ファチマの聖母の会・プロライフ

お母さんのお腹の中の赤ちゃんの命が守られるために!天主の創られた生命の美しさ・大切さを忘れないために!

故糸永真一司教のカトリック時評より

2017年07月15日 | ファチマ
故糸永真一司教のカトリック時評より「ファティマの聖母とロザリオ」を引用します。



過日、“The True Story of Fatima”(本当のファティマ物語―聖母ご出現の一部始終)という96ページの小冊子がファティマ・センターから送られてきた。・・・この本を読んで、今あらためてファティマのメッセージの重要性を生々しく感じた。

ファティマにおける聖母のご出現は1917年5月13日に始まり、10月13日まで毎月1回、合計6回行われた。この不思議な出来事に対する人々の反応は賛否両論、極めて大きかったが、最後の出現の日、七色に輝く太陽の乱舞という奇跡によって出現の信憑性が証しされた。

そのうえ、教会の権威の公的な承認によってファティマにおける聖母のご出現とそのメッセージは、私的啓示の枠を超えて世界に大きな影響を及ぼすこととなった。次は前教皇ヨハネ・パウロ2世の言葉である。

「19世紀と20世紀にキリストの母がその姿を現し、その声を聞かせることによって、神の民にこのロザリオという観想的な祈りの形を勧めた出来事はよく知られています。わたしは、そのことのキリスト教的生活への大きな影響と、教会の権威から与えられた重大な認可のゆえに、ルルドとファティマの出現をとくに取り上げたいと思います」(使徒的書簡『おとめマリアのロザリオ』7)。

教皇の言葉通り、ファティマの聖母のメイン・メッセージは「罪びとの回心と世界平和のためロザリオを唱えなさい」ということであった。・・・

ヨハネ・パウロ2世教皇は、ロザリオの祈りは「福音全体の要約」であると言います。なぜなら、ロザリオは聖母と共に果されたキリストの救いの神秘を観想しながらその実現を願う祈りだからである。そして、レオ13世の次の言葉を引用している。「ロザリオは社会を害する悪と戦うための霊的武器である」。

「毎日ロザリオを唱えなさい」と勧めるファティマの聖母は、その意向として「罪びとの回心」と「世界平和」を挙げておられる。

まず、罪びとの回心であるが、罪とは、古い伝統的な表現によれば、「神から離れて、被造物に執着すること」と定義される(ローマ1,25参照)。従って、罪びととは、神を否認する人や、認めてもこれを恐れない人であり、神の意思を無視して自己や金や権力に執着する人々のほか、戦争やテロ、さまざまな争いや分裂を引き起こす人々のことであろう。

第二次世界大戦の後、60年余りにわたって大戦争は起こっていないが、テロやテロとの戦いをはじめ、内戦や経済的な侵略・搾取など、争いや分裂は後を絶たない。それは、現在も罪や罪びとが世に満ちていることのあかしである。従って、こういう罪びとが回心して神に立ち返り、そのみ旨に従って行動するとき、世界平和はおのずから実現することになる。そういう意味で、ファティマのメッセージは今も生きている。・・・

ファティマの聖母は最後のご出現で「わたしはロザリオの聖母です」と名乗られたが、10月7日は「ロザリオの聖母」の記念日であり、10月は「ロザリオの月」とされているから、今あらためてロザリオの祈りの重要性を想起すると同時に、福音宣教の発展のためにも大いにロザリオの祈りに親しみ、これを広めたいと思う。

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ファティマの聖母像巡回 (穂積)
2017-07-17 02:23:33
ファティマの聖母像が日本を巡回中で、
秋田の聖体奉仕会にも行くと知りました。
http://www.sankei.com/life/news/170713/lif1707130041-n1.html

100周年に大変意義深いと思います。
Re:ファチマの聖母像巡回 (「ファチマの聖母の会」)
2017-07-21 12:37:04
アヴェ・マリア!
初めまして 穂積さま!
ファチマのマリア様と秋田のマリア様とのコラボの情報とコメントをありがとうございます。

2013年10月13日 秋田の聖体奉仕会で世界十か国を結ぶ祈りの集い「聖母マリアとともに過ごす祈りの夜」が開かれ、ポルトガルのファチマからサンピエトロ広場に運ばれてきたファチマのマリア様の御像と衛星中継で結ばれました。
http://www.cathoshin.com/news/rome-akita/2895

マーチフォーライフ実行委員長の池田氏は この初コラボの祈りの夜 初めて秋田に巡礼されたとのことです。9か月後の2014年7月14日、マーチフォーライフが初めて日本でも実施されました。
そして今年2017年には、ファチマのマリア様がたくさんの参加者と一緒にちいさないのちを守るために行進してくださいました。

もとより秋田のマリア様はファチマのマリア様と同じことを告げられたと言われていますが、100周年に意義深いと思われることは、日本でファチマのマリア様のメッセージの意味をよく黙想して信仰を実践したいとするカトリック信者が増えていることと思います。

日本でファチマも秋田もあまり公に顧みられなかった長い期間がありましたが、その間も巡礼を重ね祈り続けてきてくださっておられるたくさんのカトリック信者の先達たちに深く感謝申し上げます。

二十世紀におけるマリア様からのメッセージである いのちを大切にすること、初土の信心が大切にされること、聖母の汚れなき御心への信心が確立されることなどが もっと広く知られて実践され 侮辱され冒涜され無視されているイエズス様の聖心とマリア様の御心をよくお慰めすることができますように。罪人の回心のために犠牲を捧げいのちと平和のためよく祈り実行できますように。

9月14・15日の「秋田聖母の日2017」の秋田の聖体奉仕会での「Our Lady of Fatima」と「Our Lady of Akita」とのコラボレーションは とても素晴らしいニュースですね。ローマ教皇庁大使ジョセフ・チェノットゥ大司教様もお見えになられるとのこと、大変意義深いことと思います。

穂積さま ファチマの聖母像巡回の情報をありがとうございました。

ファチマ百周年の今年 穂積様に ファチマの聖母のお恵みがいっそう豊かにありますようお祈りいたします。

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