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ハイドアンドシーク(アナザーエンディング)

2005年05月12日 23時42分03秒 | 映画(洋画)
今日はレディース・ディ!とくりゃ、映画を見に行くしかないでしょう(笑)

例のごとく、友人を連行しいざ「ハイドアンドシーク」へ。
<超感動スリラー>をキャッチコピーにうたっている、ハイド・アンド・シーク。初めて知った時から、スリラーのくせに<超>感動ってどんだけ滅茶苦茶なんだろう…?と、ドキドキワクワクしていた。前半部分は比較的午前中のシーンが多くて嵐の前の静けさ加減を演出している。というか、少々眠くなったという事実もあったり…。主演がロバート・デ・ニーロとダコタ・ファニングでなければ、確実に寝ていただろう。見せ場に入ると「暗闇のかくれんぼ」というだけあって、夜のシーンが続く。わたしはこの映画は「暗闇のかくれんぼ」というよりも、むしろ「暗闇の追いかけっこ」という印象を受けた。まぁ、詳しくは映画を見ていただけると分かると思う。

実は観にいったのは、「ハイドアンドシーク(アナザーエンディング)」だったりする。観た後に気付いたが、そもそも通常エンディングを知らないので、アナザーエンディングと言っても、どこら辺がアナザーなのかさっぱり分からない、という落とし穴。通常版よりもかなり衝撃的で恐ろしいエンディングという噂だが、正直言うと意外に期待外れだった。オチが分かっても、「あーそうなんだー」くらいである。
保安官に不動産屋(?)、おまけに隣人といった登場人物が盛りだくさんで、どれをとっても怪しいことこの上ない。映画の所々に怪しさ全開な雰囲気を充満させてはいるのだが、どうもそれらが生かしきれていないのが勿体無い。それの最たるものが最後のシーンだ。最後のシーンは一体何が言いたかったのだろうか?…ん?もしかしてそれが分かっていないのは私だけなのだろうか?そんな感じでどうも、私にとっては消化不良のすっきりしない映画だった。また、気になることがもう一点。<超感動スリラー>のスリラーの部分は分かる。で、「超感動」はどこに行ったッ?
うぅむ…、このキャッチコピーを考えた宣伝担当者はある意味、賞賛に値する。この映画のどこをとって感動と銘打ったのか…。とてもチャレンジャーな人に違いない。とうか、捨て身の悲壮ささえ感じてしまうのはなぜだろう。

まぁ、天才子役の名にふさわしいダコタ・ファニングの演技と恐怖を表現するにふさわしいメイクは十分に見所がある。ダコタ・ファニングの表情に騙される観客は多いのではないだろうか。そしてロバート・デ・ニーロもさすがというべきか。彼の演技の自然さと迫力に違和感はまったく感じない。この二人の共演というだけでも、十分に価値のある映画だ。
というか、この二人が出演していたからこそ、この緊迫感を表現できたのだろう。

と、これだけ好き勝手にほざいておきながら、既に通常版エンディングも観てみたいと思い始めているあたり、映画会社の思うツボなのだろうなぁ…(苦笑)

追伸(?)
ダコタ・ファニングは相変わらず可愛かったw


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