
屋号「百丈」は黄檗宗の百丈懐海にちなんでるらしい。日本では臨済禅の一派みたいに捉えられているが、中国では黄檗宗から臨済宗が出ているわけで、日本の受容の仕方が逆だったせいだろう。
国の登録有形文化財に指定されている店は3階建て。3階部分は展示スペースとして貸出も行っている。
使う蕎麦粉の産地も表示されていて、この時期は十割で打っていると貼紙が。おお、ラッキー。川越へ出かけた理由のひとつがこの店だから、これは嬉しい。
ビールのつまみに鴨と豆腐を注文する。
豆腐もうまいが、絶品は鴨。うわあ。こんなにやわらかく、肉の味のよろしい鴨肉はもしかしたら初めてかもしれない。

実は、このあと頑者に行く予定だったので、鴨と豆腐だけで蕎麦を注文。
運ばれてきたお蕎麦。星がきれいに入っている見るからに美しい蕎麦。
口にしてみると十割にしてはコシのあるきれいな歯ごたえ。喉ごしもいい。つゆもきりっと辛口でぼくの好みの味。うーん、幸せ。
こってりとした蕎麦湯の愉悦に浸っていると雑事を忘れる。
街並みもいいし、この建物もいい。
大人になってよかったな、と少し思った。
お店は川越市役所の向かい側。









