フィール・パージュ通信

かめぞうブログから移転してきました。
お店での日々の出来事、わんこ日記を綴っていきます。

【本】阿蘭陀西鶴

2017-04-29 13:48:34 | 読書
最近読んだ本【阿蘭陀西鶴(おらんださいかく)】
朝井まかて〈講談社文庫〉

「好色一代男」「世間胸算用」などの浮世草子で知られる井原西鶴は
松尾芭蕉や近松門左衛門と同時代に生きた俳諧師でもあり
浄瑠璃作者でもあった。俳諧師としては一昼夜に多数の句を吟ずる
矢数俳諧を創始し2万3500句を休みなく発する興行を打ったことがあるが
その異端ぶりから「阿蘭陀流」とも呼ばれていた。
彼の娘・おあいは盲目の身ながら亡き母に代わり料理も裁縫もこなす。
一方、西鶴は手前勝手でええ格好しいで自慢たれ。
傍迷惑な父親と思っていたおあいだったが「好色一代男」の朗読を聴いて
父への想いが変わり始める・・・
おあいの視点から父・西鶴の人間像が描かれている。


お客様にお借りして読みました。
井原西鶴のことは「好色一代男」の著者であるということしか
あまり詳しくは知らなかったのですが本書を読んで
俳諧師や浄瑠璃作家としての凄まじい生き様とともに
不器用ながらも娘の事を思う父の顔を知る事ができて面白かったです。
人間大好き、世間に興味津々、数多の騒動を引き起こす
父・西鶴のことが嫌いで疎ましく思っていたおあいが成長するにつれ
自分こそ父親のことを何も分かっていなかったことに気付き
父に対する頑な心が少しずつほどけていく様が良かったです。

井原西鶴のことに興味をもったので作品を読んでみたくなりました。
江戸時代の大晦日の庶民の悲喜こもごもを描いた「世間胸算用」が
気になります。たぶん原文は読めないので現代語訳のものをですが。

2017年の読了数・・・32冊
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« モッコウバラのアーチ | トップ | 本日のさし入れ »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。