日々・戯言の叫び

感じた事とか色々、表に出せない事を吐き出す独り善がりで嘘つきな日記

ニーアのサーチができました!!

2010-05-14 19:17:14 | DOD系
DODも兼ねてます。嬉しい限りvv
登録サイト様も増えているようだし、至福。
今日はニーアでネタ。
いつまでもあんな考察もどきを一番上にしとけん!!

ニーアは天然たらし。
カイネは照れ屋。
ニア←カイ的な何か。


君色スカイハイ


それはニーア一行のある日の出来事。

「カイネ、髪が乱れてる」
そう言って、彼女が自分で髪を整えるより早く青年が指を伸ばした。
さりさりと、手櫛でカイネの髪を整えていく。
その光景を白の書はやれやれと見守り、エミールはちょっとばかり羨ましそうに見つめる。
なんでもないような出来事、のはずだった。
ニーアにしてみればいつものおせっかいや、ヨナ相手に培ったおにいちゃん気質が発動しただけのことだ。
現にニーア本人も「よくヨナの髪をこうしてまとめてあげていたなぁ」などと、そんなことを思っていたわけだし。
その程度のことだったのだ。
――が、それですまなかったのはカイネだ。
カイネはその生い立ちゆえ親しい間柄の人間など祖母を除いていなかった。
祖母自身、数年前に他界している。
以来カイネはいつも一人だったし、たまに出会う人間とも突き放すように接していた。
早い話、このように誰かに手櫛で、など初めての経験だったのだ。
そもそも出逢った頃の、少女のようにほっそりとした少年の、年下だったニーアならいざ知らず。
現在のニーアは、すれ違った女が振り向くくらいには整った顔立ちの青年に成長している。
確かに昔の面影は残っているし、線の細さを感じさせる体つきもそのままだ。
しかし、毎日剣を振るっているだけあってその実鍛えられている体は、しっかり男を感じさせる。
カイネにとってはついこの間まで見下ろしていた少年が、今では見上げなければならない青年になっている。
その事実がいまだカイネの脳内ではうまく統合されていないというのに。
この男はこちらの気など何も知らずに、昔のように接してきて……。
ぐらぐらと、カイネの頭に血が上り始める。
いつものように、脳の片隅でからかう様に嫌味を言っているテュランの声など一切聞こえない。
つまり、許容を超えたのだ。
「カイネ、どうしたんだ?」
静かな彼女を疑問に思ったニーアが問いかけた直後。
「気安く私の髪に触れるなこの※△◎$野郎!!」
罵声とともに、数えることも馬鹿らしいほどのマモノを葬ってきたカイネの細い足がニーアに無防備な腹部を襲った。
どづぅぅぅぅ!!
「ぐはぁ!?」
ばうん、ばうんと。何度もバウンドして転がっていく体。
ごろごろと、ようやく止まった頃にはすでにニーアは呻き声すら上げていない。
「ニーアさん!? しっかりー!!」
「小僧ー!? いきなり何をする、この下着女!!」
突然のことに反応が遅れたエミールが悲鳴を上げて駆け寄り、白の書が非難の声を上げるけれど。
「ふん!」
鼻を鳴らしてずかずかと、足を進める。
「母さん、安心して。ヨナは俺がまも…」
「小僧が話してはならん相手と話しておるー!?」
「ニーアさん、還ってきてー!!」
背後の騒ぎにも振り向かないカイネの耳は、真っ赤だった。


素直になれずにごめんなさい。だけどそんな貴方が魅力的!!

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