日々・戯言の叫び

感じた事とか色々、表に出せない事を吐き出す独り善がりで嘘つきな日記

胸が痛い!!

2017-05-14 20:37:39 | 小ネタ
何かあったわけじゃないんです。
今日、とあるお祭りがありまして今年初のカキ氷を食べました。
…頭じゃなくて胸が痛くなったんです。
カキ氷が滑り落ちる食道だからだろうか?
いつのように二次創作。

お祭りで歩き回った。
凄く天気が良くて暑くて水分補給しないと死ぬは、これ。
そしてなぜか野菜を買って帰りました。
お安かったんだよ!!
いいと、これで野菜スープ作るから!!


6つ子。
四男の為に悪魔と取引した長男が次男を生贄にする話。


故に、人は其れを悪魔と呼ぶのだ 1


「さぁどれにする?」

目の前に並ぶ自分たち六つ子のパーソナルカーラー。
それぞれ赤と青と緑と紫と黄と桃に光る何か。
形も様々で不思議に輝き。
炎の様に揺れていたり水の様にきらきらしていたり稲妻みたいにピカピカしてたり。
目の前に並ぶそれらにおそ松は顔をしかめる。
六つの光の向こう側そいつはにやにやと、さも愉快だと言わんばかりにこちらを見ていた。


空が暗くなり、夕日が地平の向うに沈む少し前。
一松は帰ってきた。
両手で大事そうに一匹の子猫を抱えて。

「うわー、どーしたんすか一松にーさん!?」

「ちっちゃやーい! あ、でもちょっと弱ってるこの子?」

最初に気付いた十四松とトド松が覗き込めば、白黒ぶち模様の小さな、生後僅かばかりの子猫は力なくささやくように鳴く。
毛並みも悪く、目やにもひどい。薄っすらと開いたまぶたからのぞく目に光は無く、もれ聞こえる呼吸音は嫌な感じにに濁り掠れて。
詳しくない人間でも、体調が思わしくないことを一目で察せられる程度には衰弱している。

「うん、この前生まれたばかりなんだ。こいつだけちょっと弱ってるみたいで。だから・・・親に置いていかれて」

俯いたままぼそぼそと紡がれるのは野良の世界の厳しい現実。
生き残るためには例え我が子であろうと、弱い固体は見捨てられる。
その事実に心優しい十四松はしょんぼりと眉を下げ、トド松もまた哀しげに肩を落とす。

「それで、どうすんの一松?」

「一松キティをホスピタルに連れて行くのか?」

代表として処遇を問うのはおそ松。その後ろから聞いたのはカラ松。
一松は真っ先にカラ松を睨みつけ、吐き捨てた。

「ニートにそんな金ねぇんだよ! あてつけかよ!? ああん!?」

「ひっ!?」

八つ当たり気味な罵声にカラ松は引き攣った悲鳴を上げて、おそ松はまぁまぁと一松の肩を抱いて宥めてやる。

「で、どうすんのさ?」

改めて聞くのは静観していたチョロ松。
一松はしばし逡巡の後、小さく呟いた。

「しばらく、家に置いてやりたい。少しの間でいいから」

言外に、子猫の命が尽きるまでと含ませて。
四男の嘆願を兄弟は快く承諾した。
子猫の寝床は、六つ子の寝室。布団の傍に置かれたダンボール。
古いタオルを敷いて、できるだけ暖かく作った。
ダンボールからは濁った呼吸音が聞こえる。
いつも以上に背を丸めてじっと中を覗き込む一松に兄弟の視線が集中するが、何も言わずにチョロ松は電気を消した。

「一松、お前もちゃんと寝ろよー」

動かぬ弟に声をかけて、おそ松は目を閉じて。
眠りに落ちる前、弟のためにあの子猫を助けていやりたいな、と思った。


気付いたら、真っ暗闇の中にいた。
いや、気付いたら、と言うよりも意識したら。
とにかく、ふとした弾みにここにいたのだ。
真っ暗で、一メートル先も見えないのに何故だか自分のことはちゃんと見える。
首を傾げるおそ松はこれは夢かと一人ごち。

「いんやぁ、夢じゃないよー?」

返事が聞こえた。

「は? 誰だ、つーかどこだ?」

きょろりと辺りを見回して――そいつはいた。

「いよう! カリスマレジェンドデビルでーす」

頭から生えた二本の角、背中でぱたぱた動く蝙蝠みたいな羽にゆらりとゆれる尻尾。
いかにもな姿に驚いたが、何よりも驚かされたのは。
全身黒尽くめでにやりと唇を吊り上げるそいつの顔は、おそ松だった。
他の兄弟の誰かではなく、間違いなくおそ松自身。

「・・・あ!? お、お前」

思わず一歩後ずさる。
そいつは特に気にすることも無くぷかぷか浮いたまま手を振った。

「ああ、気にすんな。 お前の顔を借りてるだけだから。そんなことよりも」

ふいっと姿が掻き消えて、

「叶えてやろうか、お前の願い?」

真後ろから、声。

「うわ!? 願い? それって一生遊んで暮らせるってことか!」

「違うわ! 猫だよ、こ・ね・こ! 弟、悲しませたくねーんだろ?」

言われて、思い描くのはみすぼらしい子猫。ばさばさの毛並みの所為でそう見える、大事な弟の大切な友達。
目の前で逆さまに浮く悪魔とやらは、おそ松と同じ顔で笑っている。

「運がいいよ、お前。何せこのスーパーウルトラカリスマデビル様が特別に! 願いを叶えてやるんだから!
しかも今ならお得! なんと、魂をとらないんだぜ。凄くね? お得じゃね?」

「・・・あ、そう」

「んだよ、ノリ悪いなー。で、どうよ? 助けたいの? 助けたくないの?」

改めて聞かれると困ってしまう。
悪魔との取引なんて古今東西ろくな結末にならない。けれども魂はとらないと言ってるし、一松のためにも子猫は助けてやりたい。
うまい話には裏がると言うけれど、聞くだけ聞いてみよう。
駄目なら断ればいいのだ。

「そうだな・・・助けてやりたいよ」

悪魔は目と口を三日月に歪めて指を鳴らす。
瞬間、暗闇の中に浮かぶ天秤。
古めかしく、映画の中でしか見たことが無いような金色の天秤。
片方の皿には今にも燃え尽きそうな火の灯る蝋燭。既にほとんどの蝋は溶け、辛うじて残った芯を燃やしている。
そよ風ですら簡単に吹き消してしまいそうな、それは子猫の命の火だとなんとなく理解できる。
悪魔はやはり笑ったまま、手を打った。
そして、おそ松の目の前に、六色の何かが現れた。

「それはお前ら兄弟からそれぞれ抜き出したものだ。どれか一つを皿の片側に載せればいい。そいつが失われる代わりに、子猫の命は助かるぜ?
よぉ~く考えて選びな」

簡単だろ?と指差す悪魔におそ松は腕を組んだ。
どれが誰のものか、抜き出されたものは何なのか。
説明されなくたって解った。
並ぶ六色。
赤はおそ松、ギャンブル好き。
青はカラ松、演技。
緑はチョロ松、真面目さ。
紫は一松、天邪鬼。
黄は十四松、やきう。
桃はトド松、あざとさ。
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