散歩をしていたら、後ろで「どさっ」と何かが落ちる音がして振り返った。
スズメが二羽落ちてきた。
一羽は、ほとんど動けなかったが、
もう一羽が、一生懸命に起こそうとしていた。
道にいては危険があると感じたんだろう、道の端の茂みにくちばしで引っ張っていた。
夫婦だったのだろうか、親子だったのだろうか。
一羽が飛べなくなって落っこちてしまったのを、もう一羽がピイピイと泣きながら
避難しようとしていた。
空には、仲間なのだろう、数羽が激しくピイピイと泣き叫んでいた。
驚かせてはならない、と、そっとその場を後にしたが、
茂みの中に運ばれた一羽は、助からないだろうと思った。
スズメの深い愛情がうかがえた光景であった。
スズメが二羽落ちてきた。
一羽は、ほとんど動けなかったが、
もう一羽が、一生懸命に起こそうとしていた。
道にいては危険があると感じたんだろう、道の端の茂みにくちばしで引っ張っていた。
夫婦だったのだろうか、親子だったのだろうか。
一羽が飛べなくなって落っこちてしまったのを、もう一羽がピイピイと泣きながら
避難しようとしていた。
空には、仲間なのだろう、数羽が激しくピイピイと泣き叫んでいた。
驚かせてはならない、と、そっとその場を後にしたが、
茂みの中に運ばれた一羽は、助からないだろうと思った。
スズメの深い愛情がうかがえた光景であった。