写真を撮ったり、山に登ったり、生活したり、旅しながらやってます。
旅しながらやってます。



船は渤海を通り、営口へ向かっていく。
進行方向右側には遼東半島が見えるはずだが、
空は晴れているものの、すぐ先が霞んで見えない。
着岸30分ほど前になり、ようやく陸が見え始め、
それが港だということがわかった。

いよいよ中国に上陸。
船を降り、イミグレーションまでバスに乗せられる。
韓国と違い、表記が漢字なので、
その場所が何なのか、何を意味しているのか、
大体の意味がありがたい。
入国審査の列に並ぶ。
ちなみにビザは事前に取得していない。
日本人が中国に入国する際に15日間ビザ不要になってから、
2年近く経っているが、当初は地方ではまだまだその認識がなく、
揉めるケースもあったと聞く。
地方都市とはいえ、国際港そんなことはないと思うが・・・。
私の順番が回ってきた。
日本人がこの国境を使うこと自体珍しいのだろうか。
まずは表紙、顔写真をまじまじと見られる。
そして、今までの入国スタンプ、ビザを丹念に見ていく。
なにやら係官が3人集まってきてなにやら話している。
おいおい、大丈夫か。
話し合った後に、無事スタンプは押され、
前の人の5倍近く、時間はかかったものの、入国を果たした。

続いて税関。
荷物を全部出せといわれる。
一つ一つ出していくとPCを出したところで、すかさずチェックが入る。
X線で目星をつけていたのだろうか。
中国語で質問を受けるがもちろん解らない。
近くを通った韓国人が通訳に入るがハングルだって解らない。
日本人だと言うと、ゲッという顔をして、
もういいという感じで、手を振られた。
ラッキー、日本人で得をした。

待合室まで出て行き、両替所を探すがない。
今日は日曜日、街中に出て行ってもだめだろう。
仕方がない、また闇チェンするしかない。
とりあえず売店のおばちゃんに話しかける。
とはいっても日本語はもちろん、英語も理解してもらえない。
米ドルを見せ、筆談を試みていると、近くにいた韓国人が加わってくる。
この人は少しだけ日本語ができ、交渉をし、レートに納得すると、
近くに中国人が、よっしゃ任せとけ、という感じで外に出て行き、
すぐに金を持って戻ってきた。
20米ドル+4000ウォンで200元を手に入れた。
これで2、3日は大丈夫だ。

船の中で聞いた所によると、営口からの長距離移動は難しいらしい。
そして、先ほどの韓国人に聞くと、地元の中国人に聞いてくれ、
それならいったん瀋陽に行ったほうがいいと言われる。
バスターミナルの場所もまったくわからない。
タクシーとの交渉もやってくれ、ターミナルに行くことができた。
バスを待つ間に食事に取ろうと食堂に入る。
昨日は慌しかったため乗船前に食事を取れず、
船の中でもカップめんとお菓子しか食べていない。
しっかりと食べたいと思い、
目に付いた、麻婆豆腐8元と炒飯5元を頼む。
すると、信じられないくらいの量が出てきた。
特に麻婆豆腐のほうは日本だったら5〜6人前はありそうな量だ。
かといって、量が多いだけでなく、味のほうも良い。
炒飯は米同士がくっついてなく、さらさらしており、食感が良い。
しかし、さすがに食べきれない。
大半を残してしまった。すいません。

バスが出発して、あたりを見回すとあちこちでビルを建てている。
地方でもこうなのだから、大都市部はどんなことになっているのだろう。
そして、バスは高速に入る。
正直、多少の悪路を想像していたのだが、
びっくりするぐらい整備された道だった。
バスは雨漏りがするものの、
これなら中国におけるバスの旅は快適にできそうだ。

高速沿いには永遠に永遠に農地が続いている。
地図で見てもこの辺り一帯は平野部だ。
所々に背の高い木があるので地平線は中々見えないが、
わずかに気の隙間からその地平線が見える。
やがてその大地に日が沈んでいった。
瀋陽に着いたのは日が暮れてからだった。
バスが止まったところの目の前にある国営旅館に入ってみるが、
条件がよくない。
街に出て、探そうと思い、船からずっと一緒だった、
中年二人組にそこで話しかけた。
その二人組みは韓国人で日本語を話すことがで、
自分たちも今、人を待っているから、
その人に聞こうと言われる。
そして、瀋陽に住む韓国人夫婦が現れ、
それなら家に泊まれと言われる。
いいのかなと思ったが、遠慮せずに泊まることにした。
挙句に焼肉までご馳走に。
夜は日本語の通じない出迎えに来た韓国人と囲碁をやったりと、
なんとも幸運な中国初日の夜だった。

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