レオの身体の中から、玉は見つかった。
戦乱状態の中、玉を奪われないためには身体の中に埋没させるしか方法が無かったのだ。
おそらく、母親からその玉の事を聴いた父親が、レオの身体にそれを埋め込んだ・・
ウォルの玉と、直人の玉、そしてレオの玉・・これでめでたく三つそろう事になった
地球の放射能レベルはほぼ正常状態になり、3つの玉の影響のすさまじさをおもいしらされた。
ウォルと、直人は、この玉をもって惑星アリオスに行く事に決めた。
アリオスの放射能レベルを正常に戻す為に・・
後藤博士は、緑化システムの心臓部を改変し恒常性を保つことに成功した。
それまで完璧であるとシステム保守スタッフに嘘をついてきたことを詫びた。このひとたちは、人格調整を受けずに、ずっと地下都市住民の命を守って来た人たちである。
後藤博士の提案により
地下都市の住民による自治政府がうちたてられ、
地下都市に住みたい人たちは、そのまま住む事が出来るし、
地上に戻る事も出来る、という方針を決定した。
地球上の緑や生き物も、戻ってきつつある・・・
直人を見送る時
静羅は「いつまでも、待ってるからね」と言ってくれた。
それから、
ウォル・ソドの船に乗り込んだ。
直人は、すこしずつ、
母と父の出逢いや、兄が・・どんな想いでいるか を 直人は受け取ることができるようになった。
母親は、スターシップで地球にたどり着き・・立花博士と出逢い
直人と レオを生んだ・・
父は、母親が宇宙人だという事を知っていた・・来るべき未来に起きる事もあるていど予見していた・・そして、旅たったのである。
宇宙空間に出て、まず最初にしたのはレオの身体を埋葬することからだった
『さようなら・・ごめん・・』
宇宙(そら)の彼方に星となっていく レオの身体をみまもりながら、
直人はレオと対話した。
『直人。 僕の 大切な人を紹介するよ。セリアだ。』
『はじめまして、直人くん・・』
『直人は肉体を離れた僕にすまない想いでいるかもしれないけれど
僕は、もう痛いことも・・飢えも・・乾きも・・なにも感じる事がなくて・・とても楽なんだ・・』
『わたしもよ・・それに・・今は レオと一緒にいられるから、本当に幸せ』
直人には2人が仲睦まじくしている姿が宇宙空間にうかんで見えた。
母親の姿も見えた
『直人・・私の愛しい子。あなたにはたいへん苦しいおもいをさせてしまったかもしれない。 でも、これからは 二つの星のかけはしになって・・
私はレオに言い続けたのよ・・武器をなくしなさいと。
あなたは、貴方自身が「武器」であることをよく知っている・・
あなた自身が人を傷つけずに生きる事・・私はそれを 望んでいるわ・・そして
世界を平和に 導くのよ
恐れとか
ゆるせないとか 憎しみとか
羨み 妬み・・怒り・・恨む気持ち・・・
相手からエネルギーを抜き取り、奪う気持ちが あなたの武器となってしまう。
あなたが、瞬時に落ち着き 相手の立ち場になり
思いやりをもって考える事を覚えれば・・
あなたの内なる優しい思いやりのエネルギーを産み出す事が出来るようになれば・・
相手から奪う事も無くなる・・戦争は無くなるのよ・・
それを覚えていてね・・』
『難しいかもしれないけど・・頑張るよ・でないと沢山の人を僕は殺してしまうかもしれない・・から・・』
『がんばってね・・』
宇宙空間にしばし漂ったあと、アリオスに向けて、船主を向けた。
もう一つの母なる星。
『直人、みてごらん。君の星を』
ウォルの声に、後ろを初めて振り返った。
スクリーン 一杯に広がる地球・・・・
緑と土色の大地、青い海と白い雲が覆い
宇宙空間に輝いている。
まるで核戦争などが起きたなんて嘘のように
生命があふれる大地がひろがっていた・・・
「地球・・ 地球・・・・・
なんて・・
なんて美しいんだ・・・」
涙が溢れた
スクリ−ンに倒れ込むようにひざまづき、
地球に頬をよせた。
そして、また 帰ってくる事を誓った
『今度訪れる時は、もっともっと美しい地球が見られる・・そうに違いない
いや
きっとそうする
この
星を、俺は守るんだ』
直人は、
アリオスに向かう船のなか
いつまでもいつまでも
振り返り 地球をみつめていた。
_____fin___________
戦乱状態の中、玉を奪われないためには身体の中に埋没させるしか方法が無かったのだ。
おそらく、母親からその玉の事を聴いた父親が、レオの身体にそれを埋め込んだ・・
ウォルの玉と、直人の玉、そしてレオの玉・・これでめでたく三つそろう事になった
地球の放射能レベルはほぼ正常状態になり、3つの玉の影響のすさまじさをおもいしらされた。
ウォルと、直人は、この玉をもって惑星アリオスに行く事に決めた。
アリオスの放射能レベルを正常に戻す為に・・
後藤博士は、緑化システムの心臓部を改変し恒常性を保つことに成功した。
それまで完璧であるとシステム保守スタッフに嘘をついてきたことを詫びた。このひとたちは、人格調整を受けずに、ずっと地下都市住民の命を守って来た人たちである。
後藤博士の提案により
地下都市の住民による自治政府がうちたてられ、
地下都市に住みたい人たちは、そのまま住む事が出来るし、
地上に戻る事も出来る、という方針を決定した。
地球上の緑や生き物も、戻ってきつつある・・・
直人を見送る時
静羅は「いつまでも、待ってるからね」と言ってくれた。
それから、
ウォル・ソドの船に乗り込んだ。
直人は、すこしずつ、
母と父の出逢いや、兄が・・どんな想いでいるか を 直人は受け取ることができるようになった。
母親は、スターシップで地球にたどり着き・・立花博士と出逢い
直人と レオを生んだ・・
父は、母親が宇宙人だという事を知っていた・・来るべき未来に起きる事もあるていど予見していた・・そして、旅たったのである。
宇宙空間に出て、まず最初にしたのはレオの身体を埋葬することからだった
『さようなら・・ごめん・・』
宇宙(そら)の彼方に星となっていく レオの身体をみまもりながら、
直人はレオと対話した。
『直人。 僕の 大切な人を紹介するよ。セリアだ。』
『はじめまして、直人くん・・』
『直人は肉体を離れた僕にすまない想いでいるかもしれないけれど
僕は、もう痛いことも・・飢えも・・乾きも・・なにも感じる事がなくて・・とても楽なんだ・・』
『わたしもよ・・それに・・今は レオと一緒にいられるから、本当に幸せ』
直人には2人が仲睦まじくしている姿が宇宙空間にうかんで見えた。
母親の姿も見えた
『直人・・私の愛しい子。あなたにはたいへん苦しいおもいをさせてしまったかもしれない。 でも、これからは 二つの星のかけはしになって・・
私はレオに言い続けたのよ・・武器をなくしなさいと。
あなたは、貴方自身が「武器」であることをよく知っている・・
あなた自身が人を傷つけずに生きる事・・私はそれを 望んでいるわ・・そして
世界を平和に 導くのよ
恐れとか
ゆるせないとか 憎しみとか
羨み 妬み・・怒り・・恨む気持ち・・・
相手からエネルギーを抜き取り、奪う気持ちが あなたの武器となってしまう。
あなたが、瞬時に落ち着き 相手の立ち場になり
思いやりをもって考える事を覚えれば・・
あなたの内なる優しい思いやりのエネルギーを産み出す事が出来るようになれば・・
相手から奪う事も無くなる・・戦争は無くなるのよ・・
それを覚えていてね・・』
『難しいかもしれないけど・・頑張るよ・でないと沢山の人を僕は殺してしまうかもしれない・・から・・』
『がんばってね・・』
宇宙空間にしばし漂ったあと、アリオスに向けて、船主を向けた。
もう一つの母なる星。
『直人、みてごらん。君の星を』
ウォルの声に、後ろを初めて振り返った。
スクリーン 一杯に広がる地球・・・・
緑と土色の大地、青い海と白い雲が覆い
宇宙空間に輝いている。
まるで核戦争などが起きたなんて嘘のように
生命があふれる大地がひろがっていた・・・
「地球・・ 地球・・・・・
なんて・・
なんて美しいんだ・・・」
涙が溢れた
スクリ−ンに倒れ込むようにひざまづき、
地球に頬をよせた。
そして、また 帰ってくる事を誓った
『今度訪れる時は、もっともっと美しい地球が見られる・・そうに違いない
いや
きっとそうする
この
星を、俺は守るんだ』
直人は、
アリオスに向かう船のなか
いつまでもいつまでも
振り返り 地球をみつめていた。
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