる代わりに、安定が得られるというのが
従前の考え方。
しかし、今や持ち家で安定すら得られるか怪しいというのが
本書の主張。
安定が怪しい理由。
それは、債務不履行
(乱暴に言うと、ローンで借りたお金を返せないこと)を
してしまうと、遠慮なく国や銀行に家を召し上げられてしまう。
また、相続税が払えないと、
それでも物納という形で家を召し上げられてしまう。
つまり、持ち家が安定に寄与するというのは
かなり眉唾だよね、ということ。
そして、持ち家を買うことの非合理性は
他にもざっくり二つある。
第一に、持ち家を買うことが一生賃貸に
比べてそう安くはないということ。
よく売主の説明で、持ち家がいかに安く上がるかという
グラフが示されるそうだが、
家の取得にかかる諸費用や維持費・税金・利息は
完全に網羅しているとは言いがたい。
第二に、先にも書いたように自由が奪われるということ。
物理的に持ち家にしばられるという不自由さだけではない。
ローンがあるからといって、
やりたくもない仕事を辞めるとかいった人生上の
リスクを取りづらくなってしまうという、
精神的な不自由さもある。
蛇足ながら、でかい会社ほど持ち家を奨励した
施策を打っているけど、
これは持ち家の精神的不自由さを利用して
会社の言いなりになる社員を作ろうとしているんだ、
と下衆の勘ぐりをしてしまう。
また、物理的な不自由さは言うに及ばないが
一応書いておく。
それは、最大想定世帯人員数を考慮して家を買うので、
末子出産〜第一子の巣立ちまでしか
持ち家のスペックを生かしきれないということ。
子供が産まれる前や、子供の巣立ちの後は
がらんどうの家があるだけだ。
また、外部環境が変わっても、
小回りが利かない
(専門用語でいうと持ち家市場の流動性が低い)ので、
なかなかすぐに家を売ることはできないし、
たとえ売れても買い叩かれることが多い。
ただでさえ家余りだもんな。
で、賃貸のメリットは持ち家の
デメリットをそのまま裏返せばよろし。
賃貸はそう高くつかないし、
物理的にも精神的にも自由。
だから、相対的に見て安定度は低くないし、
自由度は従来どおり高い。
というわけで、家は賃貸に限るよというのが
今回の主張。
まあ、持ち家をキャッシュ(とか小額のローン)で
買うことができて、外部環境の変化にも対応できて
維持費もちゃんと払えるなら、持ち家も悪くないなと
思うわけだけど。
持ち家のことを悪く書いてきたけど、
全員に賃貸のメリットが適用しきれるわけでもなく、
持ち家が合理的な人もかなりいると思う。
持ち家で仕事を頑張るようになる人もいるだろうし。
功罪はなかなか計り難いものはあるよね。
だけど、俺には絶対に持ち家は合わないと感じている。
ひ、ひがみじゃないんだからね……。
んじゃまた!
サラリーマンになったら安定しているが会社に拘束されるとか、
自由業になったら自由だが不安定だとか。
つまり、自由と安定は一挙に獲得することができず、
どちらかを選ぶしかないということだ。
なるほど、そうかもしれないが、
殊、家についてはこのトレードオフが
成立するかどうかが怪しい。
ということで、今日は世の「持ち家信仰」に
息苦しさを感じている身として、
ちょっと賃貸の良さ(というか持ち家のデメリット)を
書いてみようと思う。
従前は持ち家が安定、賃貸が自由の象徴だった。
というよりは、賃貸の分が悪く、
持ち家を買ってこそ一人前という風潮はあったし、
今でも根強く残っていると思う。
しかし、持ち家を買うのはどうも自分には
合わないなとずっと考えていた。
で、そこに来て「サラリーマンは自宅を買うな」。という本。
持ち家で自由が奪われる代わりに、安定が得られるというのが
従前の考え方。
しかし、今や持ち家で安定すら得られるか怪しいというのが
本書の主張。
安定が怪しい理由。
それは、債務不履行
(乱暴に言うと、ローンで借りたお金を返せないこと)を
してしまうと、遠慮なく国や銀行に家を召し上げられてしまう。
また、相続税が払えないと、
それでも物納という形で家を召し上げられてしまう。
つまり、持ち家が安定に寄与するというのは
かなり眉唾だよね、ということ。
そして、持ち家を買うことの非合理性は
他にもざっくり二つある。
第一に、持ち家を買うことが一生賃貸に
比べてそう安くはないということ。
よく売主の説明で、持ち家がいかに安く上がるかという
グラフが示されるそうだが、
家の取得にかかる諸費用や維持費・税金・利息は
完全に網羅しているとは言いがたい。
第二に、先にも書いたように自由が奪われるということ。
物理的に持ち家にしばられるという不自由さだけではない。
ローンがあるからといって、
やりたくもない仕事を辞めるとかいった人生上の
リスクを取りづらくなってしまうという、
精神的な不自由さもある。
蛇足ながら、でかい会社ほど持ち家を奨励した
施策を打っているけど、
これは持ち家の精神的不自由さを利用して
会社の言いなりになる社員を作ろうとしているんだ、
と下衆の勘ぐりをしてしまう。
また、物理的な不自由さは言うに及ばないが
一応書いておく。
それは、最大想定世帯人員数を考慮して家を買うので、
末子出産〜第一子の巣立ちまでしか
持ち家のスペックを生かしきれないということ。
子供が産まれる前や、子供の巣立ちの後は
がらんどうの家があるだけだ。
また、外部環境が変わっても、
小回りが利かない
(専門用語でいうと持ち家市場の流動性が低い)ので、
なかなかすぐに家を売ることはできないし、
たとえ売れても買い叩かれることが多い。
ただでさえ家余りだもんな。
で、賃貸のメリットは持ち家の
デメリットをそのまま裏返せばよろし。
賃貸はそう高くつかないし、
物理的にも精神的にも自由。
だから、相対的に見て安定度は低くないし、
自由度は従来どおり高い。
というわけで、家は賃貸に限るよというのが
今回の主張。
まあ、持ち家をキャッシュ(とか小額のローン)で
買うことができて、外部環境の変化にも対応できて
維持費もちゃんと払えるなら、持ち家も悪くないなと
思うわけだけど。
持ち家のことを悪く書いてきたけど、
全員に賃貸のメリットが適用しきれるわけでもなく、
持ち家が合理的な人もかなりいると思う。
持ち家で仕事を頑張るようになる人もいるだろうし。
功罪はなかなか計り難いものはあるよね。
だけど、俺には絶対に持ち家は合わないと感じている。
ひ、ひがみじゃないんだからね……。
んじゃまた!












いま関東で持ち家を新たに買うのは相当ギャンブルですね。
阪神大震災のときも、二重ローン問題に泣いた人は多かったしなー。
尚更買えないや。
それこそがジャスティスみたいな刷り込みが
良くここまで育ってきたなと。
実際色んなことがあってその土地を去ると
「逃げるのか」みたいに言われることが
まだあるらしいし、難しい。
「地域」ってなんだろうね。
全部が入れ替え可能になってしまうのは
避けたいけど持ち家メリットが少ないのが
誰の目にも自明になった分仕方ないよね。
逃げるのか問題って、東京にもあるんすかねー。
話は逸れますが、地方なんかだと年配の方が
デカイ顔してて、それなのに「若者が減った」とか
言ってるの見ると、自分を省みることは大事だなと思います。
個人的には、持ち家=一人前信仰の人が多いと、
競争相手が減るのでいいんですがね……